IELTSスピーキングで、答えに詰まる質問ってたくさんありますよね。
その理由としては、このように分けられるかと思います。
- 答える内容が思いつかない(日本語でも答えられない)
- 何を聞かれているかイマイチわからない(英語の理解の問題)
- 英語でどう答えたら良いかわからない(英語の表現の問題)
この記事では、それぞれの理由からよくあるパターンの質問をピックアップし、その対策・解決法を書いていきますね。
多くの日本人は、すべてのパターンで「うーん」としか発しないため、相手を困惑させることがありますが、とっさに使って間をつなぐことができる、つなぎ言葉も紹介していきますね!
今回紹介する内容は、すでにたくさんの受講生の方が実践された方法です!
本記事の信頼性
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目次
答える内容が思いつかない質問
とっさに使う、つなぎ言葉
IELTSではかなり突飛なことが聞かれます。「そんなこと、考えたこともなかった」というような質問で、日本語でも返答に困るような質問です。
こういう質問をされた時は、まず、このように返答してください。
Oh, I haven’t thought about it!
(わあ、そんなこと、考えたこともなかった!)
と、そのまま口に出してください。
「1番○○なものを答えなさい」という質問
答える内容が思いつかない質問の代表的なものとして、「1番○○なのは何ですか?」というのがあります。
例:What is the most popular form of exercise in Japan?
(日本で一番人気のあるエクササイズは何ですか?)
質問をされて、頭の中は真っ白。
えっ、一番人気?どうだったかなー?やっぱりヨガ?いや、最近ランニングが人気って聞いた気もするし・・・でも私、どちらも好きじゃないんだよなぁ・・・
こんな考えが頭の中をぐるぐるします。
「1番○○なものを答えなさい」という質問の対策としては、「1番~」というのは無視して、自分の好きな○○について話しましょう。
エクササイズの例では、日本で一番人気があるのは、たぶんヨガだと思いつつも、自分の好きなものが水泳であれば、水泳について話すわけです。
「日本で一番人気のある」とは言いつつも、試験官が本当に統計を調べるわけではないので、別にどんなエクササイズについて話してもいいわけです。
「一番人気がある」と聞いて、本当に人気のあるエクササイズをまじめに考えてしまうと、それだけで5秒くらい経過してしまいますから・・・。
IELTSのスピーキングでは、不まじめな人が勝つ!これ本当ですよ!
知的とか、知的ではないとか、はっきり言って、まーったく関係ありませんから!
何を聞かれているかイマイチわからない質問
とっさに使う、つなぎ言葉
もし、ヒアリングの問題で、聞き取れなかったら、しっかりと聞き返しましょう。
I didn’t quite catch that. Could you repeat your question?
I didn’t get it. Would you mind repeating your question?
(あまり聞き取れませんでした。質問を繰り返していただけますか?)
Sorry, did you say ○○ or △△?
(すみません、〇〇と言いましたか、△△と言いましたか?)
IELTSでは聞き取れなかったものをリピートしてもらうことに関しては減点にならないといわれてるので、きちんとした方法で聞き返すことができればOKです。
上記以外にも色々なパターンがありますが、2~3個おさえておき、スムーズに口から出てくるようにしておきましょう。
しかし、ヒアリングの問題ではなく、問題文自体が「イマイチわからん!理解できん!」と思ったら、そのままそれを口に出しましょう。
I’m not sure if I understand your question correctly, but…
(質問をちゃんと理解できたか自信がないのですが、・・・・)
butの後に、自分が思う解釈で、質問の答えを言いましょう。
howの質問
「何が聞かれているのか?」という理解が難しい質問の一つに、「howで始まる質問文」があります。
例)How healthy is Japanese food?
『How』って、Yes NoクエスチョンやWhatとかWhoと違って、曖昧で困っちゃう方が多いようです。
いくつかパターンがありますが、上記↑の質問の場合、「どのくらい」つまり、「程度」を聞かれていると思ってください。
「日本の食べ物はどのくらいヘルシーなのですか?」と聞かれているわけですね。
なので、
- すごくヘルシーなのか?
- まぁまぁヘルシーなのか?
- ぜんぜんヘルシーじゃないのか?
というように質問を頭の中で転換し、どれかを選んで回答します。
その際、私がお勧めするのは、「中間の答えではなくて、どちらか極端なほうに決めてしまうこと」 です。
「まぁまぁヘルシー」というように答えると、ヘルシーなものもあるし、ジャンクなものもあるし・・とか話が色々な方向に飛んでしまい、結局、自分でもどう〆たらいいかわからない悪循環に陥ってしまいます。
「1番の質問」でも書いたように、IELTSのスピーキングでは、答えが真実かどうかは重要ではないのです!
どちらか極端なほうを選んで、例えば、「すごくヘルシーです、なぜなら野菜や海産物を使った食べ物がたくさんあるからです。例えば味噌汁は大豆からできていてタンパク質が豊富で・・・」というように一直線に話を展開していくことができるわけですね。
英語でどう答えたら良いかわからない質問
とっさに使う、つなぎ言葉
もし、質問はわかってるけど、英語力の問題でどう答えたら良いかわからない、という場合、下記のように言って、場をつなぎましょう。
I don’t know how to put it in English,
How do you say in English,
(英語でどういったら良いかわからないけど、)
専門的なテーマの質問
特殊なトピック、たとえば環境問題や社会問題の場合は、その分野特有の単語を知っていることは重要です。
どうしても、その単語を知らないと話せない、ということになってしまうからです。
たとえば、環境問題であれば、
- greenhouse effect
- global warming
- habitat
- species
- endangered
- die out
- extinct
社会問題であれば、
- average life expectancy
- low birthrate
- illegal worker
- wage
- seniority system
などです。
ここに出てきた単語、すべてわかりましたか?そして、ぜんぶ使いこなせますか?
テストまでに、最低限これくらいは必ず使いこなせるようにしてくださいね!
最後に・・・つなぎ言葉について
質問にすぐに答えられない場合のパターンに分けて、つなぎ言葉も紹介しました。
「うーん」と言うだけで、沈黙する・・・ということは一番避けたいので、ぜひ使ってみてください。
ただ、つなぎ言葉だけではもちろんダメで、その後に自分なりのベストをもって答えていけるように、この記事を参考にして練習を重ねてくださいね。
また、つなぎ言葉は、「スラスラと」「間違いなく」言えないと意味がないものでもあるので、何度も口に出して練習し、暗唱できるようになっておいてください!
IELTSスピーキングが伸びない、対策がなかなか上手くいかないという人は、こちらのスピーキング対策をまとめた記事を、ぜひ参考にしてください。
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