英語上級者の勉強法|20年以上教える私が続ける5つの習慣
英語で日常会話はできる。試験でもある程度の点数は取れる。でも、最近は同じ表現ばかり使っていて、英語力が伸びている感じがしない。
英語上級者からは、そんな伸び悩みの相談をよく聞きます。
上級者の勉強法で大切なのは、難しい問題集を増やすことではありません。英語で新しい内容に触れ、聞いたり読んだりした表現を、自分が必要な場面で使うことです。
私も英語を教えて20年以上になりますが、英語学習は今も続けています。机に座って問題集を解くというより、海外ドラマ、YouTube、洋書、発信を生活の中に入れています。
この記事では、英語力を維持しながら、さらに表現と理解の幅を広げるために私が続けている勉強法を紹介します。中級から上級を目指している方は、最後の3ステップから読んでください。
目次
英語上級者が伸び悩みやすい理由
上級者になると、知らない単語や文法が以前ほど目立たなくなります。日常会話や仕事を英語でこなせるようになると、「何を勉強すればいいのか分からない」という状態にもなりやすいです。
学習をやめれば、使わない表現から少しずつ出てこなくなります。反対に、慣れた分野の英語だけを繰り返していても、語彙や話題の幅は広がりません。
英語上級者は、教材の難易度だけを上げるのではなく、普段なら日本語で楽しんでいる内容を英語へ置き換えると、無理なく新しい表現に触れ続けられます。
1. 海外ドラマを日本語字幕でも見る
海外ドラマを見る効果については、ビジネスチャンネルのPivotの動画で詳しく語っています。
日本語字幕付きで観る
24歳のとき、カナダに行く前は、海外ドラマは日本語字幕付きでないと観られませんでした。
カナダに行ってからは、まだNetflixも無い時代だったため、レンタルビデオ屋さんでDVDを借りてきて、英語字幕を付けて観たり、カナダのテレビには、聴力障害を持つ人のための字幕が付けられる機能が付いていたので、それで観たり。
当然、日本語字幕というのは無い状態だったので、英語字幕に頼る生活でした。
ただ、テレビでは英語字幕が付けられない時もあり、そういった時は苦戦していましたが、5年ほど経つと、日常的な内容であれば、字幕無しでも、かなり聞き取れるようになってきました。
そして、今、日本に帰ってきてNetflixなどで海外ドラマを観ているのですが、日本語字幕に逆戻りしています。笑
日本語字幕を読みながら、英語の音声を聞き取っている状態なのですが、「ほうー、こんな風に訳すのか。」ということが学べて、とても面白いです!
海外ドラマを日常的に見ることで、今でも、かなりの勢いで、英語の表現を吸収していっています。
PCでNetflixやYouTubeを観る方は、Chrome拡張機能の「Language Reactor」を使うと、2言語の字幕、辞書、字幕ごとのリピート再生などを利用できます。基本機能は無料ですが、一部は有料機能です。
- 日英同時字幕
- ワンクリックの辞書機能
- セリフのシーンにすぐ飛べる
などの機能が、YouTubeやNetflixで使えます。
2. 好きなセリフをシャドーイングする
海外ドラマを観るときは、ただ観るだけではなくて、ちょこちょこと口を動かしています。
要するに、登場人物のセリフをつかったシャドーイングです。
といっても、ガチガチに勉強と考えると続かないので、全セリフの半分くらいでしょうか。
俳優さんによって、好きなしゃべり方の人とそうでもない人が居るので、特に「こういうしゃべり方をしたいなあ」と思う人のセリフをそのまま口に出して真似しています。
ちなみに、このトレーニングは私がカナダで引きこもり生活をしてずっとやったことで英語が口からスラスラ出てくるようになった方法(下記の記事を参照)ですが、いまだにこの方法は有効だと感じてます。
3. 興味のある英語YouTubeを観る
私は家にテレビを置いておらず、YouTubeをたびたび観ています。
日本語のチャンネルも観るのですが、英語のチャンネルを観ることも多く、特にお気に入りの二つは、こちら。
どちらも、アメリカに住む専業主婦が生活の様子を発信しているVlogです。
ちなみに、「The Daily Connoisseur」を運営されているJenniferさんは、日本でもベストセラーになった「フランス人は10着しか服を持たない」という本の著者です。
自身もアメリカ人ですが、アメリカの女性たちがあまりにもカジュアルでルーズなライフスタイルになっていることを、フランスに留学へ行ったことで気づき、衝撃を受けます。
そして、本をシリーズで3冊出版し、その後、YouTubeでずっと「丁寧でエレガントな暮らし」について発信をしています。
話し方もとてもエレガントで英語が美しいので、英語学習者にもピッタリ!
本もとても面白いので、ぜひ読んでみてほしいです。
日本語版↓
英語版↓このブログの読者は、もちろん英語版で読みますよね?笑
※紹介している本は、私のアフィリエイトリンクになっています。
ちなみに、日本語でまず1度読んだ本を英語で読むと、かなりスルスルと読みやすくなるのでお勧めです。
英語の本が日本語に翻訳されたもの、日本語のものが英語に翻訳されたもの、どちらのパターンでもできますね♪
4. Kindleで洋書を多読する
洋書で多読する効果については、この動画で詳しく語っています!
Kindleで多読
おもに、ビジネス書やマインド系、自己啓発系の本を英語で読んでいます。
最近読んで面白かったのは、この本。↓
The Power of Habit: Why We Do What We Do in Life and Business (English Edition)
「習慣化をするにはどうしたら良いのか、習慣にはどういう効果があるのか」ということを書いた本です。
結局、英語をはじめとして、何かを身に付けたいときに必要なのは継続。継続するには、学習を生活の中へ無理なく組み込むことが大切だと、改めて考えさせてくれた本でした。
他のおすすめの洋書は、こちら↓
洋書をたくさん読むなら、Kindleは使いやすい選択肢です。分からない単語をその場で調べられ、次に読む本もすぐに探せます。紙の本が好きな方も、語数を増やしたい時期だけ電子書籍を併用すると便利です。
5. 英語について発信し、知識を深める
SNS発信をする
私は、ずっと英語を使ってビジネスをしてきました。
そのため、英語情報に関する、SNSをはじめとする発信は10年以上の経歴があります。
アメブロ、ブログ、Mixi、Twitter、インスタ、Facebook、YouTubeなどなど・・・やはり、SNSなどで英語に関する発信をするときは、緊張感があります。
なので、間違いが無いように、すでに知っていることでもしっかりと調べて確認してから発信をするようにしています。
そうすると、知識がさらに増強されるので、英語力のアップにつながっています。
本を書くために、知識を確認し直す
本の執筆では、知っているつもりの単語や文法も、辞書や資料に戻って細かく確認します。SNSよりもさらに「間違えられない」という緊張感があり、説明するために調べ直す過程で、自分の知識も深くなります。
『分野別×言い換え力 スピーキング攻略 IELTS単語集』や『はじめての英語シャドーイング』などを書いた経験からも、英語について人に説明することは、上級者の学び直しに役立つと感じています。
英語上級者ほどインプットを止めない
私がレベルにかかわらず大切にしている目安は、次の割合です。
毎日の時間を正確に9対1へ分ける、という意味ではありません。英語を話したり書いたりする量よりも、読んだり聞いたりする量が不足しやすいため、意識してインプットを多くするための目安です。
上級者は会話ができるので、アウトプットを増やせばさらに伸びると思いがちです。しかし、いつも使う語彙や言い回しだけで話し続けても、表現は増えません。
海外ドラマ、YouTube、洋書などから新しい言い回しを取り入れ、シャドーイングや発信で使ってみる流れを保ってください。
中級から英語上級者を目指す3ステップ
STEP1:英文法の壁を越える
読んだ英文の構造が取れない、話すと語順が崩れるという方は、英文法を一度整理します。難しい文法用語を増やすのではなく、自分が読んだり話したりする英文の中で使える状態を目指してください。

STEP2:溺れるほど多読・多聴をする
英文法を確認しながら、大量の英語を読み、聞きます。すべてを精読したり、一文ずつ聞き取ったりする必要はありません。内容を楽しみながら英語に触れる時間を増やし、知らない表現を文脈ごと蓄えていきます。
STEP3:IELTSなどで現在地を確認する
英語を使う目的が曖昧になると、得意な技能だけを続けがちです。IELTSのように4技能を測る試験を使うと、読む・聞く・書く・話すのどこが止まっているか確認できます。
留学の予定がなくても、試験結果を合否ではなく、次に取り組む技能を決めるデータとして使えます。
英語上級者の勉強法でよくある質問
英語上級者は日本語字幕を使わないほうがいいですか?
日本語字幕を使ってもかまいません。内容を楽しむ日は日本語字幕、表現を確認したい場面は英語字幕、音を確かめたい短い場面は字幕なし、というように目的で切り替えます。
上級者はアウトプットを増やすべきですか?
話す・書く機会は必要ですが、アウトプットだけを増やしても、使える語彙や表現は広がりにくいです。新しい英語を大量に読み聞きし、気になった表現を会話や発信で使ってください。
英語力が伸びないときは、もっと難しい教材を使いますか?
教材を難しくする前に、普段触れている話題や話者が偏っていないか確認します。同じジャンルのドラマ、同じニュース、同じ仕事の英語だけになっている場合は、興味の持てる別分野を英語で読んだり聞いたりしてみてください。
資格試験の点数が高ければ上級者ですか?
資格試験の点数は現在地を知る目安になりますが、英語上級者かどうかを点数だけで決める必要はありません。興味のある内容を英語で理解できるか、自分の意見を相手に合わせて説明できるか、仕事や生活で必要な英語を使えるかも確認してください。
まとめ|上級者になっても英語を生活から外さない
英語上級者になってからは、問題集を増やすより、海外ドラマ、YouTube、洋書、シャドーイング、発信を生活の中で続けるほうが、英語に触れる量を保ちやすくなります。
新しい英語をたくさん読み聞きし、必要な表現を実際に使う。インプットを中心に置きながら、自分の興味や仕事に合わせて英語の範囲を広げてください。
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