IELTS対策

私がIELTS5.5から7.0まで到達した学習方法を全公開【実体験】

IELTS講師のKumiko(@IELTS_expert)です。

今回は私の講座の受講生であるArataさんに、IELTS5.5から始めて、目標スコアである7.0を達成した方法を詳細に書いてもらいました。

臨場感・ユーモアたっぷりに書いていただきましたので、楽しく読めて、これから対策を始める方の参考になるはずです!

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ブログの読者の皆さま、はじめまして、Arata(@aratakojima)と申します。

ようやくIELTS(アカデミック)のOverallで5.5から7.0まで到達したので、その経験をシェアさせてください。

皆さんの勉強の役に立てば嬉しいです。

英語を学習する理由・背景

大学は経営学部でそれほど英語を使わず、しごとでも年に1回くらいしか使わないというそれなりにドメスティックな環境で生きてきました。

また、短期も含めて、留学経験はありません。

それでも、いつか海外の大学院に進学したいと思っていたので、英語をずっと独学で勉強してきました。

 

IELTSスコアの推移

はじめに、IELTSスコアの推移を掲載しておきます。

Listening Reading Writing Speaking Overall
2014年2月 4.5 6.0 5.5 5.0 5.5
2017年7月 6.0 6.0 5.5 5.5 6.0
2019年6月 5.5 6.5 6.0 5.0 6.0
2019年11月 6.0 6.5 5.5 5.5 6.0
2022年2月 6.5 6.0 6.0 6.5 6.5
2022年6月 6.5 7.5 6.0 6.0 6.5
2022年7月 7.0 7.5 6.5 6.0 7.0

 

はじめて受験したのが2014年で、そのときは5.5(ちなみに同時期に受験したTOEICが800弱でした)。

過去問を全く解かずにチャレンジしたので、問題文や問題形式すら理解できないという散々な結果でした。

そのあとも6.0で長い期間スタックするのですが、5年ほどかけて6.5に到達し、さらに2022年7月に7.0も達成できました。

 

6.0から6.5を取った時の勉強方法

僕は森沢洋介先生の「英語上達完全マップ」の信者なので(笑)、6.0から6.5時代はほとんど森沢先生のやり方でしかやっていません。

(Kumiko注)ちなみに、英語上達完全マップについては、下記の本をご参照ください。

IELTS対策の本ではなく、英語の独学方法を大枠で示してくれているものです。

 

 

週5日で1日平均2時間で、音読パッケージと瞬間英作文をやっていました。

教材は森沢先生のオススメであったり、ほかの方がブログで紹介されたものを中心にやりました。

2019年秋から2020年夏くらいまで、オンライン英会話スクールで、週1日から2日で50分ほどのレッスンを受けていました。

テーマはIELTSのスピーキングテストを模したもので、先生に質問を出してもらい、僕がそれに回答し、先生に文法や表現をチェックしてもらうという流れで進めていました。

2021年後半から英語の本を読み始めました(しごと上必要になったこともあります)。

この頃から今も読んでいるのは、自分のしごとに関係する論文、教科書、レポートの類です。

この時期以前にも、英語の読書は何度かトライしていましたが、続きませんでした。

英語の読書が面白くない・ツライ理由は、

  1. 分からない英単語を調べるのが面倒、
  2. 自分が学びたい分野ではない、の2つに大別できると思います。

けれども、自分の専門分野であれば、単語や表現がわからなくても、こういう意味だろうと推測できるので、辞書を引く頻度は下がりますし、自分の専門分野の理解度も上がるので、とても効率的だと思います。

特に、自分の専門分野について扱った大学レベルの教科書は、その分野を学ぶ上でもよい教材でした。

IELTSそのものの対策としては、ケンブリッジの公式問題集の10と11を解いたくらいです。

つまり、6.0から6.5はIELTSの対策自体をほとんどやらずに、自力で達成することができました(5年かかりました)。

 

6.5から7.0を取った時の勉強方法

英語圏の大半の大学院はIELTSのOverallで6.5を持っていれば、英語の足切りを免れることができます(トップ校は7.0以上)。

ただ、Writingは6.5以上などいくつかの制限を設けている大学院もあります。

そのため、Overallで7.0を目指せば、そういった条件をクリアできますし、なによりこれまで英語に時間を投じてきた自分の自信につながると考えました。

なぜ、Kumiko先生の講座を受けたのか

一方で、6.5を達成した反動からか、これからさらに数年間をIELTSの勉強に充てるというモチベーションを維持できないとも感じました。

また、誰からのアドバイスもなく、IELTSを受け続けることによる非効率さも気になっていました。

そこで、以前からちょくちょくこのブログを拝見していたKumiko先生が独学向けのIELTSオンライン講座をやっていると見たので、「よし、これがIELTSの最後の半年間だ」と決め、受講することにしました。

ほかのIELTSスクールに通学することも若干検討したのですが、自分の性格上・時間の足りなさから、通学の時間がもったいないと判断しました。

英語の基礎力を向上させる

2022年4月から7月はIELTS集中期間と定め、ほぼすべての時間を英語の勉強に投じました。

この時期にどんな勉強をしていたのかを詳しく書いておきます。

森沢先生オススメの音読パッケージと瞬間英作文は継続しました。

音読パッケージは、この頃は、IELTSのListeningの問題そのものを教材にしました。

英単語や表現を覚えることよりも、IELTS独自(もしくはネイティブに近い?)の会話の流れや雰囲気を身体に染み込ませておくことが大事だと考えたからです。

最後の2週間ほどは、TED-Edのコンテンツを使っていました。

瞬間英作文は、日本の大学受験用の長文問題を教材にしました。

瞬間英作文は、SpeakingよりもWritingに効用があるという感覚を得ていたため、大学受験の長文レベルを自分で書けるようになれば、Writingが伸びると考えたからです。

IELTSの全般的な対策

まず、Kumiko先生の講座を1ヶ月ほど掛けて、読んで、聞きました。

また、自分が大事だと思う点をEvernoteにメモしておき、適宜見直すようにしました。

英単語は、実は、時間がそれほど確保できなかったので、あまりやっていません。

Kumiko先生の講座では10種類ほど英単語帳が提供されていますが、僕はその中から6種類を集中的に覚えるようにしました。

また、自分が使いたい英単語や表現をEvernoteに書き写し、そのノートも定期的に見返しました。

IELTSリスニングの対策

Listeningの対策は、大きく3つ。

1. 上記で触れた音読パッケージ

2. 英語字幕付きの英語のドラマやYouTube

3. BBCニュースのヒアリング

4. 公式問題集です。

 

2022年4月頃にNetflixを契約して、英語字幕付きの英語のドラマを毎日観るようにしました。

はじめは、シーズン1だけ見終わっていた「ブレイキング・バッド」にトライしたのですが、英語がガチで汚い(笑)

ストーリーは面白いけれども、これは役に立たんと判断し、話題になっていた「ストレンジャー・シングス」をシーズン1から3まで見ました。

BBCニュースのヒアリングは、通勤時や家からちょっと外出するときに、スマホのアプリで聞くようにしました。

これ自体でListeningが上がるわけではないと思いますが、できるだけ英語を見聞きする環境に身を置いたほうがよいというKumiko先生のアドバイスに従いました。

ケンブリッジのIELTS公式問題集は15だけ解き、Kumiko先生のやり方で間違った問題を分析しました。

結果、僕の場合は、問題文の読み方と内容の聞き取り方にいくつか問題があることがわかりました。

Kumiko注)公式問題集については、下記の記事に詳細がありますのでご参照ください。

【2022年最新版】IELTS講師が厳選したおすすめ教材9冊と効果的な使い方IELTS対策におすすめの教材、テキスト、参考書、問題集9冊の特徴と使い方を、IELTS講師歴6年の私がレビューします。英語(洋書)と日本語のテキストから厳選しています。すべて、私がレッスンで使ってきているものです。これを読めば、どの段階で何を買ってどう使うのかがわかります。...

IELTSリーディングの対策

特に何もやっていません(笑)

引き続き、英語の本、レポート、論文を定期的に読むようにしました。

それでも、2022年2月から6月のたった4ヶ月間で1.5も上がったので、英語による情報処理の速さや正確さが格段に上がったのだと感じました。

IELTS公式問題集の15を解き、Listeningと同じように間違った問題の分析を行いました

公式問題集では8.0くらいのスコアを叩き出せたので、これ以上の対策は時間がもったいないと判断し、早めに切り上げました。

IELTSライティングの対策

鬼門でした。

スコアの推移を見てもらえばわかるように、これまで一番伸びていないのがWritingでした。

まず、Kumiko先生の講座で解説されているストラクチャー(IELTSのWritingを行う際の基本的な構成みたいなもの)を使って10回分のサンプルテストを解き、ストラクチャーを習得しました

また、そのうちの1回はKumiko先生にチェックしてもらいました。

Kumiko先生の採点では6.5から7.0だったので、これはいけるのでは!と感じました。

2022年6月にIELTSを受験し、かなり手応えがあったのですが、変わらずの6.0。

このときの絶望感たるや(笑)

これは、たぶんに、何かを根本的に誤解している、または問題によって何かを見逃していると考え、セカンドオピニオンを試しました。

2022年6月後半から7月中旬まで、IELTS界隈でめっちゃ厳しいと言われるネイティブの先生に、ケンブリッジのIELTS公式問題集のWritingのTask2のエッセイを書くたびにチェックしてもらいました。

なかなかに心が折れるくらいの厳しい指摘が続きました(指摘自体は本当にそのとおりだと思う)。

僕の場合は、問題文の理解、トピックセンテンス、スペルや文法の間違いなど、なかなか多くの課題があることがわかりました。

2022年7月受験の際は、Kumiko先生のストラクチャーの上に、そのネイティブの先生の指摘を上乗せするような形で回答をまとめ、ようやく6.5に到達しました。

IELTSスピーキングの対策

過去の経験から最高で6.5は取れるはずだと思っていましたが、問題によってはあまりよいアイディアが思い浮かばないことが続いてしまい、6.0で終えました。

オンライン英会話スクールは2022年4月から7月まで再開しました。

結果的に、IELTSのサンプル問題集を70ほどやりました。

サンプル問題を解いていく中で、講師と雑談できるほどの英会話力が身についたことは結果的によかったと思っています。

また、Kumiko先生の講座の指南を受けて、IELTSのTask2でよく聞かれるテーマは、それぞれの質問に対する回答を書き出し、一通り話せるように練習しました。

 

IELTSの勉強を続けての感想

IELTSは本当によくできた試験問題だと思います(たまに回答が納得できないことはありますが(笑)。

自分の英語力を測るモノサシとして、IELTSにこの10年ほど取り組んできましたが、一昨年より去年、去年より今年のほうが、確実に自分の英語力は伸びていると実感できます

例えば、一昨年まではよほど意識していないと、無生物主語や動名詞を主語にした英作文はできませんでしたが、いまは割と平気で使えるようになっています。

ただ、6.0から6.5は、正直、時間を掛けすぎたと思っています。

英語の基礎力を向上させることと、IELTSで必要なスコアを獲得することは、英語を勉強するという意味では変わりませんが、やはり力点が異なってきます。

そういう意味では、平均で6.0を取れた時点で、IELTSのスコアメイキングにシフトしてもよかったのかもしれません。

 

まとめ

Arataさんは私の講座の受講中も積極的な姿勢を見せていただき、質問や添削もしっかりとしていただきました。

他の受講生を掲示板にてサポートいただいたり試験の情報をシェアしてくださったりと、とても感謝しています。

今回、あらためて学習体験記を見て、非常に効率的、かつ効果的な戦略を練って、着実に実行しておられたことに感心しました。

色々なところからエッセンスをもらいながらも、ご自身の基準により、良い・悪いの判断をして、取り入れるところは取り入れる・取り入れないところはいれない、という筋の通った考え方が勝因かな、と思います。

IELTS5.5からの対策を行う方、とくになかなか6.5の壁を越えられない方の参考になる記事かと思います。

※Arataさんは最後のライティングやスピーキングで添削やオンライン英会話での指導も取り入れておられますが、オンライン講座でも添削は行っておりますので、オンライン講座を受講される場合、これらのサービスは必須ではありません。

Arataさんが6.5から7.0を取った時に受講していた、KumikoのIELTSオンライン講座はこちら

 

ABOUT ME
Kumiko
カナダで語学学校を10年経営し、IELTS対策をはじめ、TOEIC、英文法、ビジネス英語、翻訳、通訳、英会話などさまざまなコースで指導してきました。2022年秋に明日香出版社よりIELTS対策本を出版予定。詳しいプロフィールはこちら
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