IELTS っていろいろなぞの多い試験だと思います。
これから日本でもどんどん広まっていくと思いますが、現在までわたしが受けた質問をまとめてみますね。
目次
IELTS(アイエルツ)とは何ですか?
A. International English Language Testing Systemの大文字の部分をとってIELTS、アイエルツと呼ばれています。
TOEIC®, TOEFL®, 英検などと並んで、英語の試験のひとつです。主に、英語圏(イギリス、アメリカ、オーストラリア、ニュージーランド、カナダ)の大学・大学院・カレッジに留学したり、移民(永住権)を申請したりするときに必要になるテストです。
日本では、英検協会とブリティッシュ・カウンシルがテストの実施をしています。
IELTSって、どんなテスト?
A. リスニング、リーディング、ライティング、スピーキングと英語の4つのスキルがすべて試されるテストです。
TOEIC(トーイック)と違い、記述式で、スペルも採点されます。
TOEFL(iBT)と違い、スピーキングは面接官と1対1で話す形式です。ぜんぶで3時間半ほどの長いテストです・・・。下のページも参考にどうぞ。
Academic(アカデミック)とGeneral(ジェネラル)の2種類があります。
アカデミックは、留学に必要で、ジェネラルは移民に必要なテストで、それぞれの目的に合わせたものを受験しなければいけません(交換不可ですのでご注意)。しかし、この二つの違いはライティングとリーディングのみです。
ブリティッシュ・カウンシル(IELTSを運営する機関のひとつ)が試験当日の流れをビデオにしていますので、試験の前はこれを観ておくといいですね!
IELTSのスコアは、どういう設定なんでしょうか?
A. IELTSのスコアは1.0~9.0で出てきます。0.5きざみです。
英検と違って、合格・不合格ではなく、TOEICやTOEFLと同じで、必要なスコアを自分で調べたり設定してそれを目指すタイプです。
このサイトで私が「合格スコア」とか「目標スコア」と呼んでいるのは、それぞれの受験者が必要とするスコア、という意味です。
4つのスキルを平均で出したものがOverall(オーバーオール)スコアと呼ばれます。必要になるスコアは、この平均スコアを指すときもありますし、一つひとつのスキルに指定がある場合もあります。
必要となるスコアって?
A. 1.0~9.0のうち、自分が必要とするスコアをまず調べる必要があります(TOEICでも、700が必要、とか、800を目指そう、と言いますよね)。
目安としては、イギリスなどの英語圏の大学はOverallで6.0くらい、大学院は6.5や7.0など。移民は各スキル5くらいですが、これは一人ひとりの状況で大きく変わってきますので、移民弁護士やコンサルタントなど、専門家の方にご相談ください。
いまいち、スコアのイメージがわかないんですけど。
A. 満点が9.0のテストって、イメージわきにくいですよね?!満点とっても、イマイチ喜べないような・・・。こちらの記事で、私の独断と偏見で、でも経験に基づいてTOEICスコアとの比較を書いていますのでご参照ください。
あと、スピーキングは英検協会が公開しているこの動画を見ると、試験の流れとスコアのイメージがつかめます!
動画で比べる!グローバル人材のコミュニケーションイメージ
TOEFL(トフル)とIELTSの違いは何?
A. TOEFLの勉強法として、テンプレートやテクニックが重視されるという特徴がありますが、IELTSはどちらかというとそういう表面的なものを嫌う傾向にあります。
つまり自然な英語のコミュニケーション能力が重視されるわけです。スピーキングが対人の面接形式であるということにもそれが現れていますし、ライティングの採点基準も、そのようになっているようです。
下のページも参考にどうぞ。
IELTSって英語力アップに効くの?
A. はい、効きます!!!
特に、中級から上級への壁を越えたい方にいちばん適しています。上級への壁を越えたい方のスコア目標としては7~8が良いでしょう。
IELTSはTOEICなどと違い、記述式(スペルも含め、すべて書かなければいけない)で、リスニング・リーディング・ライティング・スピーキングのすべてのスキルが試されるため、バランスよく英語力を磨くことができます。
IELTSは難しいのですが、スコア7や8を目指していたら、いつのまにか自分の英語力が全体的にアップしていることに驚くと思います。
詳しくは、こちらの記事をご覧ください。
わたし、IELTS受けたほうがいい?
A. いますぐ、IELTSの勉強をはじめるべきだ!と私が考えるのは下記の方です。
・留学の可能性がある(具体的に決まっていなくても!)
・移民の可能性がある(具体的に決まっていなくても!)
・英語で伸び悩んでいる(特に英語の勉強をはじめてから1~2年、中級者の方で上級にステップアップしたい)
・TOEICはなんか違うなと思う
・スピーキングを伸ばしたい。特に何かを説明したりとか、長い文章になるとつまる
・単語力を伸ばしたい。ちょっとインテリなカンジでしゃべれたらいいなぁ。ネイティブと議論したりしたい。
・英語の勉強を続けてるけど、伸びてるかどうかわからなくて、心が折れそう。
・さてこれからどうする?
上記にあてはまる方は、ぜひぜひ、IELTSにチャレンジしてみてください!
留学や移民の可能性がある方は、どうか早めに始めてください。早めに始めても、ぜったいに後悔しません!ぎりぎりになってあわてる方がとっても多いのです。
IELTSは独学で勉強できる?
はい、できます。
というか、むしろ独学を前提としてください。
私の7日間メール講座「独学でIELTSの目標スコアを取る方法」(無料)では、
なぜ独学ではないといけないのか?という理由や、
IELTSを「独学で」勉強して結果を出す方法を具体的に解説しております。
特典としてIELTSで必須の単語集を差し上げておりますので、独学のスタートにぜひどうぞ。
IELTS for UKVIとは何ですか?
A. テスト形式などすべてはIELTSと変わらないのですが、もし留学先や移民局から指定されたら、IELTS for UKVIを受けなければいけません。受験料が高い!
対策は通常のIELTSとまったく同じです。
※TOEIC、TOEFLの比較はあくまでも目安で主観的なものです。それぞれのテスト実施機関の公式の見解ではありませんので、ご了承ください。
「独学でIELTSの目標スコアを取る方法」では、IELTSを「独学で」勉強して結果を出す方法を具体的に解説しております。
独学のスタートにぜひどうぞ!