英語でビジネスの交渉、クレーム、議論、会議、問い合わせ・・・荷が重いですね。
考えただけでウツになりそうですが、実際にこれを日常生活や仕事でやらなければいけない人はいますよね。
特に相手が英語のネイティブだと大変・・・!
そんな時に、少しでも役だちますように、書いている記事です。
この記事を書いた人
私は、カナダに在住15年、留学カウンセラーを4年、語学学校の経営を10年やってきましたので、もちろん議論や交渉、クレーム、契約など相当な数をやってきました。
中には本当にくやしい思いをして今でも忘れられないものも・・・
数々の経験から編み出したコツをお伝えします。
台本を作っておく
特に電話で何かを問い合わせたり、クレームを付けたりするときに使えます。
意外にやらない人が多いのですが、 台本を作っておきましょう!!
これだけでまったく違いますよ。
私もカナダに住み始めたころは、電話をする前 必ず台本を作っていました。
内容は
- 自分の言いたいこと
- わからなかった時の聞き直し表現(いくつか)
- 今回の電話の内容の確認(confirmation)を Eメールで送ってほしいこと
など、色々なことを想定して作っておきましょう!
なにせ、相手のあることなので、こちらの言いたいことは言えても、相手の言っていることが聞き取れない、ということも問題ですから、聞き取れなかった時の想定もしておきましょう。
今は、いい時代になっているので、ChatGPTで伝えたいことを箇条書きにすると、電話の台本や、英文メールを作成してくれます。
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メールは日本語と英語をAIに同時作成してもらう時代になってます。
日本語のメールも丁寧なのは時間かかる。
日本語→英語は翻訳ツールを使ったとしても「時候の挨拶は必要?」「名前が先?会社名が先?」と色々面倒💦
ChatGPTで一気に書いてもらえます👇
🧵指示の出し方とポイント説明します pic.twitter.com/KK0Q1Uypnr
— Kumiko|英語学習を高速化する人 (@IELTS_expert) March 23, 2023
単語や言い回しをストックしておく
ビジネスの交渉や会議など、あらかじめ テーマがわかっている場合は、そのテーマに関連する単語や言い回しをストックして、 単語帳に書きだして覚えておきましょう。
ここで重要なのは、覚える時に、辞書に書いて ある例文を一緒に覚えたり、動画で見たり して、「実際の使われ方」をイメージして おくこと!
単語だけ切り離していると、結局聞き取れない ことが多く、自分でもなかなか口に出せない。
また、単語+文法という考え方だと、なかなか ペラペラとしゃべれるようになれないので、 普通の英会話を上達させるにも重要な考え方。
こちらに詳しく書いています。
シャドーイングで口の筋肉を鍛える
普段から筋肉を鍛えていないと、なかなか 瞬発力が出せませんよね。
それとまったく同じで、普段ずっと 日本語を話している場合、とっさに口から英語を 出すのは難しいのです。
英語はナマモノなので、 とにかく毎日、口を動かして 英語を「口から出す」という行動に慣れること がものすごく大事!
「口から出す練習」=「英会話レッスン」 というように考えている人が多いけど、 週1~2日の英会話レッスンよりも、毎日10分 シャドーイングをするほうが絶大な効果を 得られますよ。
こちらの記事に、家でのトレーニング方法について詳しく書いていますのでご参照ください。
上の章で作った台本を口に出して練習しておくのも良いでしょう。
ここでポイントは、シャドーイングにしろ、台本を練習するにしろ、小さな声でも良いので、 必ず口から音を出すこと。
頭の中で読んでるだけ ではダメですよ!
そして短時間でも良いので、毎日行うことが大事です!
堂々とした態度を演出する
これは口げんかだけに限らず、英語を話すとき 全般に言えることで、とても大事、かつ めちゃくちゃ難しいこと。
海外に旅行で行ったり、移住したりするとわかるのですが、やはり欧米人は 堂々としている!
そして、文化的に、「たとえ根拠が無い自信であっても、堂々とした態度の人が尊重される」 というのは、あります。
たとえ自分に自信がなくても、英語を話す時 だけでも、堂々とした態度を醸し出しましょう。
具体的には、下記のことを意識します。
- できるだけ謝らない
- まっすぐ顔を向けて相手の目を見る
- 声を今の倍の大きさにする
- ごまかし笑いをしない
そして次の章の「聞き直す」も重要!
わからなかったら聞き直す
これはいちばん重要!といっても良いくらい めちゃくちゃ大事なのですが、できない人も ダントツで多い。
わからない時に、つい「Yes」って言ってませんか?
まぁ日常会話くらいなら良いけど、交渉事、クレーム、会議、契約など重要な場面では致命傷に。
ポイントは、「堂々と」聞き返すことです。「すみませんねぇ・・・私の聞き取り能力が低くて・・・」と、sorryを連発しながら、申し訳なさそうに聞く人が多いのですが、
「それが何か?英語が母国語 じゃないから仕方ありませんよね」くらいの 開き直りのマインドを持つことが重要です・・・!!
まとめ
英語で外国人(特にネイティブ)に対峙して、何か目的があって、それを成功させようとするときに、心掛けてほしいことを書きました。
- 台本を作っておく
- 表現をストックしておく
- シャドーイングで口の筋肉を鍛える
- 堂々とした態度
- わからなければ聞き返す
実は、④番と⑤番が一番重要ではあるんですが、一番、日本人の苦手なことだったりします・・・。
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受験で失敗したKumikoがその後、どのようにして翻訳者になり、さらに語学学校の経営をするまでになったのか。
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