英語勉強法

英語学習の記録ノートの効果はすごい。記録ノートの作り方と使い方

最近はジャーナルや日記をつけたりするのが流行っていますね。

英語学習をするにあたっても、「記録」をつけることをお勧めします。

何をかくそう、私自身は記録をつけたりするのが苦手だし面倒なタイプの人間ですし、「記録なんて付けても変わらないんじゃ?」と疑っていました。

しかし、実際にやってみるとその効果を実感しているので、すべての英語学習者にお勧めしたいです。

英語は「形」がないもの。だからこそ、目に見える形で記録が必要なのです。

この記事では、記録をつけることの効果と、記録ノートの作り方・使い方について書きますね。

私は、カナダで語学学校を創設し、10年間経営。英会話、ビジネス英語、TOEIC、IELTS、英文法、翻訳、通訳などを教えてきました。またネイティブ講師、日本人講師(延べ50人以上)のトレーニングや教材開発を行ってきました。英語学習については自分自身の経験も含め、色々な方に指導・アドバイスをしてきています。

記録ノートを作る目的と効果

可視化する

「どれくらいの学習をすればどれくらい伸びるのか」ということがわからなければ、霧の中を進むようなもので、学習を進めていくのが難しいのです。

ダイエットで「どれくらい食べて運動すると何キロ減るのか」ということを指標にするのと同じです。ダイエットは少なくとも、体重や体脂肪率といった「数字」が出てくるわけですが、英語は目に見えません。

そして英語は一朝一夕に身に付くものではないため、英語学習は長期戦になります。

「目に見えない」「長期戦である」この二つの条件を備えていると、人は簡単に挫折します

挫折を防ぎ、自分がいったいどのように進んでいっているのか、少しでも明確にするためには、

①IELTS、TOEICなどの試験を受ける

②記録を付ける、グラフ化する

という二つの側面からのアプローチが必要です。

このうちの②について今回は話しています。

ダイエットと同じで、日々の数値の変化をグラフなどにすると、目に見えるので学習を続けていくうえで迷いが少なくなる、という話です。

客観的に見ることができる

「こんなにやってるのに伸びない!」

と感じることは、英語を学習しているとよく起きます。もちろん私もそうでした。

そういう時に、TOEICやIELTSなどの数字を追っているだけでは不十分です。というのも、がんばって学習を続けているのに、全然結果に表れない、スコアが上がらない、という状態になることは誰にでも起こるからです。

こういう時って、焦るし、迷いが生じますよね。私が今までやっていた学習法、間違っているのかな?と。
そういう時に、学習記録を見返してみてください。

  • 「時間を費やしているようでも、あんまり実にならなかったな」
  • 「意外にやってるな。私、えらいな」
  • 「もっとこれを変えよう」

みたいな、冷静な振り返りもできます。

学習記録を見て、ちゃんと学習を続けているな、量も十分だな、と感じるなら、これから必ず結果は出るので焦る必要はなく、続けてください。

もし意外にやってなかったな、量が減っていたな、と感じるなら、改善してみましょう。
頭で考えているだけだと、主観や思い込みが入ってしまい、これがなかなか難しいのです。

やる気が無い時や停滞期にも役立つ

やる気に満ちあふれている時には想像もできませんが、「停滞期」は必ずやってきます。

誰にでも、どんな勉強をしても。

つまり、どれだけ勉強しても「伸びない!」正確には「伸びている気がしない」という時期ですね。

これは当然で、英語力はまっすぐに伸びていくわけではなく、階段状に伸びていくからです。

そして、上で話したように、英語力自体が目に見えないものなので、たとえ伸びていたとしても、自分で実感できない。

こんな時に、毎日記録ノートを付けていると、自分の心理的な助けになります。

逆にいうと、この目的のために、日ごろからいくらやる気がない時にも記録だけはつけたほうが良いです。

英語のやる気がなくなってしまった人は、記録ノートを付けてしまうこともやめてしまう人が多いのですが、再開したくなったら、まずは記録ノートを付けることから始めましょう。

記録ノートはどう作るか

紙VSデジタル。アナログVSハイテク。どちらでも良いです!

一番ビジュアルに訴えるのは、カレンダーに〇をつけたり手帳にシールを貼ったり、という古典的な方法ですね。

もちろん文章で記録しても良いですよ。

媒体は紙である必要はなくスマホをよく使う方であればアプリなどでもOK。

とにかく自分がよくアクセスする場所やモノで管理し、毎日の学習をしっかりと「見える化」していきましょう。

記録は自分の一番続けやすい形で続けるのが重要です。例えば、スマホをよく使う人なら、スマホのアプリが良いでしょう。

個人的には、紙に書くという作業をもうしなくなって久しいので、けっこう面倒に感じてしまうため、アプリやメモに記録していくほうが好きです。

記録ノートを作るタイミング

スキマ時間とは

学習を始めた時から

記録ノートはいつから始めるのか?

それは、英語学習を始めた時から、です。

英語学習を始める時って、すごくやる気にあふれていますよね?

その期間のうちに、記録ノートをつける習慣をつけましょう。

私はいつも、英語学習を続けることができるのは「やる気やモチベーション」ではなく、「習慣」である、と言っています。

やる気やモチベーションが続くのは、せいぜい1か月が良いところ。中にはもっと短い場合も。(三日坊主、という言葉もありますしね)

ですので、やる気やモチベーションに任せて何かを継続しようとするのは危険すぎます。

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最初のうちは、習慣化させるのにやる気やモチベーションが必要なので、意識的にがんばる必要があります。その時に、英語学習そのものだけではなくて、記録ノートを付けることも習慣のうちに含めてみてください。

上で書いたように、やる気やモチベーションが切れてきて、しんどくなってきた時にも、記録ノートが必ずあなたの助けとなってくれます。

1日の中で書く時間を決める

習慣化するのに大事な要素の一つが、「時間を決める」ということです。

時間といっても、「時刻」という意味ではなく、一日のルーティンの中で、どのタイミングで書くか、ということですね。

例えば、お昼ごはんを食べた後、とか、夜寝る前、とか、お風呂に入る前、とか。

すでに習慣になっているものにくっつけることがカギです。習慣化するのがとてもやりやすくなります。

記録ノートには何を書くのか

ディクテーションの効果

学んだことを書く

毎日、どういったことをどれくらいの時間勉強したか、1分単位で記録し、
今日学んだことを書きます。

フレーズや単語でも良いですし、気づきでも良いです。

特にシャドーイングはどうしても機械作業になりやすいです。しかしシャドーイングは毎回テーマを持って気づきを得ながら取り組んでください。

そういった対策にこの記録は役に立ちますよ。

スコアを書く、グラフ化する

IELTSの勉強をしているあなたはとてもわかりやすく、本番形式の練習をしたら、そのスコアを記録してグラフ化などすると良いですね。

ただ、本番形式の練習は、毎日はやらないほうが良いです。
しかし英語の学習は毎日やってほしいのです。

そこで、スコアを記録することに加えて、上のように、毎日の学習の内容も記録してほしいと思います。

スコアだけを記録するのはやめてください。

ダイエットでいえば、体重の増減に一喜一憂するようなもので、数字だけにこだわると、客観的に見られなくなってきて焦ったり心が折れたりします。

毎日、淡々と英語学習を続けていること。その事実を心のささえにして、続けていくことができるのです。

慣れてきたら目標やTodoリストも書こう

対策で具体的にやること

記録ノートを付けることが習慣化してきたら、一歩進んでみましょう。

習慣化するまでは毎日の学習を記録することを淡々と続けてほしいですが、慣れてきたら、ちょっと視点を大きくしてみましょう。

何かを達成するときに、「ゴールを設定」し、そこから「細分化」し、どのようなステップを踏んだらそのゴールを達成できるのか、というように考えることはとても効果的だといわれています。

この方法を「バックキャスティング法」というらしいです。

そして、これを実践するには、必ず「書き出す」こと!これが大事です。頭の中でなんとなく考えているだけではあんまりはっきりしません。

私がいつも実践しているのは、iPhoneのメモ機能の中にTo doリストを作り、チェックボックスとともに「今日やること」のリストを作って、それをひとつずつこなしていく。

このチェックボックスをチェックするのが快感なんですよ(達成感ですね)。

もちろん、「今日やること」のリストは、「今週やること」のリストから、「今週やること」リストは「今月やること」リストから、「今月やること」リストは、年単位で実現したいことの「ゴール設定」から取ってきています。

「今週やること」リストと「月曜日やること」」「火曜日やること」・・・「日曜日やること」リストは、毎週日曜日の夜に作成します。

「今月やること」リストは毎月最後の週に作成します。

あなたの目標は、何ですか?

それはどのように達成できるのか、さっそく細分化することから始めてみてください。

ABOUT ME
Kumiko
Kumiko
カナダで語学学校を10年経営し、IELTS対策をはじめ、TOEIC、英文法、ビジネス英語、翻訳、通訳、英会話などさまざまなコースで指導してきました。現在はその経験を活かし、オンラインで英語独学法を発信。