IELTSリーディング(Reading)

動詞がing形だった場合 

IELTS(アイエルツ)のリーディングでは、「要るもの」と「要らないもの」を見分けることが大事、という話をよくしますが。

「いるもの」の中でもダントツに大事なのが主語と動詞です。これは、英文の中でのキングとクイーンと言えるでしょう。主語と動詞は、一つの文章の中で一つずつしかありません(正確には一つの「節」の中で一つずつ)

そして、見分けるコツとしては、まず第一に、動詞を探すことです。
これは、主語には何でもなれちゃうので(これについてはまた後日話します)、探すのが難しいからです。

しかし、動詞を探すといっても、これまた難しい。
なぜなら、動詞は色んな形になって、一つの文章の中にいくつも入っていたりするからです。
でも、覚えていますか?動詞は一つの文章の中で一つしかありません。
いったいどれがホンモノの動詞?

動詞がingだった場合、大きくわけて3つの可能性が考えられます。

①進行形・・・現在進行形、過去進行形、現在完了進行形、未来進行形 など
②動名詞・・・動詞が名詞になったもの
③分詞・・・動詞が形容詞になったもの(動形容詞、と呼べますね。正式な文法用語ではありませんが)

さて、この3つのうち、「クイーン」になる、要するに、文章のうちひとつしかない「動詞」として分類されるのはどれでしょうか?

答えは①進行形、です。
なぜなら、②と③はそれぞれ名詞と形容詞になってしまっていて、もう「動詞ではない」のです。

だから、②と③は「動詞」の可能性から除外できるということになります。

見分け方としては、①の進行形は、be動詞が必ず前についているということです。
③の分詞は、必ず修飾する対象の名詞が前後にあります。

もちろん、すぐに見分けられるようになるわけではないですから、ちょっと訓練が必要ですね!

 

ABOUT ME
Kumiko
カナダで語学学校を10年経営し、IELTS対策をはじめ、TOEIC、英文法、ビジネス英語、翻訳、通訳、英会話などさまざまなコースで指導してきました。明日香出版社よりIELTS対策本を出版予定。詳しいプロフィールはこちら
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