英語学習者のなかでは、すでにかなり有名な参考書(テキスト)である「瞬間英作文」シリーズの最初の本をレビューしたいと思います。
瞬間英作文トレーニングの良いところ
・知っている知識を使えるようにする、というのは(典型的な)日本人の一番弱いところだと思いますし、それを一番効率よくトレーニングできるのは、これですね。というか、むしろ、現存の方法の中では、これだけしかないと思います。
・1ユニット(文法項目)につき10センテンス。多くも無く少なくもない、ちょうど良い量です。
・文章の選択も、疑問文や否定文などバランスよく混ざっています。
・文法をイチからやりたい方にも良いです。文法の知識を講義形式で学ぶだけでは使えるようになりません。講義はさらりと最小限にして、あとはこの瞬間英作文を使ってひたすらトレーニング。というのが私のやり方です。だから、スピーキングを伸ばしたい方だけではなく、「文法が弱い」「基礎からやりたい」という方にもお勧めです。
瞬間英作文トレーニングのイマイチなところ
・ときどきいらない項目が混じっている(感嘆文、Shall、of whichなどは私は完全に飛ばします)
・ちょっとだけ文章が不自然なときがある(これは、文法を学ぶという観点からすれば仕方が無いのかもしれませんが・・・)
・依頼の文章がいつも「Will you please…?」なのはなぜ??(素朴な疑問)ほかにも色々あるのに。むしろ、Can youとかCould youのほうが一般的ですが。
まぁでも、全体的にとてもとてもよくできた教材です。ページ下にあるワンポイントメモも、要点をしっかりおさえていて良いです!
もちろん、音読パッケージにしろ、瞬間英作文にしろ、毎日やらなきゃ意味がない!何度もやらなきゃ意味がない!という体育会系のトレーニング形式ですから、レッスンでやるのはほんの一部で、あとは宿題にしています(自宅での取り組み方もしっかりと指導しています)。
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独学のスタートにぜひどうぞ!