IELTSライティング(Writing)

IELTSライティングの論理一貫性でポイントを取るための3つの方法

日本人が一番点を取りにくいとされるIELTSのライティング。

実際に、よく相談を受けますし、あなたもその一人ではないでしょうか。

多くの日本人は

ライティング=正しく書くことが良いスコアにつながる

と自動的に考えるので、まずは

文法!単語!

となります。

しかし、それこそが、ライティングがなかなか伸びない原因である、と断言できます。

ライティングで効率よくスコアを伸ばしていくには、まず、IELTSライティングの採点基準のうち

Task Achievement (問題にちゃんと答えられているかどうか)
Cohesive and Coherent (論理的な展開ができているかどうか)

を最初におさえていくのがコツなのです。

それには

  1. ストラクチャーをおさえる
  2. ちゃんとしたプランニング
  3. ネタを出す

この3つがカギです!

この3つについて詳しく書いていきますね。

私は、カナダで語学学校を創設し、10年間経営。カナダで初めて、日本人特化のIELTSコースを創設し、以来、1,000人以上の日本人に、対面・オンライン・通信講座を通してIELTSを指導してきました。もちろん、ライティングの添削も何万枚とやってきました!

1.ストラクチャーをおさえる

ライティングの採点基準のうち

Task Achievement (問題にちゃんと答えられているかどうか)
Cohesive and Coherent (論理的な展開ができているかどうか。パラグラフの使い方などもこれに含まれます)

の項目は、要するに「ストラクチャー」つまり「どこに何を書くか」ということを知っているかどうかで大きく変わってきます。

ライティング、と聞くと日本人の方は「文法どうしよう」「単語どうしよう」と一番に考える方が多いのですが、これまでの経験から言うと、

実は上記の二つ(Task AchievementとCohesive and Coherent)のほうが日本人にとっては難しいと感じています。

というわけで、

スコア5〜6の壁を超えたい!という場合はまずはストラクチャーをおさえるのが先決。

最終的にスコア7以上を目指す方でも、まずはここをおさえてください。

文法や単語は二の次です。

ここでは、ストラクチャーを簡単に説明していきます。

IELTSが公式でストラクチャーを指定しているわけではありません。

あくまでも私が考える、一番シンプルで日本人に実践しやすいと思うものです。

Task 1ストラクチャー

IELTSライティングのTask 1のストラクチャーは、

①問題文の言い換え
②結論(メインのポイント)
③本文(ボディ)
④本文(ボディ)

4つのパラグラフで構成するとシンプルで効果的です。

①②はそれぞれ2文程度

③④はそれぞれ45文程度が目安です。

  • パラグラフははっきりとつけること。解答用紙の1行まるごと開けることでパラグラフを表現します。
  • 言い換え表現をすること。問題文をそのまま繰り返して書かない、導入パラグラフで書いたことをそのまま結論に書かない。必ず同じ意味でも違う単語や表現を使う。
  • 事実を一つ一つ並べるよりも、比較表現をできるだけ使うようにする。
  • 自分の意見は入れてはいけない。あくまでも図表から読み取れる事実のみ書く。

Task 2ストラクチャー

IELTSライティングのTask 2のストラクチャーは

①導入(イントロ)
②本文(ボディ)
③本文(ボディ)
④結論(コンクルージョン)

の4つのパラグラフで構成するとシンプルで効果的です。

  • 導入と結論は簡潔にまとめること
  • パラグラフははっきりとつけること。解答用紙の1行まるごと開けることでパラグラフを表現します。
  • 言い換え表現をすること(問題文をそのまま繰り返して書かない、導入パラグラフで書いたことをそのまま結論に書かない。必ず同じ意味でも違う単語や表現を使う)

導入と結論を簡潔にまとめる意味は、導入と結論はある意味、本文(ボディ)の繰り返しなので、導入と結論で理由などを言ってしまうと、本文の繰り返し=語数稼ぎと見なされてしまうからです。

ストラクチャーがあいまいな場合はまず日本語で書いてみる

エッセイを書いたことが無い人には、最初のうちは、ストラクチャーをきちんと整えることが難しいことがあります。

そんなときに、英語でいきなり書き始めてしまうと、書きたいことが文法や単語のせいでうまく書けず、

英語力が無いからエッセイも書けないんだ・・・

というような発想になってしまいます。

しかし、実際には、きちんとしたストラクチャーかどうか、つまり、

・問題に答えているか?
・流れがきちんとしているか?
・論理的な展開をしているか?
・同じことを繰返し書いていないか?
・説得力があるか?

ということは、文法やスペルや単語のスキルがそれほどなくても実践できることであり、

上記で書いたように、文法やスペルや単語よりも大事なのです。

そこで私が提案するのが、「日本語で書いてみる」ということ。

多くの人が抵抗を示すのですが、実際にやってみると、とても効果的なことに気づきます。

英語で書くと、どうしても英語の文法や単語などにフォーカスしてしまいます。

それを防ぎ、純粋にストラクチャーの練習をするために日本語で書いたものを自分で見返してみて、論理的かどうか、繰り返しが無いかどうかチェックします。

2.ちゃんとしたプランニング!

IELTSのライティングでは、「繰り返し」の文章はやってはいけないものの一つです。

セレブリティ(セレブ)であることは良い点のほうが多いと思うか?

という問題があったとき、

パターン①結論の繰り返し

はい、セレブリティであることは良い点のほうが多いと思います、なぜなら〇〇で〇〇で・・・・
だから、セレブリティであることは良い点のほうが多いと思います。

パターン②理由になっていない

はい、セレブリティであることは良い点のほうが多いと思います。なぜなら、セレブリティであることは良いからです。

日本語でこのように書くと、「そんなことは書かないよ!笑」という反応をされる方が多いですが、英語だと実際にこのように書く方は非常に多いのです

という2つのパターンがとても多いです。

これは、気をつけていないと誰もがすぐに陥ってしまう罠です。

これを防ぐには、最初の「プランニング」が重要です。

私はこれを「アウトラインを作る」と呼んでいます。

実際に解答用紙に書き始める前に、しっかりと計画を練っておくのです。

今、十分に書いているつもりでも、足りません。

もっと具体的に、時間をかけてアウトラインを作ってください。

3.ネタを出す

1と2をやるのが前提ですが、

次にぶち当たる壁が、

ネタが無い!

ということです。

問題文で聞かれていることはわかるけど、

・自分の意見がない
・興味がない
・それについての知識がない
・考えたこともない
・具体例も思いつかない
・反論が思いつかない

ということです。

これについては、「インプットが足りない」ということが大きな原因としてあげられるでしょう。

ニュース、Wikipedia、SNS

何でも良いので、英語のものを毎日少しずつ読みましょう。

1日15分で良いので、英文を読む習慣を付けましょう。

英語でインプットしたものは、英語でアウトプットしやすいのです。

日本語でインプットしたものは、頭の中で日本語として蓄積されているので、たとえば特殊な単語(代替エネルギーや絶滅危惧種など)や動詞の選び方(generate energyやput animals in dangerなど)を翻訳するときに不自然になってしまうこともよくありますし、エネルギーを使ってしまいます。

ですので、インターネット上でも良いので、Japan Timesなどを1日1記事読むクセを早い段階でつけておくことをお勧めします。

もし、英語で文章を読むことに抵抗がある場合は、ライティングの練習に取り掛かるのが少し早すぎるかもしれません。まずはリスニングとリーディングの練習をすることをお勧めします。

まとめ

とりあえず上記の3つのポイントをしっかりとおさえてください。何度も言うようですが、文法や単語よりも先に、です。

誰かに添削してもらう場合でも、こういったストラクチャーに関してのフィードバックがもらえるところを選ぶことが大事です。こちらの記事もご参照ください。

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Kumiko
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カナダで語学学校を10年経営し、IELTS対策をはじめ、TOEIC、英文法、ビジネス英語、翻訳、通訳、英会話などさまざまなコースで指導してきました。現在はその経験を活かし、オンラインで英語独学法を発信。