IELTSリスニング(Listening)

IELTSリスニング・リーディングのコツは問題文(設問文)にある

IELTSのリーディング・リスニングは厳しい時間制限があるので、すごくあせってしまいますよね。

そのあせりからか、流し読みをしなきゃ!ぜんぶ読んでいる暇はない!という気持ちから、
問題文(設問文)もわりと適当に読んでしまう方も多いようです。

でも、それは間違いです!

問題文(設問文)にはたくさんたくさん罠がかけられています!

これについて詳しく書いていきたいと思います。

今まで1,000人以上のIELTS学習者の指導をしてきていますが、いつもいつも言っている内容です!

リスニング・リーディングの問題文(設問文)とは

まず、誤解されがちなので、重要な「定義」から。

リーディングの場合

私の言う、問題文(設問文)とは、この画像のような文章(本文パッセージ部分)を指すのではなく!!

問題文・設問文の定義1

こちらの画像の、14~18と番号が振ってある、すぐ右側にある文章のことを指します!

および、19番と20番のA~Eと振ってあるすぐ右側にある文章のこと(選択肢)。

問題文・設問文の定義2

これらのことを、問題文(設問文)と呼んでいます。まずはこの定義をしっかりおさえておいてください・・・!

リスニングの場合

リスニングの場合は、「書いてある文章」すべてを指します。音声で話される内容のことではありません。

問題文(設問文)の正しい読み方

今までの指導経験から言えるのは、ほぼ100%の方が、問題文の読み込みや理解が足りていません。

やはり焦りがあるのだと思いますが、「とにかく速く読まなくては!」と焦って、すべての英文をまんべんなく、速く読もうとしてしまうのですね。

しかし実際には、問題文だけはしっかりと、何度も読み返しても良いので、完全に理解できるまで読むべきなのです。

これから詳しく書いていきますね。

リーディングの場合

もし一度読んだだけで理解できなければ、わかるまで読む。

単語・構文がとれて「日本語訳」をしただけでは不足なこともあります。

自分の言葉で誰かに噛み砕いて意味を説明できるくらいまでしっかりと読み込むこと。

これができないと、本文に戻って問題のヒントを探すとき、本文中にあるたくさんの「トラップ」にあっさりとひっかかってしまいます。

リーディングで不正解になると、みなさん「言い換えが見破れなかったです」というように自己分析するのですが、IELTSの場合の言い換えは、単語レベル(例:give=provide)だけではなく、文章レベルにまでなるので、簡単に「同義語をたくさん知っていれば良い」というものではないのです。

問題文をしっかりと理解していることで、言い換えも見破ることができます。

本文に戻る前に、問題文を理解し、「何を聞かれているのか?」「自分は何を答えなくてはいけないのか?」ということを頭に刻み込んで、焼き付けてください。

リスニングの場合

リスニングの場合は、音声が流れてくる前の「先読み」が勝負を分けます。

もしそれができなかった場合、「音声を聞きながら読む」という高等技術が必要とされますが、そういった「マルチタスク」は脳にかなり負担がかかるため、あまりうまくいかないことが多いので、お勧めしていません。

特に、パート2やパート3に多い「選択肢問題」において、音声を聞きながら選択肢を選んでいくと、

用意してあるワナに思い切りひっかかる

ということにもなります。

なぜかというと、IELTSのリスニングの不正解の選択肢にも、音声に出てくる単語がしっかりと使われているからです。

なので、音声を聞いて、「あっ、この単語言ってる!」と安易に選んでしまうと、引っかかってしまいます。

正解の選択肢のほうは、念入りに言い換えがしてあるため、なかなか気づきにくいものが多かったりします。不正解のほうが、音声のものをそのまま言ってあったりすることも多いのです。

音声で聞こえてきたものをそのまま選んでしまうというのは、内容を理解していないということの現われですから、それをIELTSのテストでは判断しようとしているわけです。

とにかく先読みを優先順位に置くこと!

復習の際には、「先読みがどうしてできなかったのか?」

「次の時には先読みがどうやったらできるか?」

という視点で考え、改善に改善を重ねることです。

リーディング・リスニング共通

問題文を「日本語訳」しただけで終わってしまってはいけません。

  • 自分は何を答えなくてはいけないのか?
  • 音声・本文の中に何をヒントとして探せば良いのか?
  • 答えのヒントは、音声・本文の中にどんな形やセリフとして出てくるか?

ということをしっかり頭の中に刻みつけてから音声に臨んだり、本文に戻ることが大事。

問題文を読む時に考えること

問題文を読む時には、下記のようなことを目的として読みましょう。

  • 空欄穴埋めの場合は、人の名前や場所の名前、抽象的な言葉、などだいたいの予測をつける
  • 表のタイトルなどを飛ばさずチェックし、全体のストーリーを見失わないように
  • 問題文の中にヒントが少ない場合は選択肢もちらっと見るという柔軟性を持つ
  • 「言い換え表現」を予測しておく
  • 問題文が長い場合は、キーワードをピックアップして下線を引き、だいたいの意味を把握する

単語を丸くとらえる

問題文を読むと、問題文に書かれている単語が逆に頭に残ってしまい、引っかけに引っかかってしまう、という方が多いのですが、単語や文章を「丸く」とらえる必要があります。

例えばexpensive という単語があった場合、expensiveという単語を頭の中に入れたまま、音声を聞いたり、本文を読んだらダメですよー!

こういう抽象的な単語は、ほぼ必ず!言い換えがされるし、逆にこのexpensive自体が音声に出てくるようなら、「ひっかけ」である可能性はかなり高い。

じゃあ、類語、同義語をたくさん知っている必要があるかというと、その通りで、たくさん知っているほうが、明らかに有利です。expensive⇆pricey とかね。

しかし、IELTSは、単語レベルでの言い換えだけではないのがやっかいなところ。
単語⇆文章 例えば、expensive⇆I paid more than I expected. みたいなのもあり得ます。

expensiveという単語から「高い」というだけでなく、「安くない」「払い過ぎ」「取りすぎ」などネガティブなニュアンスも感じておくと

not cheap
pay too much
charge more than necessary

みたいなのにも対応できます。

これはあくまで理想なので、これを目指して練習する…ということですよ!

返り読みをしない(頭から読む)トレーニング

少し練習が必要ですが、このトレーニングも取り入れてみてください。

The concept of describing something as true or false was the starting point for Shannon in his attempts to send messages over distances.

これを読む場合、どうしましょうか。

英語の文章を読むときは、前から読んでいき、後ろには返らないことが鉄則!!!

というわけでどのように読むかというと、

The concept
コンセプト(どんな?)

describing something
物事を描写するような(どのように?)

as true or false
真実か虚偽として

was the starting point
というのがスターティングポイントだった

for Shannon
シャノンにとって。

in his attempts
彼がトライしたとき(何に?)

to send messages
メッセージを送ることに(どういう?)

over distances
長い距離の。

となります。

このうち、( )の中に書いたものは、自分の心の声です。

この読み方は、ちょっとトレーニングが必要なのですが、慣れれば速い、かつ確実でもあります。

まとめ

IELTSのリスニング・リーディングは、実は英語力が今のままでも、スコアを上げるための戦略はたくさんあります。

下記の記事では、スコアを上げるための戦略・対策を色々と書いていますので、ぜひご参照ください。

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Kumiko
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カナダで語学学校を10年経営し、IELTS対策をはじめ、TOEIC、英文法、ビジネス英語、翻訳、通訳、英会話などさまざまなコースで指導してきました。現在はその経験を活かし、オンラインで英語独学法を発信。
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