日本人学習者の中には、「リスニングが一番難しい!」と感じる方も多いでしょう。
特に、ネイティブ英語スピーカーの早口についていくのが難しく、問題を解く前に挫折してしまう……なんて経験、一度や二度ではないのではないでしょうか。
この記事では、IELTSリスニングを攻略するためのすべてをお伝えします。
試験対策からリスニングスキル全般の向上、さらには本番前の心構えまで、幅広くカバーしています。
本記事の信頼性
長編の記事なので、一度読んだだけではなかなか実践するのは難しいかもしれません。
記事をブックマークして何度も読み返し、一歩一歩着実に進めてください。
目次
IELTSリスニングの概要
IELTSリスニングは、計40問から成り、約30分の試験時間です。アカデミック・ジェネラル共通の試験となっています。
イギリス英語だけでなく、アメリカ英語をはじめ、様々なアクセントや発音を聞く能力も必要となります。
リスニングで良いスコアを取るためには、シチュエーションを理解し、正確に情報を把握する力が求められます。
そのため、どんな問題が出るのか、どう対処するのか、練習方法はどうあるべきか、すべてをしっかり理解して対策しましょう。
リスニングは全4パートで構成
IELTSリスニング試験は、4つのパートで構成されます。
日常の会話からアカデミックな講義まで、様々なシチュエーションの英語を理解する力が問われます。
PART1
日常的な社会的状況における2人の会話が提示されます。このパートでは、一般的なできごとや生活に関連した情報の理解が試されます。
PART2
一般的な状況における単独の話者(モノローグ)が提示されます。ここでは、公共の場での指示や情報を理解する能力が試されます。地図などが出てくるのもこのパートです。
PART3
アカデミックな状況における2〜4人の会話が提示されます。このパートでは、ディスカッションや意見の交換に関連した複雑な情報の理解が試されます。
PART4
アカデミックな状況における単独の話者(モノローグ)が提示されます。だいたいは、大学の講義です。ここでは、長い話や講義から具体的な情報を抽出する能力が試されます。
よく誤解している人が多いのですが、IELTSリスニングでは、ネイティブスピーカーの早口英語を完璧に理解する必要はありません。
大切なのは、短時間で重要な情報を把握し、適切なレスポンスをすることです。
さて、次は学習者がすべきリスニング対策について見ていきましょう。
IELTSリスニングで高得点を取るための基本戦略
リスニングのスコアを上げるためのやるべき対策は、合わせて4つあります。
- 問題形式別の対策
- スキル別の対策
- 単語力の強化
- 取り問題と捨て問題の見極め
この章で各項目の概要を簡単に説明し、次章から詳しく解説していきます。
① 問題形式別の対策
IELTSリスニングは、様々な問題形式で出題されます。
- 選択肢問題
- 空欄穴埋め問題
- マッチング問題
- 地図問題
- 表や図表の補完問題
これらの問題形式ごとに対策方法があります。
それぞれの問題形式によって求められるスキルを把握し、それに対応する練習を積むことが重要です。
② スキル別の強化
リスニングのスコアを上げるために必要なスキルは主に4つあります。
聞き取りスキル(リスニング力)
単語を聞き取るだけでなく、イントネーションやスピードを理解する能力も重要です。
先読みスキル
試験中には問題を読む時間があまり与えられないため、速読を鍛えることが大切です。
短時間で情報を捉えるスキル
試験では一度しか音源が流れません。そのため、一度聞いた情報を速やかに捉え、理解するスキルが求められます。
全体像を捉えるスキル
各問題の答えだけでなく、音源全体の文脈・ストーリーを理解することも大切です。
③ 単語力を鍛える
単語力は英語力の基礎であり、リスニング力向上にも重要な要素です。
一般的な単語やフレーズはもちろん、IELTSでよく出るアカデミックな単語や専門用語にも触れておくことが大切です。
「単語は知っているけど、IELTSリスニングで聞いたときにすぐに理解できない」という学習者に向けての単語の正しい覚え方を解説します。
④ 取り問題と捨て問題を見極め
IELTSリスニングでは、すべての問題が同じ得点なので、取りやすい問題から攻める戦略を取ることも有効です。
多くの学習者がOA6.0-7.0を目指しているように、満点を取るためにテストを受けるわけではないので、簡単な問題を落とさないことが重要になってきます。
ここまで大まかに説明した対策を、次の章から深掘りしていきます。
① 問題形式別の対策
この章では、IELTSリスニングの5つの問題形式に応じた、具体的な対策方法について解説します。
選択問題
選択問題は、文中の欠けている部分に最も適した単語を選ぶ問題です。
リスニングの中でも、特に難易度が高い部類に入るといっても過言ではありません。選択肢を把握し、それぞれが音声のどの部分に対応するのかを理解することが求められるからです。
「選択肢を一つ一つ見ていくべき」と考える学習者が多いですが、これでは時間が足りないんです。
また、複数の情報を一度に処理することは脳にとって大きな負荷になります。
それでは、どのように対策をすれば良いのでしょうか。
先読みで、他の選択肢と異なる箇所に下線を引く
↓
時間がない人は、先読みする選択肢を絞る
↓
キーワードに注目しながら音声を聞く
まずは、先読みの段階で、「他の選択肢と異なる箇所」に目印となる下線を引くことをおすすめします。これで、選択肢が音声のどの部分に対応しているのかがはっきりと見えてきます。
全ての選択肢を見る時間がない場合は、先読みする選択肢を絞ることが重要です。つまり「全ての問題を取ろうとしない」ことが肝心!
無理に全ての選択肢を確認しようとすると、結局どれも中途半端になり、必要な情報を逃してしまいます。
選択肢を絞ったら、それぞれの選択肢に出てくるキーワードに注目し、音声を聴きます。それぞれのキーワードが出てきたら、その選択肢に注意を向けるようにします。
以上のように、複数選択問題を解くためには、全体の流れを理解し、選択肢を適切に絞り、キーワードを把握することが求められます。
空欄穴埋め問題
文中の欠けている部分に正しい語句を書き入れるタイプの問題です。情報を把握し、正確に表現する能力が試されます。
空欄穴埋め問題は、パート1とパート4でよく見られます。
パート1
日常生活のシーンが題材となるため、比較的簡単なので、このパートでなるべくスコアを稼ぎましょう。
パート4
あるテーマについて大学の講義の内容を書き留めたノートを穴埋めする、という形式が多いです。
パート4は、他のパートとは異なり、10問すべてを一気に先読みしなければいけません。
つまり、「先読みする問題を絞ること!」が大切です。
重要そうな問題や自分が解けそうな問題を優先して先読みし、それに注力することがおすすめです。
また、音声についていけなくなったときには、全体の流れを把握することが重要になります。箇条書きなどを利用して、会話の全体像をつかみつつ、必要な情報を拾い上げます。
こうすることで、ドミノ式にすべて不正解になるのではなく、途中からでも体勢を立て直し、少しでも多く回答することができます。
空欄穴埋め問題については、こちらの記事で詳しく書いています。
マッチング問題
マッチング問題は、与えられた情報を音声の内容とマッチさせる問題形式です。全体の文脈を理解し、各部分を正しく関連付ける能力が試されます。
パート2でよく出てきますが、リスニングの中でも一筋縄ではいかないタイプの問題形式です。
「問題文を聞いてから、その都度選択肢を見ていくべきだ」と考える学習者が多いですが、それでは時間的に難しく、また、一度に多くの情報を処理しなければならないため、逆に混乱を招く可能性があります。
選択肢のキーワードに下線を引く
↓
キーワードに注目して音声を聞く
↓
問題文の情報と選択肢が一致するか確認する
まずは、選択肢全体を確認し、「他の選択肢と異なる箇所」に下線を引きます。これが問題を解くキーワードになります。
次に、音声が始まったら、キーワードに注目して、問題文の情報と選択肢の情報が一致するかどうかを確認します。
以上のように、マッチング問題に対する対策法は、全体の流れを理解し、選択肢を適切に理解し、キーワードを把握することが求められます。
表や図表の補完問題
表や図表の補完問題は、リスニングした内容に基づいて表や図表を補完する問題形式です。
視覚的な情報を理解し、適切な単語やフレーズを使用して完成させる能力が試されます。
この問題でも、他の形式と同じく、音声が始まる前の準備時間に、しっかりと図や表を見て、何について書かれてる図や表なのかを把握しておきます。
この時間を有効に活用すれば、どのような情報が必要なのか、どの部分に注目すべきなのかを事前に予想することができます。
図や表から得られる情報を最大限に活用することで、流れる音声についていくためのヒントを得ることも可能です。
この問題形式は、比較的、難易度が低い問題なので、公式問題集をしっかり解いて、慣れておくことで対応できます。
地図問題
特定の地図上で指示に従ってラベルをつける問題です。
具体的な場所や方向感覚を理解する能力が試されます。地図問題は、特にパート2でよく見られます。
音声が流れる前や流れ始めた直後に、自分のスタート地点を把握することが大切です。
スタート地点を先に把握しておくことで、音声が始まったときにすぐに情報を拾い上げることができます。
また、先読みで、街中にいるとか、建物の中にいるとか、シチュエーションを理解しておくことも有効です。シチュエーションを把握することで、より効率的に情報を拾うことができます。
方角表現や地図関連の単語やフレーズを暗記しておくと、音声が進んでも情報を落とさずについていくことが可能になります。
- Turn right – 右に曲がる
- Turn left – 左に曲がる
- Go straight – まっすぐ進む
- Take the second left – 2つ目の左に曲がる
- At the corner – 角で
- At the end of the street – 通りの最後で
- Across from – ~の向かい側
- Next to – ~の隣
- Behind – ~の後ろ
- In front of – ~の前
- Near – ~の近く
- Far from – ~から遠い
- On the right side – 右側に
- On the left side – 左側に
- Opposite to – ~の反対側に
地図や方角に関する基本のフレーズを15個リストアップしたので、ご参照ください。
私のIELTSオンライン講座では、問題別にさらに詳しく学ぶことができます。
② リスニングスキル別の強化法
この章では、IELTSリスニングで必要とされるスキルを強化する方法について詳しく見ていきましょう。
- 聞き取りスキル
- 先読みスキル
- 短時間で情報を捉えるスキル
- 全体像を捉えるスキル
特に、これら4つのスキルに焦点を当てます。
1. 聞き取りスキル(リスニング力)
※Pivotで、海外ドラマ(多聴)でリスニング力を上げる方法を紹介した動画
次に「聞き取りスキル」です。いわゆるリスニング力ということですね。
聞き取りスキルを強化するためには、英語音声を繰り返し聞くことが大切です。何度も同じ音源を聞くことで、徐々に聞き取れるフレーズが増えていきます。
また、音源を聞きながら同時にスクリプトを追って読むのも効果的です。
「目で見たらわかるけど耳だと聞き取れない」というのは、よくあるリスニング問題のひとつ
目と耳で英語を大量に同時摂取することで、目と耳の乖離が少なくなってきます
スクリプト(台本)や英語字幕を見ながら聞くのが良いです
便利なサイトを集めてみました pic.twitter.com/c6JXQlWGJa
— Kumiko|英語学習を高速化する人 (@IELTS_expert) December 5, 2023
聞き取りたい単語やフレーズがどのような音になっているのかを具体的に理解できます。
詳しいリスニング力の伸ばし方については、こちらをどうぞ。
2. 先読みのスキル
IELTSリスニングでは、情報を即座に処理し、理解するだけでなく、その前にどの情報に耳を傾けるべきかを予測する力も求められます。
これが「先読みのスキル」です。
しかし、限られた時間内で必要な情報をすべてキャッチするのは難しいんですよね。
優先すべきは、問題文をしっかり読む時間を確保すること!
試験開始直後、音源が流れる前の「準備時間」を最大限に利用しましょう。
この時間に問題文を読み、何が求められているのか、どのような情報を音声から拾うべきなのかを予測します。その上で、問題文に出てくるキーワードを見つけ、それが聞こえてきたら特に注意するようにしましょう。
例えば、人名、場所名、時間、数値などは重要なポイントになることが多いです。
また、問題文の文脈から、リスニングでどのような話題が出るかを予想するのも一つのテクニックです。これは具体的な情報だけでなく、話の全体像を理解するのにも役立ちます。
実際の試験だけでなく、日々の練習から先読みスキルを鍛えることが重要です。
こちらの記事で問題別の先読みのやり方を解説しています。
3. 短時間で情報を捉えるスキル
IELTSリスニングでは、短い時間で具体的な情報を掴むことが求められます。
このスキルを強化するためには、スピーディーに情報を把握する練習をします。
具体的には、短いニュース記事を読み、すぐにその要点をまとめる練習が効果的です。
また、重要なポイントを視覚的に目立つようにメモすることもおすすめです。例えば、人名や場所名、日付などはマーカーで強調し、すぐに目に飛び込むようにします。
4. 全体像を捉えるスキル
単語のレベルだけでなく、全体の流れを理解することが重要です。
全体像を捉えるためには、ストーリーを頭に描くことが大切です。
具体的には、聞き取った情報を基に、誰が、何を、どのように話しているのか、全体の構造を理解しましょう。
一つ一つの問題に集中しすぎて、全体像を見失わないように、注意が必要です。
こちらも、英語音声を聞いたものを要約としてまとめる、というのが有効なトレーニング法です。
全体像を掴むことが苦手で、リスニングのスコアが伸びない人は、こちらの記事も参考にしてください。
③ 単語力を鍛える
IELTS全般に言えることですが、リスニングで高得点を取るためには、単語力の強化が不可欠です。
しかし、「単語は知っているけど、聞いたときにすぐに理解できない」という学習者が多いですよね。
そのような学習者のために、ここでは単語力を鍛える方法を解説します。
オリジナルの単語帳を作る
自分の手で単語帳を作ると、単語の意味だけでなく、その使われ方や例文も一緒に覚えることができます。
また、IELTSリスニングやリーディングの問題文で出てきて、わからなかった単語を書き留めて覚えていくことで、既存の単語集を機械的に覚えていくよりも記憶に残りやすいです。
下の記事で、オリジナル単語帳の作り方を紹介しています。
IELTS頻出の単語集を使う
単語は、やはりIELTSによく出る単語を優先して覚えていったほうが効率が良いです。
そのためには、上の章のように、オリジナル単語集を使うのもその一つ。実際にリスニングに出た単語であれば、これからも出る可能性が高いですね。
市販のIELTS単語集を使っても良いのですが、単語数が多すぎて、不必要な単語がたくさん入っている可能性が高いです。
そこで、私の7日間メール講座(無料)に登録いただいた方に特典として、IELTS頻出の単語集をお配りしています。
ぜひ、このIELTS頻出単語集を活用してみてくださいね。
何度も反復する
単語を一度学んだだけでは定着しません。
「新しく学んだ単語をすぐに忘れてしまう」という学習者が多いのですが、1度覚えたくらいでは、忘れてしまうのが当然といえます。
定着させるためには、反復学習が必要です。
同じ単語を何度も読み、書き、使うことで記憶に定着させましょう。
単語アプリを使う
単語を覚えることが苦手な人は、単語学習に特化したアプリを試してみてください。
私のおすすめは、WordHolicです!
暗記カードを作って、効率的に英単語を暗記したいけど、そもそも作るのがめんどくさい人は、WordHolicを使うといいです。手書きよりサクサク作れます。音声読み上げの単語アプリは色々あるけど、個人的には1番簡単に作れるんじゃないかと思います。
さらに手間を高速化したい人は、… pic.twitter.com/uTpT8vn710
— Kumiko|英語学習を高速化する人 (@IELTS_expert) February 7, 2024
スマホで暗記カードが使えて、音声読み上げもあるので、通勤時間などの隙間時間にサクサク単語を覚えられます。
注意点としては、必ず例文で使い方もきちんと把握すること!単語の意味だけ覚えても、実際に使えないと、IELTSでは通用しません。
多聴と多読をする
私の指導法では、とにかく多読、多聴をよくお勧めしています。
英語の本を多く読んだり、英語の音声をたくさん聞いたりすることで、自然と単語力は向上しますし、単語の意味だけでなく、その単語がどのような文脈で使われるのかを理解することもできます。
日本で普通にOLをしていた私。帰国子女でもないし早期教育も受けてない。それが翻訳や通訳をしたり、英語を人に教えたり、語学学校を設立したりできるようになったのは、ひとえに多読・多聴のおかげ。引きこもってひたすら地味に英語を読んだり聞いたりしていた。それだけで英語の高い壁を越えられた。
— Kumiko|英語学習を高速化する人 (@IELTS_expert) November 15, 2022
単語だけではなく、英語力全般に効いてきますよ。
やはり、英語力を上げるためには、たくさん英語をインプットすることが、遠いようで一番の近道だと考えています。
④ 取り問題と捨て問題を見極める
IELTSリスニングにおけるスコアアップの一つのカギとなるのが、「取り問題」と「捨て問題」を見極めること!
問題を解いた後は「なぜ自分はこれを間違えたか?」を分析するべきと、講座生にも、いつも言っています。
そして、「この問題は取る問題か、捨て問題か?」ということも検証しましょう!
これを読んでいる多くの人は、満点を目指しているのではないですよね?
全ての問題に平等に時間とエネルギーを割くのではなく、自分の得意な問題に焦点を当て、苦手な問題は適切にスキップしましょう。
つまり、模擬試験を解き、何が得意で何が苦手か、自分自身をよく知ることが大切です。
時間がかかりそうな「捨て問題」は、それに固執せずスキップすることで、時間を有効活用でき、結果スコアアップに繋がります。
自己分析を深め、試験戦略を練磨していきましょう。
初心者がIELTSリスニングを伸ばす方法
IELTSリスニングの勉強を始めたけど、ぜんぜん英語が聞き取れなくて「何から勉強していいのか?」と混乱している人もいると思います。
そう言う人は、一歩づつ着実に、順序通りに対策を進めていきましょう。
下の記事で、その方法を7ステップで解説しています。
長期的な学習計画の立て方
英語力の向上は長期戦です。英語力は一日にしてならず。
一定の目標を設定し、それに向けた学習計画を立てることが大切です。ですが、計画は立てただけでは意味がありません。
自分自身でそれを実行し、結果を見つつ、必要に応じて修正していくことが重要です。
こちらの記事は、当サイトの中でも非常に人気の記事です。学習計画を立てるのに、ご参考になさってください。
原因別の対策
IELTSリスニングでスコアを取れない原因は、本当に様々です。
一概に「英語耳が無いんだ」「イギリス英語のせいだ」と言うことはできませんよ!
本番試験前の準備
テスト直前の対策
「試験直前に焦って勉強する」という学習者が多いですが、これらはおすすめできません。
単語に関しては、試験直前でも学ぶことがありますが、リスニング力を鍛えるには時間が足りません。
なので、少し時間に余裕がある場合は、海外ドラマや映画を視聴して「英語脳に切り替える!」ことを意識しましょう。
実際の試験での注意点
試験中にパニックにならないよう、時間管理に注意しましょう。
IELTSリスニングのようなタイムプレッシャーのある試験では、一問一答で進めるのではなく、全体の流れを見失わないような対策が必要です。
また、「一つの問題にこだわりすぎて、全体のペースを乱す」という学習者が多いです。難しい問題に遭遇したときは、一度スキップして先に進む勇気も必要です。
「前のめりの姿勢」を常にキープするだけで、スコアは安定することが多いです。
IELTSリスニング対策の成功への道
この記事では、IELTSリスニング対策を4つ説明しました。
- 問題形式別の対策
- スキル別の対策
- 単語力の強化
- 取り問題と捨て問題の見極め
スコアを伸ばしたいなら、どの項目が弱いのかを自己分析して、足りない部分を集中して伸ばしましょう。
私のIELTSオンライン講座では、添削付きで、さらに詳しく解説しています。
現在は満席のため、空きがで次第、IELTSメール講座(無料)の登録者限定で、募集しています。
「独学でIELTSの目標スコアを取る方法」では、IELTSを「独学で」勉強して結果を出す方法を具体的に解説しております。
独学のスタートにぜひどうぞ!