IELTS(アイエルツ)の勉強をしている方々を悩ませるのが「冠詞」です。
冠詞とは、
a (母音の前ではan)
the
という、名詞の前にくっつけるもののことです。
私の答えとしては、
満点を目指すのではない限り、冠詞で100%を目指さないこと!
と言っています。
理由は、
①冠詞は基本的なルールはあるものの、例外も多く、一つひとつの例を覚えていくしかないので時間がかかる、かつ、完全にマスターするのは(ネイティブではない私たちにとっては)ほぼ不可能
②スコアにそれほど響くわけではない
という二つです。
①のことを言うと、がっかりされる方が多いのですが、事実だから仕方ありません。ほぼ不可能といっても、完全にあきらめてしまうわけではなく、「良くなろうとする努力」は必要だと思いますが、100%の正解を目指すのは不毛だと思います。どうしようもないのです。
②もちろん、冠詞の間違いが多ければ減点になります。が、全体から見ればそれほど大きい影響があるわけではありません。冠詞は最後のほうに来るものであり、講師から見れば、もっと他に大きな間違いがたくさんあるわけで、先にそちらを直してほしいのです!
IELTSのことをよく知らない英語講師などは、「冠詞を直すように」などと言ってきたりしますが、どうか冠詞にとらわれて他の間違いを見落とさないように、切に願います・・・。
冠詞は、それだけで本が何冊も書けてしまうくらい奥が深いのです。