IELTSリーディング(Reading)

IELTSリーディングの初心者はこのステップで進めよう【アカデミック、ジェネラル共通】

リーディングは、IELTS学習者が初めてぶち当たる壁かもしれません。

  • 今からリーディングの勉強を始めようと思っているが、何からやったら良いかわからない・・・
  • リーディングを初めて解いてみて、正解数が10問以下だった・・・
  • 時間がぜんぜん足りないけど、どういうこと?!

という方に向けて、対処法を書いていきたいと思います。

今の段階では、「何をどうしたら良いやら!」と焦る気持ちが一番あると思います。

しかし焦らずに、一歩一歩進めていくことが重要です。

具体的にどう学習を進めていったら良いのか、書いていきますので、安心してくださいね。

まずは、本番形式で時間を測って問題を解く

もし、まだIELTSの問題を解いたことが無い場合は、必ず最初に本番形式で、時間を測って一気に解いてみましょう。

これは非常に重要なプロセスなので飛ばさないようにしてください。

  • 1パッセージだけ解く
  • 時間を測らない
  • 公式問題集以外の問題集を使う

これらはやめてください。

しっかりと時間をとって60分を測って一気に40問解いてください。

そして、公式問題集を使うことがとても重要です。

4千円程度するので一般的な参考書よりは高いですが、IELTS学習には絶対に必要な投資です。

少し特殊な問題集なのでこちらの記事を参考にして、Amazonで買ってください。

IELTS講師が厳選したおすすめ教材9冊と効果的な使い方【2021年最新版】IELTS対策におすすめの教材、テキスト、参考書、問題集9冊の特徴と使い方を、IELTS講師歴6年の私がレビューします。英語(洋書)と日本語のテキストから厳選しています。すべて、私がレッスンで使ってきているものです。これを読めば、どの段階で何を買ってどう使うのかがわかります。...

公式問題集では、巻末に答えが載っているので、答え合わせと、正解数の数を数えてみてください。

正解数とスコアの相関関係は次のようになります。

【アカデミック】

正解数 スコア目安
4 ~ 5 2.5
6 ~ 7 3.0
8 ~ 10 3.5
10 ~ 12 4.0
13 ~ 14 4.5
15 ~ 18 5.0
19 ~ 22 5.5
23 ~ 26 6.0

【ジェネラル】

正解数 スコア目安
6 ~ 8 2.5
9 ~ 11 3.0
12 ~ 14 3.5
15 ~ 18 4.0
19 ~ 22 4.5
23 ~ 26 5.0
27 ~ 29 5.5
30 ~ 31 6.0

※ジェネラルは正解数が上がりやすいので、アカデミックとは少し違うスコア計算になっています。

結果はいかがでしたか?

問題を時間を測って解いた結果、正解数が10問以下だった方に向けて、ここから下に書いていきますね。

 

問題文を全文、日本語訳にする

時間を測って解いた問題を使っていきます。

まず、問題文(設問文)を全文、日本語訳にしていきましょう。

本文ではありませんよ!

リーディングで「内容がわからない!」となると、どうしても本文をすべて精読(辞書を引きながらすべてを日本語訳にしていくこと)したくなりますが、それは避けて、問題文(設問文)のみを日本語訳にするようにすることを徹底してください。

問題文とは、どこの部分のことを指すのか?ということについて画像とともに説明していますので、こちらの記事をご参照ください。

IELTSリスニング・リーディングのコツは問題文(設問文)にあるIELTSのリーディング・リスニングは厳しい時間制限があるので、あせりからか、流し読みをしなきゃ!ぜんぶ読んでいる暇はない!という気持ちから、問題文(設問文)もわりと適当に読んでしまう方も多いようです。でも、それは間違いです!今まで1,000人以上のIELTS学習者の指導をしてきていますが、いつもいつも言っている内容をこの記事には書いています。...

そして、文章を逐一日本語にしたら、その後に、自分の言葉で、誰かに説明してもわかるような文章(意訳)に書き直してください。

直訳→意訳の2段階ですね。

例)

英語:Many experts believe California has made little progress in readying itself to fight fires.

直訳:多くの専門家は信じる、カリフォルニアは火災と戦うことに準備することにおいてほとんど進歩していない。

意訳:多くの専門家は言っている、カリフォルニアの政府は、前から火災の対策が進んでいない。

↑この違いわかりますでしょうか?

「火災と戦うこと」ってまず何やねん、となりますが、こういった表現を作者の意図を汲んで、通じる日本語に直す、という意味ですね。

もし、慣れてきて、「直訳」のステップを踏まずに「意訳」だけで済むようならそれでもOKです。

ただ、内容を取りこぼさないように詳細までしっかり訳すことが大事です。

最終的には、もちろんこの作業を頭の中でサッとできるようになるのが目標なわけですが、とりあえずこの感覚をつかむために、時間は気にせずに行ってみてください

 

わからない単語を辞書で調べ、覚える

上の「問題文を日本語訳にする」作業をやる中で、わからない単語を辞書で調べ、単語ノートやアプリに別途書き出し覚えていきましょう。

単語ノートについてや、覚え方については、この記事↓に書いている「単語ノートを作る」「反復して覚える」のところをご参照ください。

IELTSに効く単語力を伸ばす、7ステップ勉強法IELTS(アイエルツ)は単語の試験とも呼ばれます。実際に対策の勉強を始めてみると、それを実感する人は多いです。 あなたもそうでは...

そして同時並行して、こちらのメルマガ登録(無料)でもらえる単語集の単語をしっかりと使えるように覚えていって、全体的な語彙を増やすことを忘れずに・・・!

IELTSによく出る単語集付き!7日間メール講座【独学でIELTSの目標スコアを取る方法】 IELTSで目標スコアを最短で取るためには、「独学」での対策が絶対に必要です! スクールに通う・通わない、レッスンを受講す...

 

どんなストーリーか、何を聞かれるのか推測する

ここまで、できましたでしょうか?

では、今度は問題文をすべて理解した状態で、

  • 何を聞かれるのか
  • 何を自分は答えなければいけないのか?

というのを、考えてみてください。

「日本語訳をする」という段階で、自分の言葉での意訳になっているので、かなりわかりやすいとは思います。

頭の中で考えているとややこしくなるようなら、書きだしても良いですね。

また、問題文全体(1パッセージにつき12問程度)を俯瞰して、そのパッセージのストーリーや全体の流れを、なんとなくで良いので想像してみましょう。

基本的には5W1Hで考えます。

どんな登場人物、何がテーマ、どこが舞台、起承転結はどんなものか、結論は(あれば)何か、どんな問題でどのように解決したか・・・

というようなことですね。

 

もう一度、同じ問題を解く

さて、ここまでできた段階で、

最初に時間を測って解いた問題を、もう一度、解いていきましょう。

でも今回は時間を1時間30分(90分)にして、少し余裕を持った状態で解きます

というのも、時間制限が気になる状態ですと、どうしても冷静に判断していくことが難しいからです。

「問題文をしっかり理解していること」が何よりも重要であることを、身をもって実感してほしいので、時間に振り回されず、ある程度じっくりと解いてみてください。

もちろん最終的には1時間に戻さなければいけないので、今の時点でベストなのは1時間30分程度でしょう。

それくらいのオーバーであれば、少しずつ戻していくことは十分に可能なので安心してください。

 

復習、分析をする

間違った問題を1つ1つ分析する

さて、また答え合わせをして、正解数を(出したければ)出します。

正解数は、前回やった時よりは良くなっているはずですが、無視します。

本番の状況と違いすぎるので、全然参考にならない数字だからです。

そして、間違った問題の1つ1つについて、

  • なぜこの答えになるのか?
  • なぜ自分はこの問題を間違ったのか?

ということについて分析していきます。

とりあえずは、「間違った問題」だけで良いです。正解した問題はほっときましょう。

くれぐれも注意ですが、「全体の総括」ではなく「間違った問題の1つ1つについて分析する」ことが大事です。

特に、2つ目の「なぜ自分はこの問題を間違ったのか?」ということのほうが重要です。

問題を解いている時の自分の心の動きをできるだけ思い出して、それを言語化してみましょう。

コツは、「なぜ?」「なぜ?」と自分に聞いていき、これ以上できないくらいまで深掘りしていくことです。

すべての間違った問題を「英語が速く読めないのが原因」としてしまうと、抽象的すぎて具体的な対策を立てるのが難しくなってしまいます。

英語が速く読めなかった

言い換えが見破れなかった、罠に引っかかってしまった

なぜ?

問題文をよく理解できていなかった

なぜ?

問題文の単語はわかっているのに、理解できなかった

なぜ?

文法が難しかった、過去完了形がよくわからなかった

ここまでくれば、過去完了形について文法書で復習しよう、などの対策が立てられますね!

こういった分析は、すぐにできるようになるわけではないので、今後、問題を解くたびにしっかりと時間をかけて分析する習慣を身に付け、分析力を磨いていきましょう。

私が自分の生徒さんのアドバイスをするときには、スコアの推移よりも、この「分析ができるようになってきているか」ということを重視します。

分析ができるようになってくると、スコア数も比例して伸びてくるからです。

IELTSリーディングの問題について色々な気づきを得る

今回、初めてIELTSリーディングを解いた、という人も多いと思います。

IELTSリーディングの問題はかなり特徴的なので、何回か解いてみないとどうしても混乱してしまうと思います。

ただ、今回の見直しで、意識して色々なことを気づいてみましょう。

  • True /False問題とはどんなものか
  • 1パッセージにつきどれくらいのパラグラフ(段落)があるのか
  • 1パッセージにつきどれくらいの問題数があるのか
  • 単語やトピックはどんなものが出てくるのか

などなど・・・

そして、どういう対策を立てれば良いのか、自分なりに考えてみてください。

当サイトのリーディング対策記事もご参照くださいね。

IELTSリーディング対策の記事一覧

 

少しずつ時間を短くしていく

さて、ここまでのプロセスで1回分のテストに関しては終わりました。

次は、また日を改めて別のテストを解きますが、

次回からは、90分で時間を測り、その後85分→80分・・・と1回ごとに制限時間を短くしていきましょう。

90分で解いた!となった場合、じゃあ次回は60分でまたやろうかな?という気持ちになるかもしれませんが、決して焦らず!

次回はもう一度、90分で測ってください。

そしてその次から85分にして、5分縮めましょう。

そしてその次は80分というように5分ずつ縮めてみましょう

もしどこかでしんどさを感じたら(絶対に時間内に終わらない!と感じたら)そこでちょっと止まり、次回も同じ制限時間で。

というように、決して焦らず少しずつ縮めていきましょう。

大丈夫、続けていれば60分内に解けることができるようになってきます。

 

リスニング、スピーキング、ライティングの初心者対策

その他の技能の初心者対策は、それぞれ書いていますので、ご参照ください!

リスニングはこちら。

IELTSリスニングの初心者はこの7ステップで進めていこうIELTS初心者や英語初心者のあなたに、この記事を贈ります。何からどうしたら良いやら!と混乱されているかもしれませんが、この記事に書いている7ステップを順に進めていけば、対策ができるように書いています。...

スピーキングはこちら。

英語初心者のためのIELTSスピーキング攻略法【何にも話せなかった人へ】IELTSのスピーキングで「まったく何も話せなかった」「何から手をつけたら良いのかわからない」「中学レベルの英語が話せるかどうか」という人へ。この手順に沿って学習すれば、とりあえず5.0以上を取得できるようになります。...

ライティングはこちら。

IELTSライティングの初心者がまずやるべき勉強法英語の初心者がIELTS対策をする場合、「どこから始めたら良いやら」と途方にくれることが多いでしょう。この記事に書いてある順番で少しずつ進めていくのがお勧めです。 ...

 

初心者ではなく、今は6.0前後取れているけど、どうしても7.0以上に上がらない、という人はこちらの記事をどうぞ!

IELTSリーディングが苦手な人が見落としていることとその対策IELTSリーディングだけ、がんばっているのにスコアが伸びない・・・とお悩みの人へ贈る記事です。「他の技能はできるのにリーディングだけ伸びない」「リーディングに苦手意識がある」「リーディング対策に行き詰っている」という人は、ぜひ読んでみてください。あなたが見落としていたり、誤解していることが必ずあるはずです。...

 

ABOUT ME
Kumiko
カナダで語学学校を10年経営し、IELTS対策をはじめ、TOEIC、英文法、ビジネス英語、翻訳、通訳、英会話などさまざまなコースで指導してきました。現在はその経験を活かし、オンラインで英語独学法を発信。
7日間無料メール講座

「独学でIELTSの目標スコアを取る方法」では、IELTSを「独学で」勉強して結果を出す方法を具体的に解説しております。

独学のスタートにぜひどうぞ!

無料購読