IELTSスピーキング(Speaking)

IELTSスピーキング厄介な質問パターン3選!回答と使える繋ぎ言葉

IELTSスピーキングで、答えに詰まる質問ってたくさんありますよね。

その理由としては、このように分けられるかと思います。

  • 答える内容が思いつかない(日本語でも答えられない)
  • 何を聞かれているかイマイチわからない(英語の理解の問題)
  • 英語でどう答えたら良いかわからない(英語の表現の問題)

この記事では、それぞれの理由からよくあるパターンの質問をピックアップし、その対策・解決法を書いていきますね。

本記事の信頼性

私は、IELTS講師として今までに1,000人の方に指導してきました。今回紹介する内容は、すでにたくさんの受講生の方が実践された方法です!

多くの日本人は、すべてのパターンで「うーん」としか発しないため、相手を困惑させることがありますが、とっさに使って間をつなぐことができる、つなぎ言葉も紹介していきますね!

答える内容が思いつかない質問

とっさに使う、つなぎ言葉

IELTSではかなり突飛なことが聞かれます。「そんなこと、考えたこともなかった」というような質問で、日本語でも返答に困るような質問です。

こういう質問をされた時は、まず、このように返答してください。

Oh, I haven’t thought about it!
(わあ、そんなこと、考えたこともなかった!)

と、そのまま口に出してください。

「1番○○なものを答えなさい」という質問

答える内容が思いつかない質問の代表的なものとして、「1番○○なのは何ですか?」というのがあります。

例:What is the most popular form of exercise in Japan?
(日本で一番人気のあるエクササイズは何ですか?)

質問をされて、頭の中は真っ白。

えっ、一番人気?どうだったかなー?やっぱりヨガ?いや、最近ランニングが人気って聞いた気もするし・・・でも私、どちらも好きじゃないんだよなぁ・・・

こんな考えが頭の中をぐるぐるします。

「1番○○なものを答えなさい」という質問の対策としては、「1番~」というのは無視して、自分の好きな○○について話しましょう。

エクササイズの例では、日本で一番人気があるのは、たぶんヨガだと思いつつも、自分の好きなものが水泳であれば、水泳について話すわけです。

「日本で一番人気のある」とは言いつつも、試験官が本当に統計を調べるわけではないので、別にどんなエクササイズについて話してもいいわけです。

「一番人気がある」と聞いて、本当に人気のあるエクササイズをまじめに考えてしまうと、それだけで5秒くらい経過してしまいますから・・・。

IELTSのスピーキングでは、不まじめな人が勝つ!これ本当ですよ!

知的とか、知的ではないとか、はっきり言って、まーったく関係ありませんから!

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何を聞かれているかイマイチわからない質問

とっさに使う、つなぎ言葉

もし、ヒアリングの問題で、聞き取れなかったら、しっかりと聞き返しましょう。

I didn’t quite catch that. Could you repeat your question?

I didn’t get it. Would you mind repeating your question?
(あまり聞き取れませんでした。質問を繰り返していただけますか?)

Sorry, did you say ○○ or △△?
(すみません、〇〇と言いましたか、△△と言いましたか?)

IELTSでは聞き取れなかったものをリピートしてもらうことに関しては減点にならないといわれてるので、きちんとした方法で聞き返すことができればOKです。

上記以外にも色々なパターンがありますが、2~3個おさえておき、スムーズに口から出てくるようにしておきましょう。

しかし、ヒアリングの問題ではなく、問題文自体が「イマイチわからん!理解できん!」と思ったら、そのままそれを口に出しましょう。

I’m not sure if I understand your question correctly, but…
(質問をちゃんと理解できたか自信がないのですが、・・・・)

butの後に、自分が思う解釈で、質問の答えを言いましょう。

howの質問

「何が聞かれているのか?」という理解が難しい質問の一つに、「howで始まる質問文」があります。

例)How healthy is Japanese food?

『How』って、Yes NoクエスチョンやWhatとかWhoと違って、曖昧で困っちゃう方が多いようです。

いくつかパターンがありますが、上記↑の質問の場合、「どのくらい」つまり、「程度」を聞かれていると思ってください。

「日本の食べ物はどのくらいヘルシーなのですか?」と聞かれているわけですね。

なので、

  • すごくヘルシーなのか?
  • まぁまぁヘルシーなのか?
  • ぜんぜんヘルシーじゃないのか?

というように質問を頭の中で転換し、どれかを選んで回答します。

その際、私がお勧めするのは、「中間の答えではなくて、どちらか極端なほうに決めてしまうこと」 です。

「まぁまぁヘルシー」というように答えると、ヘルシーなものもあるし、ジャンクなものもあるし・・とか話が色々な方向に飛んでしまい、結局、自分でもどう〆たらいいかわからない悪循環に陥ってしまいます。

「1番の質問」でも書いたように、IELTSのスピーキングでは、答えが真実かどうかは重要ではないのです!

どちらか極端なほうを選んで、例えば、「すごくヘルシーです、なぜなら野菜や海産物を使った食べ物がたくさんあるからです。例えば味噌汁は大豆からできていてタンパク質が豊富で・・・」というように一直線に話を展開していくことができるわけですね。

 

英語でどう答えたら良いかわからない質問

とっさに使う、つなぎ言葉

もし、質問はわかってるけど、英語力の問題でどう答えたら良いかわからない、という場合、下記のように言って、場をつなぎましょう。

I don’t know how to put it in English,

How do you say in English,
(英語でどういったら良いかわからないけど、)

専門的なテーマの質問

特殊なトピック、たとえば環境問題や社会問題の場合は、その分野特有の単語を知っていることは重要です。

どうしても、その単語を知らないと話せない、ということになってしまうからです。

たとえば、環境問題であれば、

  • greenhouse effect
  • global warming
  • habitat
  • species
  • endangered
  • die out
  • extinct

社会問題であれば、

  • average life expectancy
  • low birthrate
  • illegal worker
  • wage
  • seniority system

などです。

ここに出てきた単語、すべてわかりましたか?そして、ぜんぶ使いこなせますか?

テストまでに、最低限これくらいは必ず使いこなせるようにしてくださいね!

 

最後に・・・つなぎ言葉について

質問にすぐに答えられない場合のパターンに分けて、つなぎ言葉も紹介しました。

「うーん」と言うだけで、沈黙する・・・ということは一番避けたいので、ぜひ使ってみてください。

ただ、つなぎ言葉だけではもちろんダメで、その後に自分なりのベストをもって答えていけるように、この記事を参考にして練習を重ねてくださいね。

また、つなぎ言葉は、「スラスラと」「間違いなく」言えないと意味がないものでもあるので、何度も口に出して練習し、暗唱できるようになっておいてください!

IELTSスピーキングが伸びない、対策がなかなか上手くいかないという人は、こちらのスピーキング対策をまとめた記事を、ぜひ参考にしてください。

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カナダで語学学校を10年経営し、IELTS対策をはじめ、TOEIC、英文法、ビジネス英語、翻訳、通訳、英会話などさまざまなコースで指導してきました。明日香出版社よりIELTS対策本を出版予定。詳しいプロフィールはこちら
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