『独学で英語を話せるようになった人がやっていること』著者が内容を解説
『独学で英語を話せるようになった人がやっていること』は、2024年12月24日に発売された、私・中林くみこの英語学習書です。
本書を書いた土台になったのは、純ジャパの会社員だった私が英語を身につけた経験と、本書執筆時点で延べ5,000人以上の英語学習者を指導してきた経験です。
英語を話せるようになるために、留学や英会話レッスンが必須なのではありません。文法を確認しながら、多くの英語を聞き、読み、実際に使う。その学習を自分で続ける時間が必要です。
この記事では著者本人が、本書の内容、どんな方に読んでほしいか、読んだ後に何から始めればよいかを紹介します。
目次
『独学で英語を話せるようになった人がやっていること』の書籍情報
| 書名 | 独学で英語を話せるようになった人がやっていること |
|---|---|
| 著者 | 中林くみこ |
| 出版社 | リチェンジ |
| 発売日 | 2024年12月24日 |
| ページ数 | 256ページ |
| ISBN | 9784434343957 |
海外ドラマ、洋書、AIなどを使いながら、独学で「使える英語」を身につける考え方と手順をまとめた本です。
本書で一番伝えたいのは「英語の悩みはインプット不足が9割」
英語を話せるようになりたい方は、英会話レッスンやスピーキング練習を増やそうとすることが多いです。
ところが、英語を話すときに使える語彙や表現は、それまでに読んだり聞いたりした英語から増えていきます。知っている表現が少ないまま会話量だけを増やしても、同じ単語と文法を繰り返しやすくなります。
本書では、インプットを学習の中心に置きます。
- 海外ドラマや動画で、英語を大量に聞く
- 洋書を読み、英文の語順と表現に何度も触れる
- 単語を1語ずつではなく、実際に使われるかたまりで覚える
- 読んだり聞いたりした英語を、会話やAIとの練習で使う
独学は、講座やレッスンを一切使わないという意味ではありません。先生や教材を利用していても、自分で英語に触れ、復習し、使える形へ変える時間は必要です。
語学学校を10年経営して分かったこと
私はカナダで語学学校を10年間経営し、自分でも英語を教えながら、ネイティブ講師やバイリンガル講師の採用・研修にも関わりました。
同じ授業を受けていても、英語の伸び方には差が出ます。特に伸びていたのは、レッスン以外の時間にも海外ドラマを観たり、洋書を読んだり、授業で覚えた表現を自分で復習したりしていた人たちです。
英会話レッスンや講座には、質問する、添削を受ける、実際に話す相手を見つけるという役割があります。ただ、レッスンに通うだけで英語が身につくわけではありません。英語力の伸びは、レッスンの外でどれだけ英語を読み、聞き、復習したかによって大きく変わります。
だから本書では、サービスを使うかどうかではなく、学習者自身が英語に触れる時間をどう作るかを中心に書きました。
全5章で英語独学の順番を説明
第1章:英語独学の考え方
単語と文法を覚えただけでは、会話の途中で必要な英文をすぐに出せないことがあります。
文法を無視するのではなく、文法を使って作られた表現をかたまりで取り入れ、必要な場面で取り出せるようにする考え方を説明します。
第2章:多聴で英語の音を増やす
英語を長時間流しておくだけでは、聞き取れる音はなかなか増えません。
海外ドラマなどを使い、字幕で意味を確認しながら、目で見た英文と耳から入る音を一致させます。内容を楽しみながら、多くの英語を聞くための進め方です。
第3章:多読で英語の処理量を増やす
すべての英文を日本語へ訳し、一文ずつ細かく調べるだけでは、読める量が増えません。
分からない単語があっても話の流れを追える本を選び、英語を英語の語順で読み進めます。たくさん読む中で、同じ単語や文法へ何度も出会うことが大切です。
第4章:独学を続ける仕組み
やる気がある日だけ長時間勉強する方法では、英語に触れない期間ができてしまいます。
自分が楽しめるドラマや洋書を選び、生活の中で英語へ戻れる場所を作ります。完璧な計画を守ることより、読めない日や聞けない日があっても、また再開できる形にすることが大切です。
第5章:AIでアウトプットを補う
AIは、英語を読んだり聞いたりする代わりにはなりません。インプットした英語を、自分専用の問題や会話練習へ変える補助役として使います。
たとえば、読んだ英文から穴埋め問題を作る、海外ドラマで覚えた表現を使って会話する、自分で書いた英文の間違いを指摘してもらう、といった使い方ができます。
この本を読んでほしい人
- 単語と文法を勉強してきたのに、英語が口から出てこない
- 英会話レッスンを受けても、同じ表現ばかり使ってしまう
- 海外へ行かないと英語は身につかないと思っている
- 多聴・多読に興味はあるが、教材の選び方や続け方が分からない
- 英語を独学したいが、何から始めるべきか迷っている
短期間で話せるようになる魔法のフレーズ集ではありません。英語へ触れる量を増やし、自分で理解し、自分で使う時間を積み重ねるための本です。
私が英語を話せるようになるまで|30秒で読めるマンガ
純ジャパの会社員だった私がカナダへ渡り、20代で現地起業し、その後10年間語学学校を経営するまでの流れをマンガにしました。
カナダで暮らしたことや国際結婚だけで、英語が自然に伸びたわけではありません。
英語圏にいても、分からない表現を確認せず、英語を読んだり聞いたりする時間が少なければ、英語力は伸びにくくなります。日本に住みながらでも、自分のレベルに合った英語へ毎日触れる環境は作れます。
本書を読んだ後に始めること
- 文法の不足を確認する:英文を読んでも構造が取れない場合は、中学・高校英文法を整理する
- 多聴か多読を1つ選ぶ:興味のある海外ドラマか、辞書なしでも大意を追える洋書を選ぶ
- 生活の中へ入れる:通勤、昼休み、寝る前など、英語へ戻りやすい時間を決める
- 覚えた表現を使う:短い英作文、会話、AIとの練習で、読んだり聞いたりした表現を使う
最初から多聴・多読・英会話・英作文を全部始める必要はありません。まず1つのドラマか1冊の本を選び、英語へ触れる量を少しずつ増やしてください。
私が実際に英語力を伸ばした時期と、そのとき何を勉強していたかは、独学で英語力が伸びた時期と勉強内容を実体験から読むで詳しく書いています。
今から始める勉強を順番で確認したい方は、英語を話せるようになるための独学3ステップを確認するへ進んでください。
よくある質問
英語初心者でも読めますか?
英語学習を始めたばかりの方も読めます。英文の基本構造がほとんど分からない場合は、本書の考え方を確認しながら、中学英文法の復習も進めてください。
留学や英会話スクールへ行かなくても話せるようになりますか?
日本に住みながらでも、英語を読み聞きし、実際に使う環境は作れます。ただし、本を読むだけで話せるようになるわけではありません。本書で説明している学習を、自分の生活の中で実行する必要があります。
紙の本と電子書籍はありますか?
紙の単行本と電子書籍があります。書き込みながら読みたい方は紙の本、外出先でも読みたい方は電子書籍が便利です。
英会話レッスンや講座は必要ありませんか?
レッスンや講座を使うこと自体に問題はありません。質問、添削、会話の場として利用しながら、レッスン以外の時間に多聴・多読と復習を続けてください。
まとめ|英語を独学する順番が分かる本
『独学で英語を話せるようになった人がやっていること』では、英語を話すために必要なインプットを、多聴・多読・表現のかたまり・AI活用という形で説明しています。
英語が伸びないとき、次の教材やレッスンを探す前に、毎日のインプット量と、読んだり聞いたりした表現を使う機会を確認してみてください。
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