IELTSスピーキング(Speaking)

独学だけでIELTSスピーキング目標スコアを取る!自宅トレーニング法

「独学ではIELTSスピーキング対策は難しい」というのが世間の認識のようです。

しかし、断言します。

IELTSスピーキング対策は、独学でも十分できます。

というより、独学をやらなければいけないのです。

この記事では、今からすぐに実践できる、自宅でのトレーニング方法を書きますが、もし英会話レッスンだったり、IELTS対策コースやレッスンを受講しているとしても、必ずやらなければいけないものです。

お金がないから独学しかない、とかそういう理由で独学をしたい方だけではなく、すべてのIELTS学習者に向けて、今回の記事を書きますね。

私は、カナダで語学学校を創設し、10年間経営。カナダで初めて、日本人特化のIELTSコースを創設し、以来、1,000人以上の日本人に、対面・オンライン・通信講座を通してIELTSを指導してきました。

この記事で書いたトレーニング法は、ステップ1から順にやっていき、最後まで行ったらまたステップ1に戻り・・・というように、サイクル式に行うようにしてください。

ステップ1:自分のスピーキングを録音する

まず、最初にやってほしいステップとしては、自分の声を録音してみる、ということです。

録音、と聞いてアレルギー反応が出る人もいます。確かに自分の声を聞くのは本当に嫌なものです。

でも、何度かやっていると慣れてきますし(私も、Youtubeでの発信を始めたころは、本当に発狂しそうでしたが、慣れてきました)、そこから得られるものは「恥ずかしさ」を差し引いてもお釣りが来ちゃいます。コレ本当。

録音しない=スコアは絶対に伸びない!と言っても過言ではありません。

録音して、自分の英語を聞く。ということを習慣にしてしまうと、最初の嫌な気分も薄れて慣れてきて、客観的に評価できるようになってきますので、早い段階で慣れてしまいましょう。

録音デバイス、タイマー、紙と鉛筆を用意する

録音デバイスですが、わざわざレコーダーなどを買う必要はありません。スマホやPCに始めから入っているアプリやソフトを利用しましょう。

iPhone→「ボイスメモ」アプリ

Windows PC→「ボイスレコーダー」アプリ

タイマーは、スマホにも搭載されていますが、できれば録音するデバイスとは別にしたほうが良いです。一つの画面だと、ちょっとあたふたしちゃうかな、と思います。

紙は、何でも良いです。チラシの裏とか。あまり小さすぎないものが良いでしょう。

鉛筆も、何でも良いです。

録音する

基本的には、自分だけが聞き返すものなので、自分ひとりがわかるように録音すればOKです。

ただ、今日はパート1をやって、次の日にパート2をやる、というように分けてやらずに、パート1~3を一気に録音してください。つまり本番に近い形式でやる、ということです。

その理由としては、(どの技能にも言えますが)細切れにやるのとぶっ続けにやるのでは、集中力に違いが出てきて、つまりパフォーマンスにも差が出てくる、ということなのですね。

この録音するという作業は、スポーツに例えるなら、あくまでも練習試合みたいなもの。多くても週1回で良いです。その代わり、できるだけ本番に近い形式で、緊張感を持って取り組むようにしてください。

家族が居る方は、事情を話して、その時間は邪魔をしないように協力してもらってくださいね。ほんの15分~20分程度のことです。

録音したものを聞いて、分析する

自分の声を聞くときのチェック項目としては、

  • 論理が破綻していないか
  • 文法で目立った間違いはないか
  • 発音で改善できることはないか
  • もっと違った単語を使えないか

といったものがあります。

自分の現在の状況に合わせて、分析する項目を変えてください。全てをネイティブレベルにするという視点ではありません。これはとても重要なので、こちらの記事を参照して実行してください。

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ステップ2:分析内容をノートにまとめる、見返す

わざわざ書きだすということが大事

録音したものを聞き返して、「よし、気を付けよう」って感じで終わる方って多いです。

しかし、人間の記憶ってすごく頼りないものです。

「そうだな」とその時はどんなに思っていても、次に取り組むときはすっかり忘れてしまっていたり・・・なかなか実行できなかったり・・・

もちろん、練習が必要なことが多いですので、すぐにはできるようにはならないかもしれませんが、少し頭の片隅に意識しているだけでもずいぶん違います。

というわけで、分析した内容を別途ノートに書き出しておきましょう。

箇条書きで、簡単で良いです。

もちろん手書きではなくてもメモアプリなどでもOKです。

次の録音の前にノートを見返す

この分析ノートは、次回の録音をやる「直前に」すべて見返しましょう。

これをすることで、取り組んでいる時にしっかり意識しておくことができます。

ステップ3:模範解答を活用する

録音の際に使用したスピーキングの問題には、模範解答(解答例、サンプル)が付属していることは多いと思います。

それをぼーっと眺めるだけではなく、色々な形で活用しましょう。

コピーして言ってみる

口に出して音読しましょう。

さらーっと目で追っているよりも書き写したり、実際に口に出して言ってみることで多くの気づきがあります。

  • こんな工夫をしているのか
  • こんな単語があるのか
  • こんな風に文法を駆使しているのか
  • 論理の展開はこうすれば良いのか

などなど・・・

模範解答を音読する際の注意点

模範解答を口に出すことによって、模範解答のレベルの解答をしゃべれるようになれ、と言っているわけではありません!!

あくまでも、自分では思いつかないような上記のようなことを、身をもって体感してみてほしい、ということです。

日本人はスピーキングの自己評価が低すぎる傾向にありますが、「模範解答のようにしゃべらなければいけない」と思ってしまうと、悪いことしか起こりませんので、そういう思い込みをしないように、十分に注意してください。

使えそうな単語・表現を抜き出し、単語ノートにまとめる、その単語を覚える

模範解答は、使える単語・表現の宝庫です。

しかも、自分が実際に解いた問題に対しての模範解答ですから「こういうふうに書けば良いのか、こんな語を使えば良いのか」という気づきが得やすいです(頭に入ってきやすいです)。

抜き出して単語ノートやアプリなどに別途まとめておき、何度も見返して覚えるようにしましょう。

抜き出す際には、その単語そのものだけではなく、できれば文章全体を抜き出して例文として書いておきましょう。

覚える際にも、文章まるごとを暗記したり、前後の前置詞なども覚えましょう。

単語を覚えるのは、何度も言っていますが一度では覚えられません。

模範解答をさらっとみて「あ、これ良いな。次から使おう」と思ったとしても、それだけではまず100%使えるようになりません。

何度も見返して、口に出したり書いてみたりして暗記する。自分で文章を作ってみる。

そういったプロセスを経て初めて、使えるようになります。ぜひ実践してみてください。

ステップ4:独り言で毎日練習

ここから、「トレーニング」と呼べそうなトレーニングに入ります。

何をするかというと、独り言でぶつぶつ、すでにやった問題に対する答えをつぶやきます。

つまり、2回目、3回目と同じ問題を解いてみるわけです。

ただ、このステップでは、ぶっ通しにやる必要はなく、細切れにやってもらって構いません。

スキマ時間や何かをやりながらといった、ちょっとした機会に1問だけでも良いので話してみます。

スキマ時間の作り方などはこちらにも詳しく書いていますのでどうぞ。

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毎日やる

とにかく、スピーキングの練習は特に、毎日やってください。問答無用です。

1日10分で良いので、毎日やることが大事です。

週末も、お正月も、大晦日も、誕生日も、どんなに忙しい日も、例外はありません。

必ず口に出す

頭の中で文章を考えるだけではだめで、小さい声でも良いので口に出すことが重要です。

口の筋肉を動かすことが大事なのです!

答えを作って→丸暗記、ではない

「すでにやった問題を使って、練習してください」というと、

和英辞典などを見て理想の答えを作るのではありません。

1度質問を聞かれて答えた直後にもう一度同じ質問をされたとしたら、1度目より良い答えができますよね。

それを2回、3回と繰り返すと、今の自分の英語の実力のままで自己ベストな答えが出来上がると思うのですが、そういった「自己ベスト」を目指すようにしてください。

和英辞典で調べて答えを作ったものを暗記するという方法の弊害は、色々あります。

  • 実際には本番で辞書は使うことはできないので、無意識でも「単語がわからないから話せない」というように考えてしまって流暢性を阻害する可能性があること
  • 暗記したような文章はもし本番で話した場合には減点になってしまう可能性があること
  • 「完璧を目指す」というメンタリティだとこれも流暢性を阻害する可能性があること

本番で同じような問題が出てきた場合に、上記に言ったような自己ベストに近い答えができるように、復習することによって一つひとつの問題をつぶしていってほしい、というイメージです。

決して、ネイティブを目指してはいけません。

日本人はスピーキングの自己評価が低い傾向にありますが、これはネイティブを目指さなければいけない、というメンタリティが大きいと私は見ています。

さて、ステップ4まで実践できたら、週1回のペースで録音つまりステップ1に戻り、また新しい問題を使ってサイクルを回してください。

普段から意見を持つ、疑問を持つ

これに関しては、サイクルの外のトレーニング法となります。

「スピーキングのトレーニング」というより、普段から、日常生活の中で常に意識してほしいことなのです。

色々なことに疑問を持ち、自分でIELTSの問題を作ってみましょう。

例えば制服を着た学生を見かけたら、

  • 制服はあったほうが良いか否か
  • 何のために制服はあるのか
  • 制服のメリット・デメリットは?

などを考えます。

また、二つのものを対比させてそれぞれのメリット・デメリットや、「好き」「嫌い」「どちらでもない」と分けて、その理由を考える訓練も効果的です。

  • 犬VS 猫
  • 海VS 山
  • コーヒーVS 紅茶

など、簡単なところから頭の中で議論をするクセをつけましょう。明日の昼ごはんのメニューから始めてみてくださいね!

最後に

この記事の最初に、

IELTSスピーキング対策は独学でなければいけない。

という話をしましたが、それは他の技能(リスニング、リーディング、ライティング)にも同じことが言えます。

その理由や、具体的な独学の方法について、下記の無料メール講座で詳しく説明しています。私が語学学校の経営やIELTSの指導を通じて、「英語やIELTS対策は独学であるべき!」という考えにいたった経緯も話しています。

無料ですので、IELTS対策の手始めに登録してみてくださいね!

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Kumiko
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カナダで語学学校を10年経営し、IELTS対策をはじめ、TOEIC、英文法、ビジネス英語、翻訳、通訳、英会話などさまざまなコースで指導してきました。現在はその経験を活かし、オンラインで英語独学法を発信。
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