IELTSのボキャブラリー(単語)

効率重視の英単語勉強法!【単語の意外な意味を知る】その2

すでに知っている単語の、「意外な意味」を知って、表現力を鍛えていこう!効率的に語彙を増やしていこう!というシリーズです。

その1はこちらからどうぞ。

効率重視の英単語勉強法!【単語の意外な意味を知る】その1一つの英単語=一つの意味 と思い込んでいませんか?新しい単語を辞書で調べる時、一番上に出てきた意味を自動的に採用していませんか?あなたがすでに知っている単語には、思いがけない意味があり、しかもその意外な意味は、かなり頻繁に使われています!カナダで10年語学学校を経営し、5,000人以上の英語学習者を見てきた私だからお送りできるコンテンツだと思っています。...

この記事を読んで、英単語の一つ一つが、二つ以上の意味がある!しかも、どちらの意味も良く使われる!という気づきになれば幸いです。

pull

pullの通常の意味

言わずとしれた・・・「引く」ですね。

ドアのところにもよく書いてあります。

pullの意外な意味

「しでかす、やってのける」という意味があります。

例1:He pulled a prank on her.

彼は彼女にいたずらをした。

例2:They pulled a bank robbery.

彼らは銀行強盗をやらかした。

あんまり良くないことを「しでかす」というニュアンスで使います。

even

evenの通常の意味

「~でさえ」という意味の副詞で知られていますね。

実は、この意味でも正しく使える人は少ないのですが・・・。

evenの意外な意味

「平らな」という意味で形容詞として使われます。

例1:I need an even surface to do it.

それをするには平らな面が必要だ。

例2:She spoke with an even voice.

彼女は平たんな声で話した。

このように、表面、道、声などが平たんだ、平らだ、という時に使います。

address

addressの通常の意味

ふつうは、名詞で「住所」という意味で知られていますよね。

addressの意外な意味

動詞で「対処する」という意味があります。

例1:The government is doing what they can to address the pandemic.

政府はパンデミックに対処するためにできることをしている。

例2:The principal should address issues regarding online learning.

校長はオンライン授業についての問題に対処しなければいけない。

このように、他動詞として後ろに「問題」など(problem, issueなど)の語を付けます。

different

differentの通常の意味

何か比較対象のものがあり、A is different from B という形で、「Bとは違う、異なる」という意味で覚えている方がほとんどだと思います。

differentの意外な意味

「変わっている、風変わりな」(strange)という意味があります。

例1:She is different.

彼女、変わってるよね。

例2:My job is a little different.

私の仕事は少し風変わりだ。

このように、特に比較対象があるわけではなく、strangeといいたい時に使えます。

通常、あまり良い意味では使われません。

practice

practiceの通常の意味

「練習する」という動詞として覚えている方がほとんどでしょう。

practiceの意外な意味

名詞で「習慣」という意味があります。

例1:It’s common practice in Canada to tip servers at restaurants.

レストランでウェイター・ウェイトレスにチップを払うのはカナダではよくある習慣だ。

例2:This is American business practice.

これはアメリカのビジネス習慣だ。

「習慣」という名詞としても、「習慣として○○をする」という動詞としても使います。

deliver

deliverの通常の意味

「配達する」という動詞として覚えていますよね。

deliverの意外な意味

「実現する」という意味があります。

例1:Do you think he can deliver on his goal?

彼は目標を実現できると思う?

例2:Under promise, over deliver.

約束は少なめに、実行は多めに。(格言)

このように、promise (約束)などの言葉と一緒によく使われます。

まとめ

Kumikoは英語オタクなので、「またマニアックなこと言っちゃって」とすぐ思われがちですが、この記事に書いた意味は、本当によく使われるのです。

その単語がベーシックであればあるほど、たくさん意味があるのですよね~。

「その1」の記事にも書きましたが、単語の「数を増やす」だけが語彙力ではありません。

効率重視の英単語勉強法!【単語の意外な意味を知る】その1一つの英単語=一つの意味 と思い込んでいませんか?新しい単語を辞書で調べる時、一番上に出てきた意味を自動的に採用していませんか?あなたがすでに知っている単語には、思いがけない意味があり、しかもその意外な意味は、かなり頻繁に使われています!カナダで10年語学学校を経営し、5,000人以上の英語学習者を見てきた私だからお送りできるコンテンツだと思っています。...

記事を見ていただいてわかるように、一つの単語で品詞(名詞、形容詞、副詞など)も色々あるので、これも思い込みを取り払って考えましょう。

まだまだたくさんあるので、次の記事をお楽しみに!

ABOUT ME
Kumiko
カナダで語学学校を10年経営し、IELTS対策をはじめ、TOEIC、英文法、ビジネス英語、翻訳、通訳、英会話などさまざまなコースで指導してきました。著書『スピーキング攻略・IELTS英単語』『独学で英語を話せるようになった人がやっていること』詳しいプロフィールはこちら
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