オンライン英会話で効果が出ない7つの理由|受けっぱなしを直す方法
オンライン英会話を半年、1年と続けているのに、毎回同じ受け答えしかできない。講師の話を聞いている時間が長く、自分が話した実感がない。フリートークは楽しいけれど、英語が伸びているか分からない・・・。
こうした相談をよく聞きます。
オンライン英会話は、英語を実際に使い、通じなかった表現を見つける場所として役立ちます。ただ、予約したレッスンへ参加するだけでは、話せる内容はなかなか増えません。
私はカナダで語学学校を10年間経営し、20人以上のネイティブ講師・英語講師を採用してきました。講師研修で何度も問題になったのが、講師が話しすぎ、学習者が短い返事だけで終わるレッスンです。
この記事では、オンライン英会話で効果が出にくい7つの理由と、次のレッスンから変えられる準備・受け方・復習を説明します。
目次
オンライン英会話で効果が出ない7つの理由
1. 講師の話を聞く時間が長い
質問に一言で答え、その後は講師が話している場合、25分のレッスンを受けても自分が英語を話した時間は数分しかありません。
Student: I’m a doctor.
Teacher: What kind of doctor are you?
Student: A surgeon.
講師の質問を待つのではなく、最初の回答に理由や状況を足します。
一文を三文へ増やすだけで、講師が次の質問を作るために話し続ける時間が減ります。
2. レッスン前に話す内容を決めていない
英語力以前に、日本語でも話すことが思いつかないテーマがあります。講師から「週末は何をしましたか」と聞かれてから内容を考えると、知っている英語も出てきません。
レッスン前に、次の3項目を日本語または英語でメモしてください。
- 今日話す出来事・テーマ
- 必ず使いたい表現を2〜3個
- 講師へ質問したいこと
3. 毎回フリートークだけで終わる
フリートークは、すでに話せる内容を自然に話す練習にはなりますが、苦手な場面を計画的に直しにくい方法です。
仕事で英語を使いたいなら、会議で意見を言う、顧客を案内する、納期変更を頼む、といった具体的な場面を決め、ロールプレイを依頼します。
「日常会話ができるようになりたい」という目標も、自己紹介、レストランの予約、友人へ近況を説明するなど、実際の場面まで細かくしてください。
4. オンライン英会話だけに頼っている
レッスン中に新しい単語や文法を一から覚えようとすると、説明を聞く時間が長くなります。
普段は海外ドラマ、洋書、ニュース、単語学習などで英語を読み聞きし、レッスンでは覚えた表現を実際に使います。英会話レッスンは、普段のインプットを試す場所と考えると役割がはっきりします。
基礎から英語学習を組み立て直したい人は、初心者が英語をやり直す5ステップも確認してください。
5. 訂正された表現を次回に使っていない
講師から訂正を受けても、チャット欄を読み返さなければ、次のレッスンで同じ間違いを繰り返します。
レッスン後は、次の3種類だけを記録してください。
- 言いたかったのに出なかった表現
- 講師に直された文
- 次回もう一度使う表現
訂正を大量に保存するより、次のレッスンで3文を実際に使うほうが定着しやすくなります。
6. 今のレベルとレッスン内容が合っていない
初心者がオンライン英会話を受けてはいけないわけではありません。ただ、使える単語や文型が少ない段階で、準備なしのフリートークをすると、一言で答えるだけになりやすいものです。
初級者は、教材のあるレッスン、短い音読、決まった質問への回答、用意した自己紹介などから始めてください。
一つのテーマについて30秒ほど話せるようになったら、理由と具体例を足して1分へ伸ばします。話す長さを少しずつ増やすと、現在地を確認しやすくなります。
7. 同じ受け方を何か月も続けている
講師との会話に慣れることは大切ですが、半年間ずっと同じ話題で、訂正も宿題もない場合は、レッスンの目的を見直す必要があります。
まず講師へ、話す時間を増やしたい、間違いをチャットへ残してほしい、特定の場面を練習したいと伝えてください。希望を伝えても受け方が変わらない場合は、教材、講師、スクールを変える選択肢もあります。
レッスン前・受講中・受講後にすること
レッスン前の15分
- 話すテーマを一つ決める
- 伝えたい内容を3〜5文でメモする
- 使いたい表現を2〜3個選ぶ
- 前回直された文を読み返す
全文を暗記する必要はありません。話の順番と使いたい表現が分かる程度のメモを作ります。
レッスン中
最初に、今日練習したい内容を講師へ伝えます。
今日は自分の仕事を説明する練習がしたいです。間違いはチャットで直してください。
答えが短くなったら、理由、具体例、過去の経験を一つ足します。講師が話し続けているときは、質問を挟むか、自分の経験へ話を戻してください。
レッスン後の15分
録音やチャット履歴をすべて復習する必要はありません。言えなかった文と訂正文を3つまで選び、声に出して読み、次回のメモへ移します。
同じテーマでもう一度1分話して録音すると、レッスン前より説明が増えたかをその日のうちに確認できます。
オンライン英会話の頻度は目的で決める
週1回が合う人もいれば、短いレッスンを週3〜5回行うほうが合う人もいます。全員に共通する「最も効果の高い回数」はありません。
普段の学習内容を質問し、覚えた表現を試す目的なら、週1回でも十分に活用できます。話すことへの緊張を減らし、会話量を増やしたいなら、短いレッスンを高い頻度で入れる方法もあります。
回数を増やしても準備と復習ができない場合は、まず予約数を減らしてください。受講回数ではなく、前回できなかったことを次回できるようにしたかで判断します。
効果が出ているか4週間ごとに確認する
「前より話せる気がする」だけでは、変化を判断しにくいものです。4週間ごとに同じテーマで1分間話し、録音を比べてください。
- 無言になる時間が減ったか
- 一文だけで終わらず、理由や具体例を足せたか
- 前回直された表現を使えたか
- 同じ単語の繰り返しが減ったか
4週間続けても同じところで止まる場合は、レッスン回数よりも、準備するテーマ、普段のインプット、講師から受ける訂正の内容を見直します。
一人で準備したいときはAIも使える
講師へ話す前に内容を整理したい人は、AIへ練習相手を頼むこともできます。英語日記の添削、会話テーマの作成、ロールプレイの準備など、レッスン前の練習に向いています。
具体的な使い方とプロンプトは、ChatGPTを英語学習に使う方法で紹介しています。
オンライン英会話に関するよくある質問
何か月続ければ話せるようになりますか?
開始時の英語力、レッスン外の学習量、話す内容によって変わります。期間だけを目標にせず、4週間ごとに同じテーマの録音を比べてください。
毎日受けたほうが効果がありますか?
毎日受けても、準備と復習がなく、毎回同じ短い会話を繰り返す場合は伸びにくくなります。前回の訂正を使える回数から始めてください。
講師は毎回同じ人がよいですか?
同じ講師には、弱点や目的を理解してもらいやすい利点があります。一方、話題や訂正が固定してきた場合は、別の講師を時々入れると、初対面の相手にも説明できるかを確認できます。
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オンライン英会話で話す内容を増やすには、普段から英語を読み、聞き、使いたい表現をためておく必要があります。
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