英語を聞き取れない・・・
初心者、中級者、上級者それぞれにレベルは違うものの、「聞き取れない問題」はいつまでもついて回りますね・・・
もちろん、明日からすぐに全部聞き取れる方法、というのは存在しませんが、間違った勉強法をやっていると、いつまでも聞き取れるようになりません。
そして、間違った勉強法をいつまでも続けているケースがかなり多いです。
この記事では、レベルを問わず、英語が聞きとれるようになるトレーニング法を書いていきます。
この記事を書いた人
まずは、リスニング力が上がると勘違いしている、間違った勉強法をみていきますね。
目次
効果がない!間違ったリスニング勉強法
まず、間違ったリスニング勉強法を4つ紹介します。
そして次の章で、リスニング力を伸ばすためのトレーニング法を説明します。
① 聞き流し勉強法は効果がない
ここではっきりさせたいのですが、「聞き流すだけで○○」という勉強法は効果がありませんのでやめましょう。
以前に某リスニングプログラムが流行ったことがありましたね・・・
「聞き流すだけで英語ペラペラ!」的な。
ああゆうのが流行ると、まともにやっている英語教育者は「あーあ」となります。がっかりした指導者は多かったはず・・・笑
なぜがっかりするかというと、もちろんそういった業者に対して、なぜそのように効果がないものを平気で売ることができるのか?という気持ちがあることはもちろんなのですが、
それが「流行ってしまう」ということは、やはりまだ、英語学習について正しい知識がきちんと知れ渡っていないのだな、ということを実感するわけです。
まぁ聞き流しって、まず効果ないです。残念ながら・・・。かなりの英語初心者で、まず英語への抵抗感をなくしたい!とかなら、良いでしょう。
しかし、大半の方にとっては、お金と時間の無駄!
これは某プログラムに限らず、「聞き流し」という学習法すべてに当てはまります。
そもそも、きちんと集中して聴いていたって、その大半が忘れてしまうんです。聞き流しで、記憶に残っているわけがない。
ましてや、「ペラペラ」とは、よくぞ言ったもんだ。そんなんでペラペラになれるなら、本当に誰も苦労しないって話です。
② シャドーイングに使っている教材が難しすぎる
これは本当にあるあるなんですよ・・・
もし今、リスニング力を上げるために一生懸命シャドーイングをやっているとしたら、自分のやり方が間違っていないか?
ということを、下の記事を読んで確認してみてくださいね。
③ 英会話レッスンだけでは聞き取れるようにならない
英会話レッスンをずっとやっているのに・・・先生の言うことは聞き取れるようになってきたのに・・・実践となると、ぜんぜん聞き取れない。
という話は、よく聞きます。
しかし、英会話レッスンだけでは、聞き取れるようにならないばかりか、しゃべれるようにもなりません。
これについては、下の記事で詳しく書いていますのでぜひご参照ください。
④ 中級になってシャドーイングではリスニングは上げにくい
シャドーイングをリスニングに効かせるのは、おもに初級者~初中級者が対象となります。
私の経験では、中級以上になってくると、シャドーイングは、「話す」ほうに効果があるようになってきます。
逆にいえば、中級以上の人にとっては、シャドーイングは、リスニングにはあまり効かないようになってきます。
これは、実感している人も多いのではないでしょうか。
シャドーイングはずっと続けてもらって良いですし、スピーキングにはすごい効果を発揮するのですが、「リスニングに効く」ことは期待しないようにしましょう。
では、何をすれば良いかというと、次の章で言う「多聴」がメインのトレーニング法になります。
リスニング力を上げるためのトレーニング方法
目で見る情報と耳で聞く情報を一致させる
リスニングができない大きな理由の一つが、目で見る情報と耳で聞く情報が一致していないことです。
つまり、「台本を見ればわかるのに、耳だけで聞いても何を言っているかわからない」という現象ですね。
その他、語彙不足などもあるんですが、日本人のリスニング力に関してはこれが一番の原因であると私は思います。
つまり、目と耳を一致させる作業、が必要になってくるわけです。
リスニング力を上げたい、と思ったら、必ず、スクリプト(英語字幕)と一緒に聞きましょう。
海外ドラマ、映画、YouTubeも、英語字幕の設定ありますよね。
しっかりと英語字幕が付いている、有料級のYouTubeチャンネルを4つ厳選しました。
①リスニング
②字幕を見ながらリピート
③単語・フレーズを書きとめる
④ディクテーション
⑤シャドーイング
⑥速度を早める/遅くすると、使い方は無限大…! pic.twitter.com/yYCF8g509i
— Kumiko|英語学習を高速化する人 (@IELTS_expert) June 15, 2023
その他の教材も、必ず文字起こしをされたものが一緒についているものを選んでください。
最近の教材はほとんどついていますよねー。これって、この学習法が効果があるっていう証明じゃないかなと思います。
多聴をする(とにかくたくさん聞く)
こちらの動画でも言っている「英語の悩みの9割はインプット不足!」ですね。
特に中級者以上の人で、リスニングに悩みがある人は、シャドーイングから多聴に切り替えるべきです。
この場合の多聴は、やはり上のように「目で見ながら聞く」を続けましょう。
聞くものは、何でも良いですが、やはり私は海外ドラマがお勧めです。
楽しんでできるし、何よりも自然な英語が学べるし、その他のメリットもとても多きいです。
リスニングを伸ばす方法まとめ
今回は、リスニングの間違った勉強法と、正しいトレーニング方法を解説しました。
- 聞き流し英語学習をしている人
- 難しすぎるシャドーイング教材を使っている人
- 英会話でリスニング力を鍛えようとしている人
- 中級者になってもシャドーイングをしている人
これらに当てはまる人は、スクリプトを見ながら音声を聞いて、目で見る情報と耳で聞く情報を一致させるトレーニングをしましょう。
また、中級者レベルの人は、シャドーイングから多聴に切り替えることで、さらなるリスニング力向上を実現できます。
本サイトでは、IELTSリスニング対策についても解説していますので、IELTSを受験する人は、ぜひ参考にしてください。
文法で行き詰まっているあなたへ。目からウロコの英文法学習法を詳しく解説するメール講座です。
受験で失敗したKumikoがその後、どのようにして翻訳者になり、さらに語学学校の経営をするまでになったのか。
その実体験から学んだ、効果抜群の英語学習法を7日間でシェアします。