おすすめ教材と使い方

IELTS対策におすすめの教材9冊の特徴と効果的な使い方

教材オタクのわたし。もちろん、IELTS対策本も山のように持っています。ここでは、IELTSで最短スコア達成を狙うにあたり、たくさんある中から厳選して本当にオススメの教材・テキストだけを紹介しますね。

主に三つのカテゴリーに分けて紹介したいと思います。

・IELTSの試験対策に役立つ教材・テキスト(過去問や、公式問題)
・IELTSの勉強法を解説した本

・IELTSを受験するにあたり、英語力を引き上げるのに必要な教材・テキスト(IELTSの対策に取り掛かる前段階に使う)

それぞれをどの段階で使うのかについては、下記のページ↓を参考にしてください。

どこから始めてどれくらいかかる?スコア達成までの最短マップ

IELTSの試験対策に役立つ教材・テキスト

これははずせない!!IELTS公式問題集

こちらはAcademicです。

こちらはGeneralです。

14が最新です。11~14に関しては、AcademicとGeneralが分かれているので注意!(14から色が少し違うのでわかりやすくなりました)しかし、リスニングとスピーキングはAcademicとGeneral共通です(つまり、それぞれのテストを目指している人がもう一つの本を買う必要はまったくない、ということです)。

IELTS(アイエルツ)のケンブリッジオフィシャル(公式)問題集、(別名・数字シリーズ)

【特徴】

IELTSの学習には、やはりこの公式の数字シリーズを使うのが一番です。受験英語でいうと、「赤本」の位置づけです。数字が大きいものほど新しいので、これから取り組む方は「14」を買ってください。14が終わって物足りなければ、13→12と進んでいきます。

ケンブリッジ社以外の洋書のIELTS教材は、本番の形式と遠く離れていることも多いので、オススメできません。他の出版社からのテキストもたくさん持っていますが、(たとえばCollinsとか)ちょっと形式が違うんですよね・・・
テキストを出すなら、なぜもっとIELTSの研究をしないんだろう?すごく謎です。

リスニングのための音声データ(1~9はCD、10からは音声ファイルをダウンロード)を含めると約6千円ほどかかる高価な教材です。(Student bookにも色々と種類がありますが、リスニングをやりたい方は、必ず音声ファイルが含まれた上の↑バージョンを買ってくださいね)

【含まれるもの (1〜10まで)】
・アカデミックのテストが4セット
・ジェネラルのリーディングとライティングが2セット
・リスニングの解答とスクリプト(脚本)
・リーディングの解答
・ライティングのサンプル解答と模範解答

【含まれるもの (11~14の場合)】
・アカデミック、もしくはジェネラルのテストが4セット
・リスニングの解答とスクリプト(脚本)
・リーディングの解答
・ライティングのサンプル解答と模範解答

しかしびっくりするくらい解説がありません。「なぜこの解答になるのか?」と普通に疑問を持つと思いますが、それは自分でやれってことなんでしょう・・・。

ライティングではすべての問題に模範解答が付いているわけではなく、ほとんどがサンプル解答で、「この解答だと5.5になるよ」というコメントとともに採点者の講評が付いています。これを使って自分で研究しろと。おいおい、そりゃー無茶ですよ・・・。

IELTS10ライティングサンプル解答

そしてスピーキングにはまったくサンプルも模範解答も付いていません。ハイ。

これで6千円・・・。まったく腹立たしい限りですが、公式問題集なので、繰り返しますが、コレに勝るIELTS対策はありません

【使い方】

やはり最新のものを一番使うようにしたいので、このIELTS 14がレッスンでも一番使用頻度が高いです。
テストを過去問として、実力試しのように時間を計って取り組む練習はとても大事です。

でも、ただ解いていくだけではスキルは伸びていきませんので、
完全な理解
反復練習

が欠かせません。

私の学校で提供しているIELTS通信講座では、この数字シリーズ問題集に準拠したリスニングとリーディングの日本語訳と解説プリントをオリジナルで作っており、これを使って完全な理解と反復練習ができるようになっています。

IELTSを独学されている方は、この問題集を使って上記のように完全理解や反復練習をするだけでもかなりの力がつくことでしょう!しかし、スピーキングとライティングは、誰かの助けを借りなければ、この問題集だけではちょっと無理です。

スピーキングだけ、ライティングだけなどでも受講できるIELTS通信講座もご検討ください。

時間に余裕がある方にオススメ、楽しく続けられる公式教材


※CDは別売りになっていますのでお気をつけください。

※Amazonで売られている同タイトルの本には、ドイツ語のものや、答えが含まれていないものもありますのでご注意ください。

Step Up to IELTS

【特徴】

この本は、Cambridge社が出したIELTS本ですが、とてもカラフルです。
全面カラーで、テキストに抵抗がある方にとっては使いやすいと思います。
もちろん、IELTSのテスト形式にもきちんと沿っていますから、楽しみながらIELTSに入門する目的では最適です。

【含まれるもの】

・トピックごと(映画とかバケーションとか)に分かれて練習ができるようになっているユニットが16個分
・音声CD(リスニング用)
・テスト形式の問題が各ユニットに1~2個
・それぞれの問題の解答(当たり前のように思えますが、洋書テキストにはたまに解答が別冊になっているものがあるので注意が必要!これには付いてます)

【使い方】

「来月スコアとらなきゃ!」とせっぱつまったような方よりも、「1年後に取れればいいかな」というように、期限に余裕がある方で、英語力をまずは全体的に伸ばしたい方にはちょうどいいかと思います。
IELTSだけではなく、普通の英会話レッスンにも取り入れる講師が多いようですが、たとえば文章のつなぎ方、話の発展のさせ方などは英語力全般を伸ばすのにとても役立ちます。

せっぱつまった方は、やはり数字シリーズが一番の近道ですね。

他に、ケンブリッジ社が出している本としては、下記のような本があり、この二つも本番形式と同じなのですが、最初に紹介した数字シリーズがあれば、特にいらないかと思います。

単語集ならコレ!IELTSに欠かせない派生語が覚えられる

Barron’s Vocabulary for IELTS

【特徴】

英語教材でよく知られているBarron’sという会社が出している、IELTS(アイエルツ)の単語にフォーカスしたテキストです。
この単語集がなんと言っても優れているのは
・トピックごとに分かれている
・Word Familyが秀逸(TOEICなどでもBarron’sはWord Familyを取り入れていますね)

【含まれるもの】

・環境、ビジネスなどのトピックに分かれてすごく地味~に練習問題で構成されているユニット10個分※下にも書いていますが、この練習問題はIELTSの本番形式と違うため、注意が必要。
・リスニング問題のための音声データ(CD)
・問題の解答
・リスニングのスクリプト

IELTSのスピーキングでは、パート2と3が同じトピックで続けて出題されたりするので、トピックごとに単語を学ぶのは、効率が良いです
例えば、Environment(環境)関連でいえば、
pollution
species
endangered
extinct
green house effect
といったような独特の単語を知っていると、得点源になりますし、話も組み立てやすいです(そもそも単語がわからなければ話のしようがない、ということにもなりえます)。

また、Word Familyというのは、派生語のことです。例えば、
employ
という言葉は「雇用する」という動詞です。
それを発展させて
employment 雇用(名詞)
employee 従業員(雇用される人)(名詞)
というように、語尾を変えると違う品詞になる、という言葉が英語には山ほどあります。
ですので、新しい単語を覚えるときには、このWord Familyを一緒に覚えるのが一番効率が良いのです。

【使い方】

  1. 各ユニット最初のページにある、WordsとDefinitionをつなぎ合わせる問題をやります。
  2. その中から正解できなかったもの(つまり、意味を知らなかったもの)を抜き出して自分の単語ノートに書きます。
  3. 単語ノートを見ながら暗記していきます。
  4. 暗記が終われば、各ユニット最後のほうにある「Word family practice」の問題をやります。
  5. 他の問題はやる必要はありません。

単語の勉強法については、下のページもどうぞ。

IELTSに効く単語力を伸ばす、7ステップ勉強法

【欠点】

ただ、このテキストには欠点もあります。それは、Cambridge社(IELTSテストを作成しているところ)のものではないため、練習テストの形式が、若干本番のものと違う点です。
ただ、上に書いた長所を兼ね備えたテキストがCambridge社から今のところ出ていないため、テストの形式が少し違うことだけ認識していれば、IELTSの単語の対策としてかなり使えるテキストだと思います!

IELTSの勉強法を解説した本

一読を強くオススメ!IELTSの勉強法を網羅している(とてもまっとうな本)

スコアに直結!IELTS徹底対策テキスト&問題集

※2017年11月20日に、このスペースでのお勧め本を変更しました。以前は「IELTS1発で合格スコアをとる勉強法」というテキストを紹介していたのですが、絶版になってしまったようです。

ジェネラル対応か? ×  (ジェネラルの方は、ライティングとリーディングの形式が違うことに気をつけて参考にしてください)

【含まれるもの】

  • IELTSテスト全体および各テストの概要
  • IELTSの学習方法、対策、Tips、練習問題、チェックリスト、よくある間違い、など
  • 模擬テスト×2、それぞれにスクリプト、日本語訳、解答と解説、スピーキングとライティングの回答例(添削例やフィードバックは無い)
  • 練習問題と模擬テストのためのCD×2

【良い点】
著者は、元試験官で現在もIELTSを教えていらっしゃいます。経験が長いだけあって、概要なども一般的に公開されている情報だけでなく、著者の視点からのコメントなどがあり、とても参考になると思います。スコア5の人が6以上になるために書かれた本だ、とまえがきにありますが、そのとおり、一度受けた人が新たなTipsを求めて読むと、なかなか参考になることが多いのでは。

ライティングとスピーキングに多くのページが意識的に割かれており、日本人の弱点をよく知っていると思います。(ただ、私の経験ではリーディングやリスニングが苦手な方も同じくらい多いですけどね・・・笑)

【悪い点】
役立つ語彙や表現が、あちこちにちりばめられていて、ちょっと不便かな。これは巻末にまとめたりするのが定番だと思いますし、読者としては絶対にそのほうが使いやすいはずです。

また、著者のレッスンを受けているような感じで、話しかけるような文章が多く、全体的に文章が多めなので、テキストというより「読み物」みたいになっている箇所がほとんどです。図などがもっとあってまとめてあれば良いかもしれません。私は気になりませんが、読むのがしんどい方もいるかもしれません。

良い点のところでも言いましたが、一度受けた方でないとわかりにくい箇所もあり、IELTSのまったくの初心者が読むとちょっとしんどいかも。

模擬テストですが、おおむね試験形式に沿っていると思いますが、特にリスニングなどは常に最新の傾向をチェックしておきましょう。このテキストだけではなく、本番までに、ケンブリッジの公式問題集(このページの一番上で紹介しているテキスト)で最新のものを解いておきましょう。

【結論・使い方】
IELTSの対策をはじめようと思ったとき、まず最初にケンブリッジの公式過去問題集と一緒に買うのをお勧めします。そして、過去問を1セットまずは解いてみてから、このテキストを読むとよく意味がわかると思います。逆の順番だと、テキストの中で何を言っているのかわからない、という箇所が出てくるかもしれません。

 

IELTSを受験するにあたり、英語力を引き上げるのに必要な教材・テキスト

かの有名な音読パッケージ!英語力をあげるにはこの勉強法しかない。音読パッケージ

みるみる英語力がアップする!音読パッケージ(通称:みるみる)

【特徴】

私のレッスンでは、始めるときのレベルによって、いきなり試験問題を解くのではなく、「英語全般」のスキルをアップするのにある程度の時間をあてます。
英語のセンスが身についていない状態で試験形式の練習だけしても効率が悪いからです。

そこで私のレッスンで登場の頻度が高いのがこの「みるみる」です。
私は自他ともに認める「森沢教」信者です(笑)※そんな宗教はありません、私が勝手に言ってます。

著者の森沢洋介さんという方は、英語上達マップというウェブサイトで有名ですが、この方の英語勉強法は本当に理にかなっているし、日本人の性格にぴったりと合っていると思います。どちらかというと体育会系。ひたすら音読をしなさい!というような感じですが、やはり負荷をかけて毎日やらないことには英語って伸びないものだし、文法は講義形式や問題集を解いていくだけでは身につかない、というのは自分自身や生徒様を色々と見てきて実感していますので、このメソッドが、現段階で存在する英語の勉強法としてベストであると思っています。

【使い方】

私のレッスンでは、下記のように使っています。(独学の方も参考になると思います)
・見ずにリスニングのみ→理解度チェックの質問(私が作っています)に答える
・(できる方は)見ずにリピート
・見ながらリピート
・シャドーイング
・ディクテーション
・要約
・サイトトランスレーション(英→日、日→英)
音読をレッスンでもやり、宿題でもやり。森沢さんが推奨するように、パッセージ一つにつき色々なパターンで30回は音読することになります。
このパターンでパッセージ20くらいまで来ると、生徒様の伸びは半端じゃない!生徒様自身でも実感できるくらい、英語全般の能力が伸びます。(その代わり、上記の作業は大変ですよ~~~)

とはいえ、もちろんこの教材も完璧!ではないです。
【良い点】
・音声がクリアでわかりやすい(ちなみにポーズの入ったものは私は使いません)
・量がちょうど良い
・文法がちょうど一つのパッセージで1~2個学べるようになっている。これは私は特筆したい点です!しかも、一つの文法事項が2回出てくるんですよね。これはわざとなのかな?教える側としては、本当に嬉しいです!

【改善してほしい点】
・難易度順に並べてほしい
・英語と日本語のページを別にしてほしい(レッスンで使うときに、生徒様には英語のところだけを見て訳の練習などするので)
・理解度チェックの質問が2~3個あると良い(私は自分で質問を作っています)
い。これでシャドーイングがさらっと自然にできる方というのは、IELTSで7は取れるのでは?

もちろん、独学にもとても適していると思いますが(もともと独学用に作られていますから)、文法の解説がちょっと少ないかな?と思いますので、時々でもいいから相談できる人がいるといいですね。

A Bad DayやGiving Up Smokingなどの話はとても面白いし、何回音読しても苦にならない。
そして、日常で使える表現があふれているし、新出単語や文法表現が繰り返し出てくるというのもやはり健在で、そこは教える側にとっては本当にありがたい!
私が森沢さんの本にハマってしまうゆえんです。

※この本のレベルアップバージョンもあったのですが、絶版になってしまったようです・・・再度パワーアップして再版されることを祈っています!

「みるみる」音読パッケージが終わったら、この教材!


5stepアクティブ・リーディング

 

この教材で好きなのは、質問がついているところ。私が森沢さんの音読本でちょっと不満に感じているところでもあります。パッセージを読んだり聞いたりした後に、理解度チェックの問題がほしいです。この本には、いい感じの質問が5問くらいあります。この質問形式が、けっこうIELTSのリスニングやリーディングに通じるところがあるんですよねー。試験勉強に慣れていない方がいきなり過去問をやるよりも、こちらのほうがよほど身になる勉強ができると思います。

【使い方】

私の使い方は、

①パッセージを読む(リーディング強化したい人)か聞く(リスニング強化したい人)もしくは聞きながら読む(速読を強化したい人)
②質問に答える
③全体もしくはパラグラフごとに要約
④全文訳
⑤リピート、シャドーイング 各30回ずつ

というような感じです。基本的には森沢本と同じ使い方です。

内容も非常に面白いです!IELTSのスピーキングやライティングで出てくるような、ちょっと深刻な問題(貧困、クローン、安楽死など)を取り扱っているので、レッスンでも「このテーマについてどう思いますか?」と軽く話し合ったりするのに使います。英語初心者の方は、IELTSのスピーキング・ライティングにいきなり取り組むより、まずは「考える」クセをつけることが先決なので、このテーマはなかなか良いです。

また、場合によってこの本も使います。

大学入試東大英語長文が5分で読めるようになる―英語通訳トレーニングシステム・3ステップ方式
上記の本と同じ使い方ができます。
「5Step」とレベル的には変わりませんが、テーマはもっとカジュアルなものが多いです。
個人的には「5Step」のほうがコンパクトで好きなんですが、ぜひ本屋さんで手に取ってみて、相性がよさそうなものを選んでみてください!

まとめ

冒頭でも言ったように、わたしはIELTSの教材を30冊程度持っているんですが、本当に使えるのは公式問題集とプラス3冊だけでした。色々と試行錯誤した中での結果です。

あなたがIELTSの対策をするにあたって、無駄な教材を買いませんよう、このページを参考にしてみてくださいね。


ABOUT ME
中林 くみこ
中林 くみこ
カナダで語学学校を10年経営し、1,000人以上の日本人にIELTS指導してきました。
現在は通信講座でIELTSの講師をしています。愛のあるスパルタ講師です!
わたしがマンツーマンで教える通信講座はこちら↓

DEVELOPのIELTS通信講座