IELTSライティング(Writing)

IELTSライティングで覚えた単語を使う!実践重視の5つの解決策

ライティングのために、日々せっせと単語を覚えている。

しかし、いざ時間を測ってライティングの問題に挑戦してみると、いつも同じ単語を使ってしまう・・・

このような悩みをお持ちの方は多いです。

これに対する解決策は5つ!

  1. 自分の解答を見て、言い換えを考える
  2. 無理なく使える表現だけを覚える
  3. 例文と一緒に覚える
  4. 何度も見返す
  5. ストックをたくさん作る

これらを意識して勉強することで、IELTSライティング採点基準の「単語・語彙」のポイントを上げることができます。

本記事の信頼性

私は、IELTS講師として今までに1,000人の方に指導してきました。すでにたくさんの方が実践された方法です!

① 自分のライティング解答を見て、言い換えを考えてみる

言い換えを考えてみる

自分で言い換えを考えるのが効果的な理由

スクールやレッスンで添削をしてもらっている人の場合、添削の一環として「新しい単語を提案してほしい」というように、「人まかせ」になっている、人は多いです。

しかし、人に提案してもらっても、記憶に残りにくいです。

また、模範解答を使う人も多いですね。

模範解答を見て
 ↓
書き写しながら単語や表現を覚える

私自身も、この勉強法を提案していますし、やっている人も多いでしょう。

これを実行しても、模範解答はどこか遠い存在のようにとらえている人も多いです。

しかし、ご自身の解答を実際に変えてみるのであれば、身近に感じ、記憶にも定着します!

実際に、自分が良く使っている単語を置き換えてみる作業をすることで、次にその単語を書きそうになったら、新しい単語のほうを書く、という反射が生まれます。

この時のポイントは、頭の中だけで考えるのではなく、実際に線を引いて、その下に新しい単語を書く、というように、手を動かしてみることです。

いつやるか?

時間を測って、ライティング解答を作成した後に、

「あ、この箇所にはこれも使えたかも」
「あれも使えたかも」

というように「反省」のように言い換えを考えてみましょう。

この作業は、添削をしてもらうのであれば、添削の「前」にするのがお勧めです。

後から思いついた単語については色を変えるなどして、添削をしてもらう講師に知らせましょう。

② 無理なく使える表現だけを覚える

無理なく使える表現だけ覚える

新しい単語を覚えたのに、使えない、という問題を持っている場合、とにかく節操なく、単語集の中にある単語はぜんぶ覚える!という作業をしている人が多いです。

市販の単語集を使っているときには、思考停止して「とにかく数を!」と考えるより、上級単語については、これを意識して覚えるのも一つです。

自分が使っているイメージができるもの
=日本語でも自分の語彙の中に入っている

今のご自身の解答から「少しだけ上」を目指すようなイメージですね。

使う場面や文章が自分でも浮かばないような語彙は、実際に使えないことが多いのです!

たまたま思い浮かんで使ったとしても、適切な状況で使えなかったり文法的に間違ったりする確率がとても高くなってしまいます。

③ 例文と一緒に覚える

例文と一緒に覚える

覚えた単語を、使えるようになるためには、「例文も一緒に覚える」が大事です!

これは単語を暗記をするときの大・大前提とも言えますし、とても大事なことなのですが、あまり浸透していない気がするので、もう色々なところで何回も言ってるんですが、これからも言い続けていきます。

とにかく例文と一緒に覚えなくちゃ、使えるようになりません!

『単語⇔意味』って感じで機械的に暗記しないように!

言葉は生もの、使ってナンボです。

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④ 覚えた単語は何度も見返す

覚えた単語は何度も見返す

単語を1回覚えただけで、それからずっと記憶に定着させていられるのは、天才だけです!

まして、「使える」ようになるためには、1回だけ暗記しただけでは絶対に足りません。

模範解答で見た、使えそうな表現も、ノートに写すだけですと人間の脳の構造として、絶対に忘れます。

何度も見返して覚えることが重要です!最低5回は見返しましょう!

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⑤ ストックをたくさん作る

語彙のストックをたくさん作る

ストック(語彙数)は多いほうがそりゃあ良いです。

もちろん、そうです。

ただ、私は基本的に「数さえ多ければ良い」という考え方には反対派です。

しっかりと例文と一緒に覚えることが前提で、単語数を増やすべきです。

特にライティングやスピーキングでは、意味だけ覚えていても正しく使えなかったら意味ないですからね。

なのでやみくもに数を増やせ、という意味ではないのですが、「あまりにも数が少ない」状態で勝負しようとする人が多い、ということなんです。

例えば、false accusation(冤罪)という言葉を覚えたぞ!

となって、裁判関係の問題文についてのエッセイを書こうとしても、冤罪(えんざい)という言葉を出すシチュエーションを無理やり出さないと、その単語は書けないかもしれない。

でも、無理やりにすると論理性がなくなり、スコアが下がってしまう、ということもあるかもしれません。

これはトピック別単語なので極端な例になってしまったかもしれませんが、「覚えたての、この単語が使いたい!」と単語ありきになってしまうと、かえってうまく書けなくなるということになります。

数少ないストックの中から無理やり使おうとすることはできない、ということですね。

だから、そもそも手持ちのカードが多い状態ですと、自然なシチュエーションで使いやすいのです。

目安でいうと、同じ意味の単語につきだいたい2~3個の言い換えを持っていると、良いと思います。

トピック別単語は、各トピックにつき、6~7個くらいでしょうか。

IELTSライティング効果的な対策

  1. 自分の解答を見て、言い換えを考える
  2. 無理なく使える表現だけを覚える
  3. 例文と一緒に覚える
  4. 何度も見返す
  5. ストックをたくさん作る

今回は、「IELTSライティングで覚えた単語を使えるようになる方法」について、解決策を5つ説明しました。

別記事で、ライティングの全体の勉強法も解説していますので、ぜひご覧くさいね。

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カナダで語学学校を10年経営し、IELTS対策をはじめ、TOEIC、英文法、ビジネス英語、翻訳、通訳、英会話などさまざまなコースで指導してきました。明日香出版社よりIELTS対策本を出版予定。詳しいプロフィールはこちら
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