英語の初心者がIELTS対策をする場合、ライティングはかなりの「鬼門」になります。
リスニング・リーディング・スピーキングの対策をまず行い、ライティングは「最後に取っておく」スキルです。
あまり英語力が十分でないうちからライティング対策をやり始めても、かなり無駄になる可能性があります・・・。
ですので、歯が立たない、と思ったらライティングの勉強自体をちょっと後回しにする、というのを前提としたいです。
そのうえで、少しずつ始めていくとするなら、この記事に書いてある順番で進めていくのが良いでしょう。
この記事の信頼性
IELTSライティングのスコアを伸ばすための、初心者向けの対策を紹介していきますね。
目次
単語の学習
使えるようになることを意識する
ライティングとなると、「単語、単語!」となる方が多いのですが、初心者の方は、焦らず、とにかく初級~中級の単語を使えるようになることを心掛けてください。
数をたくさん覚えるのではなくて、覚える単語をしっかり使えるようになるまで固めましょう。
このためには、これは何度も何度もあらゆるところで私が言っていることなのですが、単語を例文ごと覚えることが大事です!
また、初級~中級の単語をまず使いこなすことが大事であって、とにかく上級っぽい単語を覚えていく、という罠に陥りがちなのですが、これは避けるようにしてください。
上級の単語というのは劇薬のようなもので、使い方を間違えているとかなり印象が悪く減点の対象となりえます。
またIELTSのライティングは、決して上級の単語を数多く使えば良い、というものではありません。
適材適所で、自然な英語で使われる箇所で使うのが最適です。
どの単語を覚える?
どのような単語を覚えていけば良いのか?というお話です。
Kumikoの単語集(無料特典)
まずは、こちらの7日間メール講座(無料)への登録で特典として差し上げている単語集をマスターすることが第一優先です。
メール講座の内容自体も、これから独学でIELTS対策を行っていく人に向けたものですのでお役に立つかと思います!
オリジナル単語集の作成
これを読んでいる方には、市販の単語集に飛びつく!のではなく、ご自分のオリジナルの単語集を作ってほしいです。
そして、IELTSのリーディングやリスニングをやっていく中で、「問題文で」わからなかった単語を書きとめていきましょう。
それらの単語は、市販の単語集よりも、質的に言ってもレベル的に言っても、ものすごく役立つはずです。
なぜなら、IELTSのライティングで使える単語はIELTSのリスニングやリーディングに、かなり出てくるからです。
また、「文脈で」覚えることができるので、単語だけ取り出してリストアップされている市販の単語集よりもずっと記憶に残りやすいからです。
市販の単語集より時間はかかりますが、「数が勝負」ではありません。
使えない単語を20個覚えるより使える単語を10個増やしたほうがずっと良いのです。
単語の考え方については、下記の記事もご参照ください。
インプットを増やす
インプットは多読・多聴のことですが、これらの単語を覚えたうえで行うと、その単語が色々な文脈で出てくるのを実感することができ、より記憶に定着させることができます。
これはなかなか実際に体験しないとイメージがわきにくいかもしれませんが、一度ぜひ試してみてほしいです!
特に英語の初心者、初級者は、時間と手間を惜しまず、たくさんの英語に触れましょう!
多読のやり方について、下記の記事でも詳しく説明しています。
動画でも多読について解説しているので、ぜひご覧ください↓
模範解答の書き写し
IELTSライティングの問題に取り組むとき、模範解答(解答例・サンプル)が付属しているものをできる限り選びましょう。
というのも、真っ白な状態から書いていくのは難しいので、手がかりが必要だからです。
そして自分で問題に取り組んだ後、その問題の模範解答を書き写すことをやってみましょう。
初心者の人は、模範解答は「このように書かなければいけない」と思うのではなく、この2つを中心に見てください。
- ストラクチャー
- 内容
つまり、英語を見るのではない、ということですね。
模範解答はやはり、8や9のハイスコアを取れるようなものですので当然使われている語彙はハイレベルで文法も正しい。
初心者の方は特にそういった(表面的な)要素に目を奪われてしまいがち。
ではなく、「書き出しは、こうするのか」「イントロは、この内容を書くのか」という感じで『内容』や『構造(ストラクチャー)』に目を向けてください。
特に構造(ストラクチャー)は、下の記事を横に置いて、比べつつ、なぞっていってほしいです。
また、具体例などもよくわからないという方が多いので、具体例の出し方なども参考になるかと思います。
IELTSライティング タスク1
タスク2ライティング タスク2
定番のテーマ、言い回しを決めておく
定番の言い回しというのは、決して文章を作ったものを丸暗記するという意味ではありません。
言い回しで覚えておくのは文章の一部です。
- These days, people are talking about…
- In conclusion, …
- On the one hand,…
- On the other hand, …
- For example, …
- For instance, …
- Furthermore, …
- In addition, …
これくらい考えておけば良いです。しっかりと覚えて自分の定番にしてください。
少しに見えるかもしれませんが、書き出しを考えておくだけでも、かなりの負担が軽減されることが実際に書いていくとわかると思います。
初心者のIELTS対策に役立つ記事
その他、IELTS対策をするにあたって、まず英語力を伸ばしたい場合に参考になる記事をまとめておきます。
IELTSライティング全体対策
スピーキング対策(初級者)
リスニング対策(初級者)
リーディング対策(初級者)
「独学でIELTSの目標スコアを取る方法」では、IELTSを「独学で」勉強して結果を出す方法を具体的に解説しております。
独学のスタートにぜひどうぞ!