IELTSの対策には勉強時間の確保が生命線!
IELTSは4つも技能がありますし、得意なものはスコアが落ちないように、苦手なものはスコアを上げるようにしなくてはいけない。
さらに単語やら文法やら・・・やることが多すぎる!と混乱する方が続出しています。
この記事では、勉強時間の確保の方法の2ステップ、について書きます。
この記事を書いた人
勉強の時間の確保には、大きく分けて二つの方法があります。
しかし、①が無いと②もできない、という関係性になっていますので、①をまずは必ず実行してください。
目次
①優先順位の第1位を「IELTS」に定める。
本気で定めましょう!
なんとなく空いた時間に英語を勉強しよう、と考えている方は非常に多いと感じますが、貯金と同じで、勉強時間は先取りして確保しておかないと、できないです。
(余ったお金で貯金しようと思ってたら一生できない、とはよく言われる話ですよね)
たまに、遅い時間に会社から帰ってきてから深夜まで勉強してから寝て、早朝に起きて勉強・・・という超人的な方も居ますが、これでは、1か月が限度でしょう。
そして私も含め、95%くらいの人が、悲壮な決意をして、そんな生活を始めたとしても、3日くらいしか持たないと思います。
というわけで偶然に空いた時間に勉強するのは色々と現実的ではないので、
IELTSの学習を生活の第1優先に持ってきましょう。
これは本当に、どれだけあせっているかどれだけ本気かということにつきます。
具体的に言うと、合格までは、
- テレビをやめる
- SNSをやめる
- Youtubeをやめる
- 飲み会をやめる
- 趣味をやめる
- 家事を他の人にやってもらうか外注する
など、いま大きく自分の時間を割いていることをきっぱりやめることです。
つまり、仕事(学生の場合は学業)と、生活に必要な最低限のこと(睡眠、食事、移動など)をこなし、さらに言うなら、仕事も最低限に出来ればベストです。
残業なしはもちろんのこと、試験準備が佳境になってきたら、何日か有給とか取れると理想的!
もちろん、家族、上司、同僚、友達にもスコアをとることを宣言して、協力してもらいましょう。
ここまで言うと、そんな大げさな…と言われるかもしれませんが、
だいたいの方が、IELTS対策にかかる時間と期間を甘く見積もりすぎています。
なので、けっこう私から見るとギリギリになってからようやく本腰をあげることになる。したがって、本腰を入れたときというのは、もう余裕がない状態なのです。
この記事を読んでいるあなたが、もしスコアを取らなければいけない時期まであと3か月!とかであれば、相当に焦ってください!
もし半年であれば、かなり本腰いれて取り組んでください。
どんなに良い教材、どんなに良い講師、どんなに優れた勉強法、を使ったとしても受験をする本人が勉強をしないとまったく無駄になるわけです。
これは英語だけではなく、すべての学習やスポーツや楽器など鍛錬が必要なものに当てはまります。
②スキマ時間を有効活用
①を実践したら、さらに、予定と予定の間にあるスキマ時間を埋めていきましょう。
人間の意志ってそんなに強くなく、①で書いたように、やる気や根気でカバーできることってなかなか無いのです。
しかし、人間の脳には強力なツールがインストールされており、それが習慣の力です。
歯磨きをするように、英語を勉強することを習慣にする。
英語を勉強しなかったら気持ち悪いみたいな状態にもっていくと、「勉強してる」「頑張らなきゃ」という意識をすることなく、とても自然に、かつ継続させていくことができます。
英語学習・IELTS学習を生活にしっかり組み込んでいくために、計画的にいきましょう。
- リスニング(座学)
- リーディング(座学)
- 単語(スキマ)
- スピーキング(スキマ)
- ライティング(座学)
このように、
座学
→机にしっかり座ってやらなければいけない勉強
スキマ勉強
→隙間時間でできる勉強
と分けています。
スキマ勉強をさらに細分化すると、
空き時間勉強
→気分転換とか何となく空いた時間だが机に座ってやる勉強
ながら勉強
→手を動かしているが頭は何も考えなくても良い状況(例:家事をやっているとき、通勤時など)
となります。
実際に、それぞれの時間にやるべき勉強を挙げていきます。
座学でやるべきこと
- 本番形式で時間を測って取り組むべき模試や課題など
- リーディング、リスニング、ライティングの復習(間違いの分析)
本番形式で時間を測って取り組むべき模試や課題など
本番形式(例えばリーディングなら60分、3パッセージ、40問)で課題に取り組む、という機会は定期的(週1回程度)に設けたほうが良いです。
なんとなく時間を測らずに練習だけしていると、本番で絶対に実力を出せません。
これは言わずもがな、必ず机に座って、行いましょう。
パートごとにこま切れにする(例えばリーディングなら1パッセージごとなど)と、効果が半減してしまうので、必ずまとまった時間を作って取り組むこと。
試験前にはできれば「ライティング→リーディング→リスニング」と、試験通りの順番で一気にやる練習もしておきましょう。
あと、できれば図書館やセルフサービスのカフェなど、適度に雑音や周りの人の気配がする場所のほうが、本番の練習になって良いでしょう。
リスニングは、イヤホンだけではなくスピーカーから再生するものを聞き取る練習もしておきましょう。これがけっこう変わってきます。
リーディング、リスニング、ライティングの復習(間違いの分析)
練習の段階においては、本番形式で解いた課題のスコアがいくらかよりも、復習のほうが大事です。
必ず復習をするという習慣をつけて、間違った問題を分析して、苦手を克服しましょう。
空き時間勉強でやるべきこと
- 単語ノートの作成
- スペルミスや、自分の間違いをまとめたノートを作成
- 音読、シャドーイング
単語ノートの作成
自作の単語ノートの作成の記事はこちら↓
スペルミスや、自分の間違いをまとめたノートを作成
間違いをどこかにまとめることはぜったいに必要です。
特にライティングですが、添削などをしてもらった場合、自分の間違ったところは次回からは間違わないようにしないと、添削を受けている意味がありません。
もちろん急にゼロにすることは無理ですが、最小限にすることはできます。
その方法が、ノートを作成して、それを課題に取り組む前に見直すことです。
音読、シャドーイング
音読、シャドーイングの記事はこちら↓
ながら勉強でやるべきこと
基本的に、ながら勉強は「毎日やらなければいけないこと」と思ってください。
- 単語の暗記・スピーキングの練習(口に出して練習)
- 毎日1エピソード以上海外ドラマを見るか、英語のニュース記事などでリーディング
単語の暗記
単語暗記についてはこちら↓
スピーキングの練習(口に出して練習)
スピーキングの練習についてはこちら↓
毎日1エピソード以上海外ドラマを見るか、英語ニュースなどでのリーディング
息抜き時間さえも英語にしてしまう!
寝る前にちょっとテレビ
→海外ドラマに置き換え
起きたらすぐニュースをチェック
→英語ニュース記事に置き換え
など、これも日常生活で無意識にやっていることを英語に置き換えすることで、自然と英語を生活に取り入れましょう。
仕事などで疲れて帰ってきて、何もやる気が起きない…という時にも、
この最後の「ながら勉強」のところだけはやるとか、海外ドラマだけは観るとか、決めておくのも良いですね。
あくまでも私の一例なので、これを参考にあなたも自分だけのリストを作っておくと、あまり深く考えずに勉強に取り掛かれるので、良いです。
まとめ
とにかく、みなさん、焦ってください!
これは経験から断言できますが、9割くらいの方は、ぜんぜん時間が足りません。
しっかりとIELTS学習を第1優先にすえ、スキマ時間も有効活用して、計画的に戦略的に効率的に、スコアを伸ばしていきましょう!!
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独学のスタートにぜひどうぞ!