IELTSスピーキングの一番のコツを、今日は伝授します。笑
スピーキングの添削をしていると、「ぶつ切り」の話し方をしている方が割とたくさん居ます。
なかなか自覚しづらいのですが、ぜひ録音などして自分の話している「音」に注目してみてください。
ぶつ切りというのは、一言話しては、止め、また話し出しては止め、と、間に沈黙が多くなってしまう話し方のことです。
これを改善するだけで、今5.0や5.5や6.0の人が6.5を取ることはカンタンにできます。
逆に、文法が正しくて難しい単語を使っていても、ぶつ切りの話し方だと6.5を取ることはできません。これは断言できます。
「ぶつ切り」の話し方には、ズバリ2つの要因があります。
- リンキング
- なかなか言葉が出てこない
この二つの詳細と対処法について詳しく書いていきますね。
リンキング

一つは、リンキングです。
日本語と英語を「音」「音楽」のように聞いたとき、かなり音の流れが違うと感じませんか?
日本語は、話している時も句読点がわかるような、句切れがあるのが特徴ですし、それが一番聞き取りやすい話し方と言われるでしょう。
しかし、英語はぶつ切りにすると不自然かつ聞き取りにくいと感じられてしまいます。
リンキングについて詳しくは、こちらの記事に書いています。トレーニング法も書いていますよ。

なかなか言葉が出てこない
スピーキングでぶつ切りになってしまう、言葉がなかなか浮かんでこないことが原因の場合は下記の3つのことが必要です。
①ネタを仕込んでおく
②「カタマリ」の表現をストックする
③文法を意識しない
詳しく書いていきます!
ネタを仕込んでおく

台本を作るところまでやらなくても良く、「このお題が出たら○○について話す」(例:場所について話す場合はハワイ)ということについて一通り作っておきましょう。
こちらの記事に詳しく書いています。

「カタマリ」の表現をストックする

模範解答や海外ドラマなど何でも良いのですが、表現をカタマリでストックしていきましょう。
例えば、
“ I went on a trip to Hawaii.” (ハワイへ行った)
などという表現があったら、ハワイの部分だけ変えたりwentの時制を変えて
“I’m going on a trip to Hokkaido”(北海道に行く予定だ)
などと言うことができますね。
この”go on a trip to 場所“のように、決まった言い回しを覚えておくと、少しずつ流れるような音を作っていくことができます。
もちろんそれを覚える際はリンキングを意識しましょう。
カタカナで表記するなら、「ゴー、オン、ァ、トリップ」ではなく、「ゴーオンナトリップ」となりますね。
ストックしていくのは、アプリでも紙のノートでもOK。
「フレーズ集ノート」とでも呼んでおきましょう。
もちろん、いつも言っているように反復が大事なので、何度も見返してくださいね。
「反復が大事」については下記の記事にも書いています。

文法を意識しない

「英語の試験だ」と思うと、多くの人が意識してしまうのが
正しく話そうとすること
です。
まぁ、気持ちはわかります。
しかし、文法を正しく話すのは、一番最後の段階だと思ってください。
つまり、他のこと(流暢性、発音、語彙)が出来てから初めて、取り掛かるということです。
その理由は、流暢性と文法の正しさは相反するものであり、文法を意識すればするほど、すらすら話せないようになること。そして、IELTSスピーキングは「流暢性」を一番重視する試験なので、流暢性と文法のどちらを取る、となると、絶対に流暢性を取るべきなのです・・・!
ぶつ切りを克服するだけで、文法は正しくなくても6.5が取れるのです。
難しいかもしれませんが、とにかく、文法は正しくしようとしないこと。
間違っても訂正しないこと。
これが大事です。
その他のスピーキング参考記事

独学でスピーキングを伸ばすトレーニング法をまとめた記事はこちら。

IELTS独特の質問にうまく対処する方法を書いた記事です。


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