asってとてもよく使われる単語です。
でも、このasというのが曲者で、色々な意味があるんですよねー。
辞書を見ても、ずらーりと意味が並んでいます。
でも、私は経験上、下記の4つをメインとして覚えておけば良いといつも指導しています。
この4つは最低限、暗記してください!
本記事の信頼性
①~だから
この使い方は、becauseの言い換えとして使われます。
becauseという語はあなたも知っているでしょう。
asの使い方の1つとして、becauseとまったく同じように、同じ意味で使うことができます。
意味
SV① because SV②で、
SV②だからSV①、という意味になります。
SVを知らない人のために解説↓
S=主語
V=動詞
で、SVというのは通常「節」としてみなされます。
節というのは、英語の文章を作る最小単位ですね。
わかりやすく言うと、英語の文章を作るには、どんなに短くても、絶対に主語と動詞が無ければいけない!ってことなんです。
使い方
asの後は、節(SV)が来ます。becauseと同じです。
なので、名詞だけとか、動名詞だけとかを持ってくることはできません。
例文
As it was getting dark, we soon turned back.
= Because it was getting dark, we soon turned back.
日本語訳:暗くなってきていたので、私たちはすぐに戻った。
becauseと入れ替えてもまったく同じ意味です。
この文章は二つの節で構成されていますが、二つの節の順番を入れ替えて、このようにもできます。
We soon turned back as it was getting dark.
=We soon turned back because it was getting dark.
この記事にも、「節」について詳しく説明しています。↓
②~のように、~と同じくらい
意味
前置詞としてのlike(~のように)と同じように使えます。
使い方
主語+be動詞+形容詞+as+名詞の順で使います。
つまり、asの後には名詞(または動名詞)が来る、ということですね。
まずas+名詞を抜かした状態で考えてから、「~と同じくらい」というのを付け加えていきます。
例文を見てみましょう。
例文
I’m busy as a bee.
私はハチのように忙しい。
これは”I’m busy”(私は忙しい)に”as a bee”(ハチのように、ハチと同じくらい)が付け加わった形ですね。
ちなみに、これは英語圏でよく使われる言い回しです。
日本語では「ハチのように?」とピンとこないかもしれませんが、確かにハチって忙しそうに見えますよね。
(busyとbeeが同じ「b」の音なので、韻を踏む効果もあります)
この機会に、この例文まるごと覚えてしまってください。
③~しながら、~と同時に(同時進行)
意味
~しながら、~と同時に
接続詞の”while”の代わりとしてほぼ同じ意味、同じ使い方で使えます。
これはけっこうasの有名な使われ方かもしれません。
ただ使い方を間違っている人が多いのも特徴です。
使い方
asの後は、節(SV)が来ます。whileと同じです。
なので、名詞だけとか、動名詞だけとか持ってくることはできません。
①の使い方と同じなのですが、同時進行の意味合いなので、「進行形」と一緒に使われることが多い、というのが特徴です。
現在進行形とか、過去進行形ですね。
なので、as + S + be動詞 + V ing
の形になることが多い、ということです。
例文
He came up as I was speaking.
=He came up while I was speaking.
日本語訳:私が話していると、彼がやってきた。
同時進行の意味合いなので、このようにwhileとも言い換えができます。
①と同じく、二つの節から成り立つ文章なので、順番の入れ替えもできますね。
As I was speaking, he came up.
= While I was speaking, he came up.
④~として
これは他の単語では言い換えはできない、asならではの使い方です。
意味
「~として」という意味。品詞は、前置詞に分類されます。
使い方
前置詞なので、asの後には名詞(または動名詞)がきます。
人でも、モノでもOKです。
例文
It can be used as a knife.
それは、ナイフとして使える。
He deserves to be treated as a gentleman.
彼は紳士として扱われる権利がある。
まとめ
asはこの記事に書いた4つの意味・使い方だけおさえておけば色々対応できます。
①~だから(becauseの代わり)
②~のように、~と同じくらい(likeの代わり)
③~しながら、~と同時に(whileの代わり)
④~として
③はちょっと高度ですが、①、②、④はすぐに使えるようになると思います。
①と③のasの後にはSV(節)、②と④の後には名詞または動名詞が来る、と覚えていると、リーディングなどの時にも、「形」からどんな意味かということも推測できますね。
ちなみに、asは二つセットで使用して「AはBと同じくらい○○だ」という使い方があります。これは比較級の中の「原級」と呼ばれる使い方です。
これもぜひ覚えておきましょう。下の記事に詳しく書きました。
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