IELTSって、英語力アップに役立つのでしょうか。IELTSの勉強をすれば、英語スキルも上がるって期待してもいい?
こたえは、Yesです。
理由は3つ。
- 中級→上級の伸び悩みに効く
- 単語力がアップする
- スピーキング力(会話力)がアップする
詳しく説明していきます。
本記事の信頼性
中級→上級の伸び悩みに効く
IELTSの勉強は、特に、中級から上級への壁を越えたい方にいちばん適しています。
上級への壁を越えたい方のスコア目標としては7.0~7.5が良いでしょう。
IELTSはTOEICと違い、記述式(スペルも含め、すべて書かなければいけない)で、リスニング・リーディング・ライティング・スピーキングのすべてのスキルが試されるため、バランスよく英語力を磨くことができます。
IELTSで少し上のスコアを目指していたら、いつのまにか自分の英語力が全体的にアップしていることに驚くと思います。
IELTSは英語の実力がとても反映されてしまうので、ちゃんと実力がないとスコアが取れない試験といえます。
逆にいうと、IELTSの対策をするというのは、英語力そのものをあげる作業ともいえるわけです。
単語力がアップする
IELTSの対策勉強をすることで、語彙(ボキャブラリー)は飛躍的に伸びます。
ボキャブラリーを伸ばしたい方は、みんなIELTSの勉強をしましょう!と私は言いたいくらいです。
なぜかというと、
- 同じ単語が繰り返し出てくる(専門用語などは除く)
- 言い換え表現(同義語・類語)がたくさん出てくる
- スペルもちゃんと覚えないといけない
からです。
同じ単語が繰り返し出てくる
単語力を上げるには、同じ単語を繰り返し暗記しなければいけません。
同じ単語に最低5回触れることで自分のものになります。
IELTSには「よく出てくる単語」というのが存在し、わたしも「IELTS最重要単語リスト」というのを作ったわけですが、これを攻略することで高得点が狙えます。
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しかも、この単語は日常会話やビジネスでよく出てくるもので、海外で生活やビジネスをやろうと思ったら絶対に必要な単語です。
言い換え表現(同義語・類語)がたくさん出てくる
IELTSの特徴として、「言い換え」がすごく重要ということがあります。
リスニングやリーディングでは、本文(音声)と質問文で使われている単語が違うけど同じ意味を指す、ということがよくあります。
たとえば、”employ”と”hire”は同義語ですが、employが本文で使われており、hireが質問文で使われている、などです。
当然、二つの意味を知っており、これが同じ意味だということを知らなければ解けないわけです。
また、スピーキングやライティングでは、英語の「同じ単語の繰り返しを嫌う」という特性に基づき、採点がされます。
つまり、同じ単語を繰り返し使っていると高いスコアにつながらないので、同じことを言いたいときでも違う単語を使う、つまり「言い換え」をすることが必要になります。
IELTSの対策としては、何か新しい単語を覚えるときに、同義語も一緒に覚えるということがあります。つまり、ただ目的もなく単語を覚える場合よりも、ずっとたくさんの単語量が身につくということになります☆
スピーキング力(会話力)がアップする
また、私が個人的にオススメしたいのは、スピーキング力を上げたい方です。
スピーキングとか英会話って、実態がないのですごく勉強しにくいです。
とにかくネイティブと話せばいい!
というのが都市伝説(?)、真実ではないことは、皆さんもうご存知ですよね?実際、それは実現が難しいですしね。
でも、IELTSの面接対策では、とてもシステマティックに「会話」というのを分析します。私が個人的にIELTSがスピーキングに効く!というのは下記の理由からです。
理由①
「英会話」のレッスンというと、「先生」が話している時間も含まれる。結果、1時間のレッスンがほとんどあいづちをうって終わった、ということが少なくない(あいづちも「会話」の一部であることは間違いないんですけどね・・・)。でも、IELTSでは試験官はひたすら聞き役でないといけないので、「自分が話す」というスキルが鍛えられるんです。
理由②
普段考えたことがないけど、欧米圏の人ならよく話題にのぼり、議論になるようなネタが選ばれている。たとえば環境問題について日本人が居酒屋で集まったときに議論することはほぼ無いでしょうが、こちらではありえるし、みんな意見を持っているので、そういった議論に慣れることは絶対に必要。
理由③
話の組み立てをする順番が鍛えられる。日本人はあれこれ回り道をして、最後に結論、となりますが、英語ではそれは嫌われます。というかみんな話を最後まで聞いてくれないから結論までたどり着かないまま、「何が言いたかったんだあの人?」ってなります(笑)IELTSでは話の順番を欧米風にしないと絶対に高スコアは取れません!
というわけで、IELTSのスピーキングで高得点を取る=英語での会話をスムーズに進める、議論が出来るようになる、というスキルに直結するわけです。
これは長年IELTSを教えてきていて、本当に実感していることです。
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