ライティングやスピーキングの添削をやっていると、
most of people
などというフレーズをよく見かけます。
ご本人に聞いてみると、「most と most of は使い分けがわからず、何となく使っていた」とおっしゃる場合が多いです。
これはもちろん法則がありますので、意識して使い分けしましょうね!
most + 一般的な(不特定多数の)名詞
most of + 特定のグループを表す名詞(通常はtheが付く)、もしくは代名詞
〇most of the people (特定の人々のグループを指す)
〇most people (特定ではない、世間一般の誰にでも当てはまる事柄を言いたいとき)
× most of people
〇most of us (us, themなどの代名詞)
× most us (代名詞を使うときは必ずofを使う)
これは、most だけではなく、some, all, half, many, much などに当てはまります(不定代名詞と呼ばれます)。
【練習問題】
空欄に、mostもしくはmost of theを記入してください。
1)______________ cats won’t drink coconut milk.
2)______________ buildings near the center of town were damaged.
3)______________ people at the party enjoyed themselves.
4)______________ people don’t like snakes.
空欄に、someもしくはsome of theを記入してください。
1)I’ve got tickets for _________ concerts.
2)Pete’s coming to _________ concerts I go this year.
3)_________ people at my work want to get to sleep.
4)_________ people don’t like sushi.
実は、日本の文法書には上記のようなこと(most とmost ofの違い)がまとめて書いていることが少なく、Practical English UsageのP.330(項目番号356)に書いてあります。
英語の文法書であり、かつ、切り口が違うのでとっつきにくい印象がありますが、もう何年もベストセラーで、英語の講師などの愛用者も多いです。私もその1人。
使い方については下記の記事に詳しく書いています。
【解答】
most
1) most
2) most of the
3) most of the
4) most
some
1) some
2) some of the
3) Some of the
4) Some
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