英語学習法

忙しくても簡単に英語を続けるコツ【習慣化すること】

英語を続けるのが難しい、と感じている人は多いでしょう。

フルタイムで働いているビジネスパーソンであれば、なおさら。

しかし、忙しくても英語を身に付けている人もいる

その違いは何か?と感じたことはありませんか?

  • やる気の違い
  • 努力できるすごい人
  • 才能、センス

が原因と感じて、「自分には英語は無理だ」とあきらめる人は多いです。

しかし、これは違います。

英語の上級者はみんな、英語の学習をうまく「習慣化」させています。

人間は習慣の生き物です。

逆にいえば、英語学習を習慣にできれば、英語は成功したとも言えるでしょう

どうやったら英語を習慣にできるのか、ということについて書いていきますね。

本記事を書いた人

私は日課として、洋書だけでなく、さまざまなジャンルの本を読んでいます。習慣化に関する書籍も、今までたくさん読んできました。

英語学習を継続できた実体験、本で得た知識をふまえて、この記事でお伝えしていきますね。

なぜ習慣化すると英語が続けられるのか

考える余地がない

あなたは「今日、歯を磨こうかな?やめとこうかな?」と考えますか?

考えませんよね。

ほとんどの人は、ごはんの後や夜寝る前などに、何も考えず、歯を磨いているでしょう。

この「何も考えず」というのがポイントです。

英語学習がなぜ挫折するのかというと、

今日英語やろうかな?やめとこうかな?

「考える余地」があるからです。

考える余地があると

「今日はしんどいからやめとこう」
「今日は忙しかったしな・・・」
「明日は時間があるから、明日やろう」
「週末にやろう」

などと、無数の選択肢が浮かびます。

歯磨きのように習慣化してしまうと、「やろうかな?やめとこうかな?」と考える余地なく、何も考えずに、洗面所に向かって歯ブラシを手に取り、歯磨き粉をつけて、歯を磨く・・・という一連の行動をしていると思います。

会話したり、他のことを考えたりしながらでもできますね。

忘れることがない

歯磨きを忘れることはまずありませんよね?(泥酔していたりなどは除き 笑)

基本的には、習慣化された行動の特徴として「終わらせないと違和感がある」というものがあります。

例えば、歯磨きをしないことには気持ち悪くて夜寝られない!という感覚を持つ人は多いと思います。

人によって習慣は色々ですが、

  • 香水を付けないと家を出られない
  • 食事をした後はすぐに食器洗いをしないと気になる
  • お昼ごはんの後には必ずデザートを食べる

など、無意識のうちに習慣化していることは多いはずです。

習慣は毎日の生活の45%を占めており、私たちはふだん、何も考えずに習慣を行っています。

Duke Universityで、行われた研究によると

習慣のうち45%は、毎日同じ場所で行われているということです。

エネルギーを消費しない

いちど習慣にしてしまうと、「やらなきゃ~」って考えなくても、体が勝手に動いてその行動をやる体勢にもっていってくれます。

さっき挙げた、歯磨きの例ですね。他のことを考えながらでも、体が勝手に動いて歯磨きを終わらせてくれます。

脳は1日に3万5千回も「決断」をしているらしいですので、普通の生活をしているだけでも、脳は決断に疲れてしまっています。

「やろうかな?やめようかな?」という考える余地があるだけで、これもすでに脳にとって「疲労」につながるわけです。

「やらない」と決めたとしても、罪悪感につながったり「あー、やっていればよかったなー」と後悔したり。

なので、「何も考えず」習慣として、淡々と行うのがエネルギー効率からみてもベストなのです。

英語学習を習慣化させる具体的なやり方

習慣化するのにかかる時間

1つの行動を習慣化するのにかかる時間は、一説では1か月と言われています

さらに歯磨きのように「やらないと気持ち悪い」レベルまで持っていくには、3か月以上はかかるのではないか、というのが私の意見です。

この習慣付けがしっかり定着すると、英語学習はもう勝ったようなものです。

ここまで行くまでに挫折してしまう人がほとんどなのです。

まずは習慣化させることにフォーカスする

英語の学習を始める前に「どういう勉強をしよう・・・」ということで延々と悩んで、なかなかスタートしない人が居ますが、

「まずは勉強の習慣付け」ということを一番優先させましょう。

小さなことから始める

ここでいう「勉強」とは机に座ってやる勉強のみを指すのではなく、

  • ちょこっと単語を覚える
  • 通勤時間に英語を聞く

などでも良いです。

これはまったくイチから始める人だけではなく停滞期・マンネリ気味・一度挫折した人にも有効です。

習慣化させるのはけっこう時間がかかるので、内容は気にせず、とにかく毎日少しでも続けてみる、ということをまず始めるわけです。

こういった小さい学習については、こちらの記事に詳しく提案していますので、ぜひご参照ください。

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内容を問わず、とにかく続ける

そして内容については試行錯誤を続けます。

新しい勉強法に飛びついては、諦めて・・・というやり方を批判する人もいますが、
私はそれも基本的には良いと思っています。

だって、自分に合っている勉強法って、実際にやってみなければ絶対にわからないものです。

たとえ少しの間だったとしても、英語の勉強にはかわりなく、その間に身に付けたことは、どこかに身についているはず!

合わない勉強法をずっと続けて英語そのものが嫌になるのも、本末転倒ですし、たとえ合った勉強法でも、ずっと続けていたら飽きるものです。

飽きて、機械作業になってしまっていたら、それはそれでまた吸収度が下がってしまう。

私は、みなさんが考えるよりずっと軽やかに、色々と手を出しても良いと思ってます。

学習の内容もそうですし、いつも言うように、ながら勉強など、どのようにしたら自分の生活にうまく溶け込ませられるか、ということについても色々と試行錯誤してほしいと思います。

内容いかんより、英語の学習自体を続けることに意味があると考えてください。

環境整備をする

習慣化をスムーズに進めるには、「環境整備」が重要です。

学習を始めたら、何よりもまずこの環境整備を行ってください。

環境整備については、下記の記事に詳しく書いています!

英語を続けるコツ
英語を続けるコツは、一つだけ(モチベーションは必要なし)英語学習をなかなか継続できないと悩んでいませんか?人間の脳の仕組みを利用して、合理的にラクに英語を続けていきましょう。カナダで語学学校を10年経営、5千人以上を教えてきた私が「今度こそ英語を続ける」具体的な方法を解説します。...

まとめ

上に書いたことは英語学習以外にも、色々な「良い習慣」を身に付けていくことができるやり方でもあります。

たとえば、「食べた後はすぐに食器洗いをする」というのはとても良い習慣であり、もしこの習慣を身に付けられたら、ストレスが激減します。

また、運動などでも良いですね。

この記事で書いたポイントをおさえつつ、小さな「良い習慣」をどんどん増やしていきましょう。

ABOUT ME
Kumiko
カナダで語学学校を10年経営し、IELTS対策をはじめ、TOEIC、英文法、ビジネス英語、翻訳、通訳、英会話などさまざまなコースで指導してきました。明日香出版社よりIELTS対策本を出版予定。詳しいプロフィールはこちら
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