英語学習法

英語多読入門ガイド|ベストセラー語学書の著者が解説

こんにちは、IELTS講師の中林くみこです。

今回は、私自身の英語力を大きく伸ばす転機となった「英語多読」について、基本から実践方法、そして最新の多読テクニックまで、じっくりご紹介します。

これを読めば、英語学習に多読を取り入れるための全てがわかる内容になっています。

この記事では、以下の5つのパートに分けて、多読の考え方から実践法までを丁寧にお伝えしていきます。

  1. 英語多読とは
  2. 多読の効果
  3. 多読の正しいやり方
  4. 多読コンテンツの選び方
  5. 【最新版】3つの多読法

私が多読を取り入れていた頃は、紙の洋書をひたすら読みまくっていましたが、今はテクノロジーの進化によって、もっとスマートに・もっと気軽に・そして経済的に取り組める時代になりました。

「どんなに時間とお金をかけても、なかなか英語が話せるようにならない」

そんなふうに感じている方こそ、ぜひ最後まで読んでみてください。

きっと、新しい突破口が見つかるはずです。

中林くみこのプロフィール。IELTS公式運営団体IDP Educationセミナー講師。東京オリンピック公式ルールブック日英翻訳。カナダトロントにて英語語学学校を10年経営。

1. 英語多読とは?

英語多読とは英語多読とは、その名の通り、英語の文章をたくさん読むことです。

そして多読で目指すのは、英語を英語のまま理解する力を身につけること!

たとえば、ネイティブスピーカーが英語を読むとき、いちいち戻って訳し直したりはしませんよね。英語の語順のまま、前からスラスラと読み進めていきます。

私たちも同じように、英文を大量に読むことで、頭の中に「英語脳」が育っていきます。やがて、訳さなくても意味が自然に入ってくるようになります。

また、リスニングと違って、多読は自分のペースで進められる能動的なインプットです。

聞き取れなかった音声は一瞬で流れてしまいますが、多読は自分のペースで読み進められます。前後の文脈から推測したり、理解しながらインプットしていくことができるのです。

だからこそ、多読は英語を英語のまま理解する力を育てる、本質的なトレーニングなのです。

なぜ多読なのか

私は、英語に伸び悩んでいる全ての学習者に対して、多読と多聴による大量インプット型の学習を強くおすすめしています。

というのも、

私たち日本人がこれまで信じてきた「単語と文法をマスターしてから英会話練習へ進む」という学習ルートでは、なかなか話せるようにならないことが、すでに明らかになっているからです!

「単語も文法もけっこう覚えたのに、全然話せない……」そう感じたこと、ありませんか?

実際、私もこれまでに数えきれないほど、このお馴染みの学習ルートをたどって苦しんでいる学習者を見てきました。

結論から言えば、圧倒的にインプットの量が足りていないのです!

「えっ!でも単語と文法をしっかりインプットしてきたけど?」という声が聞こえてきそうですが….

ここで言うインプットとは、『リアルな英語を、大量に・英語のままの語順で摂取する』ことを指します。

日本語のテキストで英語を学ぶと、英語を学んだ気にはなるのですが、実際に英語に触れている時間は思ったより少なく、日本語を読む時間の方が長くなってしまいます。

さらに、日本語から英語を組み立てる癖がなかなか抜けず、英語がスムーズに出てこない原因になってしまうのです。

英語と日本語は、語順も発想もまったく異なる言語です!

だからこそ、英語は英語の語順のまま、前から理解していくことが大切。そうすれば、頭で考えなくても、英語が自然にスッと入ってくるようになります。

この英語脳を育てるには、多読・多聴によって、シャワーのように英語を大量に浴びることが一番の近道です。

そして、その大量のインプットを経てからアウトプット(スピーキング・ライティングなど)に進むことで、「言いたいのに言葉が出てこない…」という悩みも、着実に解消されていくのです。

 

2. 多読の効果

多読の効果

多読を続けていると、リーディング力だけでなく、リスニング・スピーキング・ライティングといった、英語力全体が伸びていきます。

多読には、具体的に以下のような効果が期待できます。

1. 英文処理能力の向上
たくさんの英文に触れることで、英語を頭から順番に理解する力が養われます。 日本語に訳したり、返り読みしたりする癖が減るため、リーディングのスピードがどんどん上がり、リスニングでも英文の流れについていけるようになるという効果も生まれます。

2. スピーキング・ライティングの向上
多読はインプット学習の代表的なものですが、良質な英文のストックを増やすことで、アウトプットの質も向上します。 自分の中にたくさんの表現の引き出しができるため、ライティングやスピーキングの際に、より自然で説得力のある言い回しができるようになります。

3. 語彙力と表現力の向上
多読を通じて、単語やフレーズが実際の文脈でどのように使われるのかを自然に学ぶことができます。 単語帳で意味だけを暗記するのとは違い、物語の背景や登場人物の感情と共に表現が記憶に残るため、より実践的な語彙力が身につきます。

4. 文法力の定着
文法のルールを知識として知っているだけでなく、多読を通して実際の使われ方に数多く触れることで、そのルールが感覚的に身につきます。 

 

3. 効果的な多読のやり方

多読のやり方

多読の効果を最大限に引き出すために、まずは何よりも大切なことがあります。

それは、完璧主義を手放すこと!

日本人の学習者は、英語は学問であるという意識がとても強く、英文を読んでいるとつい「文法も単語も全部理解していないとダメ」と思い込んでしまいがちです。

でも、それではいつまで経っても読み進めるのがしんどくなってしまうし、何より英語が楽しくないんですよね。

英語は、数学でも科学などのように論理的に解き明かすものではありません。

完璧さを求めるよりも、「読んで意味がつかめる感覚」を大切にしましょう!

たとえば、ネイティブ同士の会話では、省略されたり、文法が多少崩れていたり、スラングが使われたりすることは日常茶飯事。学校の教科書のような「整った英文」ばかりではありません。それって、日本語も同じですよね。

リアルな英語も、文法の例外や、あいまいさがあって当然なのです!

だからこそ英語を読むときも、「全部しっかり理解しなきゃ」という思い込みは、きっぱり手放してしまいましょう。

多読初心者の人にとって「なんとなく読めた」「話の流れがつかめた」という感覚が大事なのです。まずは、「7〜8割くらい理解できればOK」という、ちょっと力を抜いたマインドで多読に取り組んでみてください。

むしろそのくらいのゆるさの方が、英語のリズムに乗って、読書が楽しく続けられるようになります。

英語は、完璧に理解するものではなく、たくさん英語に触れて、どんどん慣れていくものという意識をもってください。

では、完璧主義を捨てるための具体的な4つのポイントを解説していきます。

1. 精読マインドをやめる
多読を始めるとき、まず意識してほしいのは、精読をしないこと。多読は一言一句を理解する「精読」とは全く違うということです。 精読をしてしまうと、英語を英語のまま理解することがむずかしくなります。

2. 辞書は引かない
少しぐらい知らない単語があってもストーリーは把握できるものなのです。知らない単語が出てきたら、基本はスルー、または、前後の文脈からなんとなく想像しましょう。同じ単語が何度も出てきて、重要な単語だと感じたら、そのときだけ調べればOKです。

3. 返り読みしない
日本人の多くは、英文を読むときに返り読みをしてしまいがちです。たとえば、関係代名詞が出てくると「これが修飾してるのはどれだっけ?」と文の後ろから前へ訳してしまうんですよね。でも、いちいち後ろから英語を理解する癖があると、リスニングについていけないですし、スピーキングのときも言いたいことを組み立てるのに時間がかかってしまいます。読むときから英語の語順に慣れていくことで、英語を聞いてもスッと意味が入ってくるようになりますし、話すときも文を組み立てやすくなっていきます。

4. 読み飛ばしOK!つまらないなら途中でもやめる
多読の目的は、大量の英語に触れることです。だからこそ「読み進めるのがつらいな…」と感じながら無理に読む必要はまったくありません。前書きや導入部分が退屈なら、思いきって飛ばしてしまってOK。また、読んでいるうちに「なんだか楽しめないな」と感じたら、途中でやめて別の本に切り替えて大丈夫です。「せっかく買ったのに…」と罪悪感を覚える方もいるかもしれませんが、多読学習において一番もったいないのは、読まないことなんです。無理して読み続けて英語が嫌いになってしまうより、「この本、面白い!」と思えるものをどんどん読んでいく方が、圧倒的に効果も出ます。

 

4. 多読コンテンツの選び方

多読コンテンツの選び方

多読を成功させるいちばんのコツは、楽しめるコンテンツを選ぶことです。

英語学習用のあまり興味のないコンテンツを選ぶ必要はありません!

むしろ、「これ面白そう!」と思えるものをどれだけ見つけられるかが、多読を続けられるかどうかを左右します。

基本の考え方はこうです。

ふだん日本語で読んでいるジャンルを、そのまま英語に置き換える!

たとえば…

  • 小説が好きなら
    →洋書や、英語版の日本の小説
    を読む
  • ヨーロッパのサッカーが好きなら
    →海外のスポーツニュースを読む
  • 漫画が好きなら
    →英語版の漫画を読む

こんなふうに、自分の趣味や関心に沿ったものを英語にスライドさせるだけで、読みやすさもモチベーションも格段に上がります。

「英語だと読めないから楽しめない」は思い込み

「でも英語だったら意味がわからないから楽しめない…」と思い込んで、最初から手をつけない方も少なくありません。

でも、日本の英語教育を受けてきた方であれば、完璧に読もうとさえしなければ、ストーリーを追うことは意外とできるものも多いのです。

今は、テクノロジーの進化も目覚ましく、サポートを受けながら読み進めることもできます。

これについては、次章の実践のところで解説しますね。

試験対策でも好きなものを読むべき理由

「IELTSやTOEICの試験対策のために多読をしようと思ってるから、やっぱりニュースや試験で出てきそうなトピックを読むべきかな?」

と考える方も多いのですが…

私は、英語学習の目的が試験であっても、好きなものから読むことを強くおすすめしています。

なぜなら、興味がないものは続かないからです!

英語学習を始めたときはやる気があるので、継続できる気がするのですが、やる気というものは自然にしぼんでいきます。

やる気がないときに、どのように学習を続けるのかをもっと考えるべきです!

どんなに、試験に出そうなテーマでも、つまらなければページは進みませんし、続かなければインプットの量は伸びません。

「気づけば何十ページも読んでる!」
これが多読学習の目指すべきところです。

「楽しんで読んでるだけじゃ、身につかない」は誤解です

「好きなコンテンツを読んでいても、なんだか学んでる気がしない…」と思う方もいるかもしれません。

でも、ここで思い出してほしいのは…

つまらない単語帳を無理やり覚えたり、文法書と格闘したりして、果たして実際に使える英語が身についたでしょうか?

多くの人が、苦しみながら学習を続けても、話せるようにならないと悩んでいます。

それは、英語を学問として学ぼうとしてきたからなんです。

だからこそ、これからは「楽しむために英語を使う」時間を増やしていきましょう。

ワクワクしながら読んだ内容は、記憶にも残りやすく、使える表現として自然とストックされていきます。

 

【最新】3つの英語多読法

3つの英語多読法

1.洋書で多読

英語多読を始めるにあたって、私がまずおすすめしたいのは、Kindle(キンドル)を使うことです。

Kindleは、Amazonが提供する電子書籍アプリ(デバイス)で、数千冊の本をスマホに持ち歩いて読むことができます。

もちろん紙の本も素敵ですが、英語多読においては、Kindleのほうが圧倒的に効率的で、コスパも抜群なんです。

❶ すぐに手に入る&圧倒的コスパ

Kindleの最大の魅力は、「読みたい!」と思ったその瞬間に、すぐに本を手に入れられることです。

書店に行かなくても、海外から取り寄せる必要もなく、1クリックで即ダウンロード。読みたい気持ちが冷めないうちに、すぐ読み始められるのは、多読を続けるうえで大きな強みです。

しかも、紙の洋書よりもはるかに安く手に入るのも、長く続けるうえで欠かせないポイントです。

たとえば、名作ファンタジーの『ナルニア国物語』のシリーズは、7巻セットで150円ぐらいで買えたりもします。

またKindle Unlimitedを使えば、月額1000円ほどで、対象の書籍が読み放題になり、コストを気にすることなく、どんどん読めます。執筆時点では、ハリーポッターもkindleアンリミテッドの対象になっています。

❷ 読書サポート機能が超優秀

Kindleには、多読をサポートしてくれる便利な機能がいくつも搭載されています。

  • 辞書機能
    わからない単語を長押しするだけで、意味が表示されます。辞書を開いたり、検索したりする手間がないので、読書の流れを止めずに済みます。
  • Word Wise
    難しい単語に、英語でのシンプルな注釈が自動で表示される機能。辞書を引かなくても、文脈で意味をつかみながら読めるようになります。
  • ハイライト・メモ機能
    気になったフレーズや覚えておきたい表現にマーカーを引いて、後から見返すことも可能です。

こうした機能のおかげで、英語に慣れていない方でもストレスなく多読を続けられる環境が整っているのがKindleの強みです。

❸ できれば、専用端末のKindleを使おう

Kindleアプリはスマホやタブレットでも使えますが、できればKindle専用端末の購入をおすすめします

なぜなら、スマホだと通知が来たり、つい他のアプリを開いてしまったりと、集中を妨げる要素が多いんですよね。

Kindle端末は「読書に特化」という一点において、読書習慣をつけるためには最強のツールです!

また、目に優しいディスプレイは、ほとんどブルーライトを発しないので、寝る前の読書にも最適なんです。

実際に私も、枕元にKindleを置いておいて、夜寝る前や朝起きたタイミングで読む習慣が10年以上続いています。

kindleは英語多読に便利
英語読書と洋書多読にKindleがお勧めな理由8つ!英語で読書したい。洋書を多読して、速読スキルをアップさせたい。英語力をアップさせたい。何より、英語で本を読めたらカッコいい。と思っている人は多いですよね。でも、なかなか続かないのが難点。Kindle+Amazonなら、それを解決してくれますよ!カナダで英語の学校を10年経営の英語講師が解説します。...

❹ 英語初心者でも読める本、たくさんあります

「でも、洋書なんて難しそう…」と思っている方もご安心を。

Kindleの品ぞろえは豊富なので、絶対に自分にあった洋書が見つかります!

私が多読初心者にお勧めしているのは、英語圏のティーン向けの小説や、ビジネス書などの実用書です。

これらは文体がシンプルなものが多いので、意外に日本人学習者にも非常に読みやすいです。

❺ 最初の一冊はこうして決める!

Kindleでは、本のサンプルを無料でダウンロードして試し読みができます。

まずは、自分が興味のある本や、すでに日本語で読んだことがある本のサンプルをダウンロードしてみましょう。

試し読みすることで、英語のレベルが自分に合っているか確認できます。

すべての単語や表現が分からなくても大丈夫です。

「話の流れについていけそう」「だいたい8割くらい理解できそう」と感じた本を選ぶと安心です。

それでも、本選びに困っている方は、私の公式Xで紹介している洋書の中から選ぶのもいいです。

 

2.英語ニュースで多読

Yahoo!ニュースや、ニュースアプリをなんとなく見るのが習慣になっている・・・

そんな方にぜひおすすめしたいのが、その「ニュースを読む習慣」を、英語に切り替えてみることです。

英語学習のために特別な教材を用意しなくても、すでにある習慣をそのまま英語に置き換えるだけで、日々のインプット量がぐんと増えます。

英語ニュースというと、BBCやCNNなど、ちょっと堅くて難しそうなメディアを思い浮かべる方も多いかもしれません。

でも、それだと、ほとんどの人は長続きはしません。

もっと気軽に、自分の興味に合わせて読むことで、英語ニュースを習慣化することができます。

具体的に、習慣化するため役立つ2つのアプリを紹介していきますね。

❶ Googleニュース(アプリ/ブラウザ)

英語ニュースに挑戦するなら、まずおすすめなのが Googleニュース(Google News)です。

このアプリ(またはブラウザ)は、世界中のニュースサイトから記事をまとめてくれる便利なサービスです。

さらに、自分の興味に合わせて内容をカスタマイズできるのが最大の魅力です。

たとえば、

  • テイラーが好きなら「Taylor Swift」
  • 野球が好きなら「baseball」「MLB」
  • 日本のニュースが読みたいなら「Japan」
  • 美容や旅行が好きなら「skincare」「travel」

このように、有名人やトピックをフォローしておけば、毎日、自分が読みたくなるような英語ニュースがどんどん届きます

設定で「言語(地域)」を英語にしておくだけで、設定した言語(地域)のニュースが表示されるので、日本語のニュースを排除しつつ、興味のあるニュースだけを読むことができます。

❷ マイクロソフトEdge(アプリ/ブラウザ)

さらにもう一歩踏み込みたい方には、Microsoft Edgeブラウザで英語ニュースを読むのもおすすめです。

多くの人は、スマホでネットをするときに、ChromeやSafariを使ってると思いますが、Edgeブラウザに変えるだけで、ニュース記事で英語を学ぶ環境が整います。

EdgeブラウザにはAIアシスタント(Copilot)が搭載されていています。

  • わからない単語や表現をAIに質問
  • 難しいニュースを自分のレベルに変える
  • ニュース記事の要約
  • 読み上げ機能でリスニングも可能

このような英語ニュース学習に特化した便利な機能が揃っています。

さらに「リーディングモード」も搭載されており、広告などの余計な表示を消して、記事の本文だけに集中できる環境を整えてくれます。

「英語ニュースは難しくて無理」と感じていた方も、こうしたAIのサポートをうまく活用すれば、取り組むハードルを下げられます。

好きなテーマでOK!

ニュースの多読で大切なのは、「英語ニュースを読まなきゃ」と身構えず、自分が本当に興味のある話題を次から次へと読んでいくことです。

TOEIC、英検、IELTSなどの試験対策として、「環境問題や社会問題など難しそうなニュースを頑張って読もう」とする人もいますが、それでは長続きしません。

結果的に、インプット量が増えず、多読の効果も実感できなくなります。

実際、私の生徒さんの中には「大谷翔平の記事ばっかり読んでます!」という方もいます。それでOKなんです。むしろ、それが理想的な形です。

英語ニュースでも、多読の基本は変わりません。「面白い!もっと読みたい!」という気持ちこそが、自然にインプット量を増やし、結果として英語力アップにつながるのです。

 

3.英語マンガで多読

「ニュース記事や洋書って、文字ばかりでちょっと疲れる…」

そんな人は、英語のマンガで多読を始めてみましょう

英語多読というと、どうしても堅い内容や活字中心のものが多くなりがちですが、 好きな作品を英語で楽しむことも、立派なインプットです。

漫画は、キャラクターのセリフが中心なので、口語表現が豊富です。とくに日常会話が多いジャンル(学園ものなど)は、カジュアルな言い回しやリアルな会話も学べます。

しかも、「ストーリーをすでに知っている作品」なら、英語でも内容がスッと入ってきやすいので、英語初心者にもおすすめです。

英語漫画学習アプリ「Langaku(ランガク)」

私が特におすすめしているのは、英語学習に特化した漫画アプリ『Langaku(ランガク)』です。

Langakuのすごいところは、

  • ワンピースや鬼滅の刃など集英社の人気作品が読める
  • 英語・日本語の切り替えがワンタップでできる
  • 英語と日本語のミックス表示(比率も調整可)
  • 単語の辞書機能や発音チェック機能など学習サポートが豊富
  • 無料から試せて、毎日ちょっとずつ読める

「本格的に始めたいけど、いきなり課金するのは不安…」という方にも、まずは無料で気軽に試せるのが嬉しいポイントです。

 

マンガを読むのに真面目になりすぎないで!

まじめな英語学習者ほど、「毎日1話」「1話につき2回読む」など、きっちりルールを決めて取り組みがちです。

ですが、漫画はハマると止まらなくなるもの。

読みたい気持ちを無理に抑える必要はありません!

1日1話ではなく5話まとめて読んでもいいですし、気が乗らない日は数ページだけでもOK。

むしろ、「ちょっとだけ読もう」と思って読み始めたら、気づけば何話も読み進めていた!そんな没入感こそが、漫画の魅力です。

この「ハマる力」は、多読を習慣化するうえでとても重要です。

特に、これまで「英語の本を一冊も読み切れたことがない…」という方ほど、まずは漫画で、英語で読む楽しさを体感することをおすすめします。

先ほど紹介したLangakuで本格的に多読をするなら、有料プランへの加入はほぼ必須になるでしょう。

確かにニュースや洋書に比べると英語漫画はコストがかかりますが、月額料金は英語テキスト1冊分ほど。十分に投資する価値はあります。

最初の一冊おすすめ漫画

私が実際に英語で読んだ中で、特に初心者の方におすすめしたい作品はこの3つです。

君に届け(Kimi ni Todoke)
陰気な雰囲気の女子高生が、友情や恋を通して成長していく青春ストーリー。日常会話が中心で、自然な英語表現をたくさん学べる。

アオハライド(Ao Haru Ride)
初恋の再会から始まる学園恋愛ドラマ。君に届けと同じで学園ものなので、日常でも使いやすい会話文が豊富。

鬼滅の刃(Demon Slayer)
家族を失った少年が仲間と共に鬼と戦うアクションファンタジー。上記の2つに比べ、やや難易度は高めですが、すでにストーリーを知っている人は読みやすい。

Langakuは基本的に最初の20ページぐらいは無料で読めるので、いろいろ試しに読んでみてくださいね。

 

結局、何をどのぐらいすればいいの?

実践的な取り組み方

洋書、ニュース記事、マンガ…いろいろな多読法を紹介してきましたが、「結局どれをすればいいの?」と迷っている方も多いはずです。

「好きなものからやればいい」と言われても、かえって選びにくいこともありますよね。

そこで私がおすすめするのは、メインは洋書、スキマ時間にニュースやマンガという組み合わせです。

  1. メイン:洋書
  2. スキマ時間:ニュース・マンガ

私は多読は洋書が最強だと思っています。

理由はシンプルで、ンプット量が圧倒的に多くなるからです。

ニュース記事は1記事ごとに短く、ストーリー性がないため「続きが気になる」状態になりにくく、漫画は楽しいけれど長く続けるとコストがかさみやすい傾向があります。

その点、洋書はストーリーに没入できてコスパも良く、長期的に続けやすいのです。

マンガは仕事や勉強で疲れたときの「英語でリフレッシュ」に最適で、SNSを開く代わりに英語マンガを読む習慣をつければ、楽しみながらインプット量を増やせます。

目標は「100万語」!

多読を始めるなら、まずは100万語を目指しましょう。

平均的な長さの洋書でおよそ15冊分です。

このくらいの量を今回紹介した方法で読み切ると、英語の処理スピードが大幅に上がり、リーディングだけでなく、リスニングやスピーキング力も確実に実感できます。

最初は「100万語なんて無理…」と思うかもしれませんが、自分がハマれる洋書に出会えば十分達成可能です。

興味のない本ではなかなか続きません。だからこそ、洋書選びが多読成功のカギだと覚えておいてくださいね!

 

今まで伸びなかった人ほど、多読をして!

単語帳も文法書もやった…リスニング教材も繰り返した…

それでも「話せない」「聞けない」と感じているなら、それはあなたの努力が足りなかったのではありません。

足りなかったのは、リアルな英語の大量インプットです。

多読と多聴は、このインプット不足を一気に埋める学習法なんです。

訳さず、返り読みせず、英語を英語のまま前から理解する回路をつくることで、英語がスッと入ってくるようになります。

これまでのやり方で伸び悩んでいた人ほど、多読は大きな突破口になります。

今日から英語を「机に向かう学習」ではなく「リアルな英語コンテンツに没頭する時間」に変えることで、英語力は明らかに伸び始めます。

ABOUT ME
Kumiko
カナダで語学学校を10年経営し、IELTS対策をはじめ、TOEIC、英文法、ビジネス英語、翻訳、通訳、英会話などさまざまなコースで指導してきました。著書『スピーキング攻略・IELTS英単語』『独学で英語を話せるようになった人がやっていること』『スマホで倍速!英語独学ハック』『IELTS語彙文法でる500問』詳しいプロフィールはこちら
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